お届け物があって、視障者Ｓさんの所へ行った。
すると、Ｓさん、収納扉を開けて、なにやら出すので、
あたしに渡すものなのだと、その時思った。

こんな時はいつもちょっとしたお菓子だとか
チョコだとか、何処だかのお土産だとか、
そういう物を頂いてきたので、あたしはまた
『そんなぁ〜。申し訳ないなぁ〜。いいのに！お礼なんて！』と、
心の中で思いつつ、Ｓさんの言葉を待った。

するとＳさんが言うには、。
知り合いから貰った本だという。
アハハ!!(~▽~*)/ハハ!!≡(*_ _)/バンバン!!
袋の中身が見えなくて、形からして
てっきりチョコか何かに思えたから、
まさか本だとは!!!!

Ｓさんはあたしに本の音訳を頼んできたのでした。

「まさか」っていうのは、今まで本の音訳では
Ｓさんから依頼はなかったし、これがまた雑誌ほどの大きさなら
雑誌だということは容易に分かったものの
あたしの知っているＳさんが『本』を差し出してくる、
という構図がなかったので、
それでてっきりあたしは見た目から「チョコ」だと
勘違いしたのです。

人の目、って。思い込みの方が強いんですね。
これから気を付けよう！

で、音訳する本は、今年の春に初版の
なんともファンタジーな新人作家さんのものでした。
まずあたしがテープに１本録音して、
そのあと誰かやってくれる人を探そうかな？
全部自分で録音してしまってもいいのだけど、
会に入ってからさっぱり活動らしい活動をしていない人もいて、
それは今までの代表が新人を育てる、ということを
してこなかった事もあり、
朗読の上達が新人さんには見られないんです。(-_-;)

幸いこの本は、子どもでも読めそうな大きな活字で、
普通の本ならば６０分てーぷに５,６本もかかるのですが、
２本以内でできるかも…もしかしたら１本？か
１本半？ぐらいか。

ま、どちらにせよ、長さ的には短いので
そんなに時間もかからずに済みそうです。
それに個人からの依頼なので、
著作権の許諾を得る必要もないし。