何か最近は気温は低いが，湿度が高く蒸し暑い日が
続いています。秋へのバトンタッチと思えばよいのかもしれません。

　２０２０年に東京でオリンピックが開催することが決まりました。
これには賛否両論が展開されています。物事には功罪半ばするのが
通常ですから,個々のことに囚われずに全体から決定したことを
前提に考える事が必要に思います。

　当方は良い悪いは別にして，このイベントが日本や国民にとつて
どうすれば最良の恩恵を及ぼすかを考える事が必要不可欠と
考えます。経済的恩恵は３兆円～１６０兆円と予測は大幅に開いて
いますが，この恩恵をまず国内的な日本の財政再建や技術開発等に
対外的には留学生受け入れや，日本の文化発信等に活用するべきと
思います。具体的項目は別途に譲ります。

　五輪に使う資金を待機児童の解消やセーフテイネツトの構築等の
喫緊の課題解決に使うべきで,オリンピックは無駄な長物と批判する
意見もあると思います。このように功罪半ばするようなことには，賛成は
６割で事足りると思います。ハードルを高くすると何も決まりませんし，
何も実行できない事のほうがマイナスとなると考えることが必要です。


　悟りといふ事は,　如何なる場合にも平気で死ぬる事かと

　思つて居たのは間違いで，

　悟りといふ事は,如何なる場合にも平気で生きて居る事であつた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正岡　子規