私の降りる駅は学校が多いのだけど
登校時間ともなると
エスカレータの左側のみに、ずらっと長い列ができる。
右側は上る人のために空けなかればいけないから(※）
ずっとずっと並んでいる。

試しにがら空きのエスカレータ右側を上って階数を数えてみる。

２４段。

時間があったので次に一度おりて階段を上って見る。

４０段。

つまり１６段をケチりたい人のために
圧倒的使用比率の低い右側は空いている。
（正確にはエレベータと階段は１段あたりの高さが違うので
１６段より負担差はもっと小さいと思うけど）
２〜４歳くらいの子供を連れているときも
手をつないで立つ事は許されない。

これって本当に必要なことなのだろうか？
もし子供の手をとって一列に並ぼうものなら
通行者は
「常識知らず！」の目で見ることはあっても
「本当にすみませんが通していただけないでしょうか？」
という謙虚な気持ちはないだろう。

エスカレータの端にある
大人と子供がしっかり手をつないでいる絵は
もはやメーカや鉄道会社側のエクスキューズのための
儀礼的なものになっている。

多分、右側を空けることは必要という意見の方が多いだろうけど
でも、なんとなく釈然としないものを感じてしまうのは
私だけなのだろうか。


※関西では左空けがルールですが関東では右側空けがルールです。