「Re:【BOOK】ＳＡＮ値でなくＰＯＷ値が減っていく･･････ 」
まぁあざと過ぎるのは確かに敬遠したくなりますよね。と言う訳でゾイド話は今回は無し。最近読んだ本の感想行きますね。

　砂漠の獅子　ドイツ軍4号戦車1942
原作中里融司　作画かたやままこと
　「豹と狼」に続くガチンコ戦車マンガ第二段。豹とが良かったので期待して買ったのだが、完結前に中里先生が病死してしまったため今一つ尻すぼみな印象。敵が補給線を絶たれた為に撤退というのは戦略的には正しいのだろうがマンガとしてはどうなんだろう。前作ラストで強敵相手に一か八かのゼロ距離射撃に賭けたのとは大違いである。
　というか砲等ごと付け替えるのは変身とは言わないと思う。

　マーメイドヘブン
長谷川祐一
　ブックオフオンラインで検索して作者買いした。これの前買った「メドゥーサブレード」といい氏の作品は風呂敷の畳み方が実に上手いと思う。それでいて次の冒険に繋がりそうなネタがちらほらしているのだから堪らない。奥付に2005年と有るので続きが有るなら発売してそうだが見つからないので駄目だったのだろう。残念だ。

　這いよれ！　ニャル子さん
逢空万太　イラスト狐印
　何度か引き合いに出しているだが、正式に紹介するのは初めてか。名門校云々と同じくクトゥルー者だがノリがかなり違う。露出度は確かに高いものの、中身が邪神・・・というか「駄目だこいつら、早く何とかしないと」な連中ばかりなので一向に艶めいた気分にはならない。後平成ライダーネタが多量に混入されている。荒ぶるシャンタク鳥のポーズ！

　深山さんちのベルテイン
逢空万太　イラスト七
　同じ作者が立ち上げた新シリーズでメイド物。ベルテインは生活能力が欠如したマッドな母親が、「息子の女装癖を直す為」「家事をさせる為」「ついでに筆卸をさせる為」に作り上げた三頭身メイドロボである！！　もうどこから突っ込んで良いやらな面子が4から十数ページの掌編でどたばたを繰り広げるSAN値ならぬ頭の皴が抜けていくような話。

　影執事の手違い
手島史詞　CONTA
　主人公が執事なものの職場の関係上メイドが割と出てくるので紹介。NOVOさんが嫌いな「スペシャルな主人公」に当たると思われるが制約がはっきりしている事と、能力で得た物以上に運の無さにより経済的に追い詰められているのであんまり最強オリシュな匂いはしない。

　こんな所でしょうか。紹介した中で琴線に触れるものが有れば嬉しいんですが。以上最近ゾイド系燃料が無く仕事が忙しいので顔を見せない堀田功志でした。