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from: オルト(株)のスタッフさん
2025/09/01 09:46:05
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オルトの栄養クイズ 第20回 ポリフェノール
私たちが働いているオルトでは月曜日の朝会で、楽しく栄養クイズをしています。皆様にも楽しんで貰えたら嬉しいです。
今日は、ポリフェノールの話をしたいと思います。ポリフェノールは沢山の種類があります。ブルーベリーのアントシアニン、大豆のイソフラボン、玉ねぎのケルセチン、ウコンのクルクミンなど一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
赤ワインのポリフェノールも有名ですよね。赤ワインのポリフェノールは熟成していくと、瓶の底に澱として沈殿します。渋みのポリフェノールが折り重なって結合して高分子になって水に溶けなくなるので渋みが減って美味しくなります。年代物の赤ワインが高価なのは、渋みのポリフェノールが適度に減って複雑な味わいになるからと言われています。
渋柿も不味いですが、干し柿にするとタンニンが重なりあい高分子になり水に溶けなくなるので渋みが無くなり美味しくなります。
お茶のカテキンも、ウーロン茶や紅茶のように発酵することで、折り重なって高分子になることで味がマイルドになります。
味は熟成や発酵することで渋みが減り美味しくなるのですが、健康面はどうでしょうか?
低分子のポリフェノールは吸収が良いのですが、重合して高分子になると吸収は悪くなることが分かっています。
今日のクイズは、
吸収の悪い高分子のポリフェノールに健康効果は、あるか?無いか?
1. 高分子のポリフェノールには健康効果は無い。
2. 高分子のポリフェノールにも健康効果はある。
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正解は2、吸収の悪い高分子のポリフェノールでも健康効果はあります。
胃で分解できなかったポリフェノールは、大腸の腸内細菌の餌になり、低分子のポリフェノールになります。また、分解されたポリフェノールは様々な形に変化して、体内に吸収され、多様な健康効果を発揮することが分かっています。
低分子のポリフェノールにも、高分子のポリフェノールにもどちらにも健康に良い働きがありますので、色々な食品からポリフェノールをとって欲しいと思います。
過去の栄養クイズ
https://www.beach.jp/circleboard/af11892/topictree/1100220499731
コメント: 全22件
from: 佑さん
10時間前
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発酵すると高分子になるんですか!
時間を重ねたワインが底に沈殿物ができるのはポリフェノールが高分子になって水に溶けにくくなったから、
そして複雑な味わいになって高価になるなど、様々なことに結びついていて「なるほど!」と思いました。
from: ごんちゃんさん
2025/09/03 00:14:46
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ポリフェノールはワイン、コーヒーになどに多いことは良く聴きます。ポリフェノールをたくさんとろうとして赤ワインを飲みすぎたこともあり着になりました。コメントを読んで高分子のポリフェノールも健康に良いとのことなので少しでも意識した食事をしてみたいと思います。しかし、ワインの飲みすぎには注意したいです。
from: オルト(株)のスタッフさん
2025/09/02 10:43:50
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こんにちは、オルト㈱のスタッフです。
今回も沢山のコメントありがとうございます!また、高分子のポリフェノールを吸収良くする方法について、鋭いご質問ありがとうございます!
ユーカリを食べるコアラの腸内細菌に、ポリフェノールの一種のカテキンの吸収を高める働きがあることが知られています。
また、麹菌の仲間に大豆イソフラボンの吸収を高める物があり、微生物の力を借りることで、ポリフェノールの吸収を高めることができそうです。
ポリフェノールの種類は沢山あたるため、全てに通用する高分子のポリフェノールの吸収を高める方法は見つかっていないのですが、微生物の働きがヒントになりそうです。
from: あてこさん
5分前
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ワイン飲めないしなと思ったけどできる範囲で摂取したい
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