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from: 花散里さん

2020年01月22日 10時36分41秒

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リッポン本 「話題の人物編」

リッポン本には、スケオタ達に名前をよく知られたコーチや選手とのエピソードも語られている。全体からすると量的には、そんなに多くはないのだが、スケオタツイ

リッポン本には、スケオタ達に名前をよく知られたコーチや選手とのエピソードも語られている。全体からすると量的には、そんなに多くはないのだが、スケオタツイ界隈では、その部分だけが話題になったりもしている。
本を読んだ人の個人的感想だけを漏れ聞いて、その前後に想像を膨らませて、誤解している人もいるかも?
なので前後含めて訳してみたいと思います。

今訳し始めてますが、のろのろペースで(;^_^A
区切りの良いところまで訳し終わり次第貼り付けていきますね
(*^-^*)

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from: 花散里さん

2020年02月24日 11時15分35秒

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≪ モロゾフ編  高橋大輔もちょこっと登場≫

≪それまでの経緯、アダムくんは15歳の時にはソフィアという女性のロシア人コーチの元に住み込んで指導を受けていました。アダムくんがUSFSからHP(high-performanceの略)キャンプに召集されるようなレベルになったのを機に、ソフィーは、自分にはこれ以上引き上げられないから、もっと力のある別のコーチを探すようにと勧め、ソフィーは身を引く形となります。≫

P53の17行目~P56の5行目

 僕は当時のメジャーなスケーター達の多くが使っているリンクに行った。僕はコーチや何かを惹きつけようとしていたのではなく、リンクの感触を掴もうとしていただけだった。そこに競技会で見たことのある年配のコーチの一人が、僕の所に来て君のコーチはどこにいるんだい?と尋ねた。「ああ、もう彼女とは一緒に練習してないんだ」と言った。

少し後に彼はまたやって来て、そのリンクにいる別のコーチのことを僕に話した。その人が過去に教えた中には二人の世界チャンピオンがいて、2006年のオリンピック金メダリストのコーチをしていて、僕に、彼のスケーター達がトレーニングしているアイスリンクに来て彼にスケートをしてみせてくれとのことだった。僕はそうした。それがトライアウトで、ちょっと勧誘があった。彼の名前はニコライで、彼の元で指導を受けることに同意した。もしこの有名なコーチが少しでも僕に興味を示してくれたのなら、その機会を掴まない手はない。フルタイムで2ケ月以内に荷造りをしてハッケンサックに引っ越した。(ビリー・ジョエルの歌「Movin' Out」には、"Who needs a house out in Hackensack? Is that all you get for your money?"誰がハッケンサック郊外の家なんて欲しがるんだ、そんなものに金を使うのか?という歌詞がある。あのハッケンサックだよ)

 ニコライと一緒にトレーニングし始めて短期で僕は劇的に良くなった。彼はソフィアとは全く異なるコーチで僕は犬のように訓練された。以前は、僕は朝に数時間スケートをして午後に数時間スケートをしていた。それが今では、まるで仕事のように朝の8時からぶっ通しで夕方の6時まで、スケートをしていた。それは僕の仕事だった。

試合での順位は急激に上がり、僕の人生の中でこの上なくエキサイティングな時代の一つだったよ。毎晩ベッドに入る時には、朝になってリンクに行くのが待ちきれない程だった。「素晴らしい!明日が楽しみだ。僕は今夢の世界に暮らしているんだ」って感じ。ぼくは自分のスケートで何か素晴らしいことを成し遂げられると考えるようになった。ペンシルバニアのピッツトンのアイスボックス出身の小さなアダム・リッポンが、毎日チャンピオン達と同じ氷の上でトレーニングしていた。それまでの経験の中では、何時もリンクに居られることも、そこでは自分が一番下手なことも初めてのことだった。それは僕のモチベーションを上げ、僕に自分を向上させたいと熱望させた。

ニコライのところで訓練するようになってからの最初の数ヶ月は、ぼくはまだ母と一緒に家に住んでいたから滅茶苦茶な毎日だった。僕は早朝に起きて、兄弟全員分のランチを作り、母が彼らを学校に行かせるのを手伝い、それから母と車でリンクに向かう。母はリンクから仕事の為の電話をし、僕の練習が終わると家まで途中休憩無しに車を運転した。母がどうやって毎日をやり繰りをしていたのか分からないよ。でも彼女はそれをやってのけた。毎晩家族との夕食が彼女の一日のゴールだったんだ。最初の数ヶ月間のニュージャージーと家との行ったり来たりを僕達はやり遂げた。

