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  • from: あきらめてんさん

    2019年07月20日 17時13分21秒

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    老後の椅子取りゲーム⑭

    「ご案内しますので、こちらへどうぞ。」
    信二郎は中央のステージ横へ案内された。背の高い男前の人物の周りを数人が囲むようにして話を聞いていた。しばらく様子を見ていた。すると、小太りの中小企業の社長らしい風貌の男が質問をした。
    「発電装置と健康器具を合体させたシステムですか。まあ、発想はおもしろいです。しかしですよ、自転車のリム発電を、揚水発電にしたということですが、自転車を、こいでですな、屋根に揚げられる水の量なんか知れたものじゃないですか。また、そんなもので発電できる電力量なんて僅かなものでしょう。確かに力を入れて、ペダルを回さないと水が屋根まで上がりませんから、運動になるといえば、なるでしょうが、無理があると思いますな。」
    この会話を傍で聞いていた信二郎も同感であった。ちょっと子供じみている。小太りの男が去って、人の輪がとけた。
    「この方も、先生の説明を聞きたいと思っておられるのです。」
    先生と呼ばれた人物と信二郎は向き合ってしまった。背丈のある目鼻立ちのいい人物が信二郎を優しい目線で見降ろしていた。
    「私は事業をしているわけではありませんので誤解のないようにお願いいたします。興味があるわけではないのですが、説明だけでも、お聞きしたいと思いまして。」
    正直言って、何かを求めているわけではない。信二郎の素直な気持ちであった。
    「ありがとうございます。原理が単純なものですから、なかなか信用してもらえないのですよ。あのう、なんでしたら、私の実験場へ来ていただければ、納得してもらえると思います。いかがでしょうか。私の発案を事業化するプロジェクトにご参加していただけたら、嬉しいのですが。今は、ご協力者を募集しているのです。」

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