最終的に、ニコライは他所の町からの生徒を宿泊させる為にキープしているアパートメントに僕を移らせたので、母が毎日車で送り届ける必要はなくなった。アパートはリンクからそれ程遠くはなかった。

当時、ニコライは、日本の高橋大輔という世界選手権銀メダリストのコーチもしていて、彼もそこに住んでいた。彼はあまり英語を話さなかったが、僕達はいつも近くに座って日本のアニメを見たんだ。僕はただそこに座って、何が起きてるのか分からない漫画をじっと見つめていた。「ああ、僕はルームメイトの高橋大輔とアニメを見ているんだ。それだけ、大した事じゃない」自分をつねってみる必要があると感じる瞬間だった。
彼が街に居ない時には、彼は自分の自転車を僕に貸してくれたんだけど、僕はそれを繁みに突っ込ませてしまったんだ。何故彼の自転車がひっかき傷だらけなのかを彼に説明しなければならなかったし、また僕の腕もひっかき傷だらけだったから数日間長袖を着ていなければならなかった。

アパートの住人達が僕のことをまだよく知らない時、彼らに度々「ニコライは何時戻ってくるの」と質問された。僕は分からないと答えた。彼らはニコライが家賃を滞納してると文句を言った。

彼が請求書を支払ったか否かに関わらず、彼は僕に対して彼の務めを果たしてくれた。競技会での僕の順位は飛躍的に上がった。前年の全米選手権(Jr)6位から、翌年には参加した全ての競技会で勝って、ジュニアレベルでは最も重要な大会の一つであるジュニアグランプリファイナルで優勝。全米ジュニア選手権で優勝。ジュニア世界選手権で優勝。僕はそれまでにはジュニア世界選手権のチームに入ったこともそこに近づいたことさえ無かったのにだよ。

その当時僕はジュニアの競争では他の誰とも異なっていて、まるで大人の様にスケーティングしていたんだ。僕は他のジュニア達と同じジャンプを飛んでいたし、技術面で飛び抜けていたわけじゃなかったが、インタープリテーション(音楽表現)が並外れていた。そしてスケーティングの質は充分なレベルに達していた。そのシーズンを通して、小さなミスがたった一度あっただけだったんだ。それで僕より難しいことをしようと試みる人達を僕は容易く打ち破ることができたんだ。何故なら当時はより綺麗にすべることが全てだったからだ。(僕が今のジュニア選手でないことを神に感謝するよ。彼らのプログラムは、僕がオリンピックで滑ったのよりも難度が高いんだよ)

僕は初めて現実的にオリンピックに行きたいと考えるようになった。ジュニアグランプリで勝った時、僕は自分自身についてこう思った。「僕はその夢を現実にできるだろう。他の人もそうだったんだ。これはオリンピックにいくような人達が通ってきたステップなんだ」と。ゴールがこれまで以上に明確になったんだ。
「ミッション・インポッシブル」(不可能なミッション)だったものが、今や僕は「ミッション・ポッシブル」(可能なミッション)にしていた。僕はジュニアフィギュアスケーティングのトム・クルーズだった。

数か月間一緒に練習してきたニコライとは、氷の上でかつてのように多くの時間を過ごす必要はなかった。何故なら僕は自分に必要なことは全て自分自身で行えたからだ。僕が充分に自分で出来るようになっていて良かったよ。何故ならニコライは彼の生徒達と一緒により多く更に多くを日本で過ごすようになりだして、ニュージャージーのリンクで僕をみる時間はあまりなかったからね。

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from: 花散里さん

2020年02月24日 11時49分58秒

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P57の下から3行め~P60の上から2行目め

 僕がスケートに集中していることを母が監視しようとし続けてる間、ニコライはあらゆる面でクレイジーだった。

 動機付けと心を操る事のとの間には適切なラインってのがあるよね、時に彼は行き過ぎるように思われた。

 例えば、彼の元に居た20歳のくらいの一人の女性スケーターの場合、彼女には本当に気分にムラがあった。彼は彼女とデートし始めた。彼女があまりよくスケートをしない時、彼は彼女と喧嘩別れをするんだ。そう僕は感じてた。すると彼女は「彼を振り向かせてやる」って気持ちになって再び上手くスケートし始める。そうすると彼はよりを戻すんだ。けれども、彼が何をしたにせよ、この女性は本当に上達した。それはもう目に見えて。それが彼の仕事だった。

 彼は僕に対しては無礼なことは決してせずに、より希望を持たせて元気づけるやり方を用いた。時々彼は、僕をおだてあげて完璧だって言う。それでなんでもできるような気になって、リンクへ出て行くと、パーフェクトな演技ができるんだ。すると彼は「君がそうなるってわたしには分かってたよ」って風なんだ。それはそれで充分に価値があるよね。彼にはとても強いパワーがあったので、もし僕がちょっと彼の水晶玉を覗き込めば、彼の言うことは何でも信じただろう。

 それだけではなく、ニコライには滅茶苦茶な部分もたくさんあった。初めて僕達が一緒に世界的な競技会に行った時、彼は髪をきちんとバックに流して、デザイナースーツに身を包んで現れ、まるでジェイムズ・ボンドのように見えた。でもその彼が前日の夜酔っ払ってホテルの壁に小便をしているのを見たと、後から母に聞かされた。彼がそれをどのように始末したのかはわからないけれど、彼にはいつものことだった。

 ニコライが全員に日曜の午後にスケートするように言わたしたことがあって、それはちょっと変わっていた。普段、母は平日のスケートの為に僕を日曜の夜に車で送ってきてくれていたが、この大事な集まりの為に早い時間に僕を車で送って来て、僕の練習を見ていくことにした。母が毎日僕を送り迎えしていた最初の頃そうしていたようにね。

ニコライは、自分が指定した集合時間から一時間たっても現れなかった。僕達は皆彼と練習する為にそこに居るのに、コーチの彼が現れるのを待って、ただスケートをし続けているだけだった。ついに彼が正装してリンクに入ってきた。正装でってのはちょっとおかしいよね。彼のシャツが乾いたゲロで覆われているのを見た時、僕達全員、彼がこれまでどうしていたのか、分かってしまった。

彼は一日中呑んでいたんだ!彼は遅い朝食をとりにいって少なくとも2本のシャンパンを呑み続けて、吐いて、乾いたゲロをシャツに付けたまま登場し、何事もなかったかのように僕達を教え始めたんだ。

それから彼が僕のママのおっぱいを掴んだ時、(文字通り)それが彼の命取りになった。まあ、彼が実際にママのおっぱいを掴もうとしたのか、もしかして、彼は腕を掴もうとしてあやまって手がおっぱいにいっちゃったのか、僕には分からないけれど、どちらにしても彼の手がおっぱいを掴んでた。母は彼の性的な悪ふざけを思い悩んだりはしなかったけれど、僕達がその日リンクを去った時には、明らかに憤慨していた。その理由を彼女は僕に話したがらなかったが、僕が強いて問い詰めたので、ついには何が起きたのかを僕に話した。

翌週いっぱい練習中僕が彼に対して冷たい態度を取り続けていたので、しまいには彼が尋ねてきた。「君に何か悪い事をしたかい?」
僕は彼が母にしたことを彼に話したが、彼は全く覚えていなかった。「あなたが僕に意地悪をしようがポンコツよばわりしようが構わないさ、でも、僕の母に触ったり、彼女を悪く言ったりするのは許さないからな」彼は後悔し、母に電話して謝った。彼は天才コーチだから、しばしば彼の悪い態度も許されていたのだと思う。でも、もし彼が僕のママのおっぱいを掴もうとすれば、僕は彼に後悔させてやるんだ。

こんなことがあった。彼はチームの皆を日本食レストランに連れていって、一晩中日本酒を呑んでいた。僕達の食事が終わった時、彼が言った。「スケーター全員の家まで俺が運転してってやる」彼は既に用を足す為にトイレに立つことすらできなくなってたのに、僕達全員を無傷で家に送り届けるなんてできるわけがない。
幸い僕達のうちの一人のエージェントがそこにいて、彼が言った「やっぱり、わたしが君らを家まで送ろう。居合わせたんだしね」

ニコライと彼の友達は、これがまた同様にクズなんだけど、僕達が去った後に自分達の車で帰った。彼らが家についたのは、結局もっと遅くなってしまった。ニコライは警察に連れていかれてなんとか逃げて来たと言った。それが本当がどうかは、分からないが、僕が若い頃に目撃した最大のスキャンダルであることは確かだ。

母が僕を過剰に監視していたとしても不思議ではない。- 僕がクレイジーな人(の世話になっていて)と付き合っていることを知っていたからね。

《感想の後後編に続く、明日感想を添えて貼り付け予定》

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