プレゼントしちゃおっかなぁ〜・・・・
と軽く書いてみたが、本質はそんな簡単な事ではない。

今月の初めに、視障者Ｓさんから要望のあった
各レストランのメニュー表、
それを点字に点訳してＳさんに渡し、
Ｓさんからは晴眼者と同じようにメニュー表を見る事が出来て
大変嬉しいと喜んで貰った。
それはそれで良し。

次だ。

Ｓさんに渡す時に、ついでに各レストランにも
そのメニュー表を置いてこようかと
ふと、考えたのだ。

でも、ボランティアがお節介にも
そこまでして良い物か？ヽ(~〜~　)ノ　ハテ？　

元を正せば、視障者の為の点訳。
レストランに点訳のメニュー表を置くことは、
視点を変えたらレストランの為に作ったようにも考えられる。
それにレストラン側は、点訳メニュー表を
「欲しい」とは言っていない。

そんなことを考えていたら
後から色々問題が出てきたら面倒なので
とりあえず一旦立ち止まって
あたし一人が暴走する事は止めてみた。


昨日朗ボＳの活動日だったので、
帰りがけにＳの代表Ｋさんにそんな話をふってみた。
丁度視障者Ｓさんからそのメニュー表についての
お礼のお手紙が届いていたし。

視障者が簡単にレストランに入れないのは
サポートする体制が整っていないからだし、
本来は店側が用意して当たり前の事、と
やっぱりＫさんもあたしと同じ意見。
使わないだろうという前提で障がい者用の駐車場を
撤去するというようなホテルがあり問題になったが、
今やそんな事は通用しない。
あらゆる人の為に対処できるように
店に点訳のメニュー表も、あって当然のもの。
視障者が住み良い街となる為には
店側の対応を待っていては日が暮れてしまう。
ならば、その第１歩を
ボランティアが足がけとなっても
それはそれで良いかもしれない。

たとえお節介なボランティアでも、
市に住む視障者にも観光にいらした視障者にも
立ち寄ったレストランに
点字のメニュー表があれば、
役に立たない事は無い。

昨日はそう考え直して、
点訳メニュー表を各レストランへ
届けようと決心した。

レストランへは「プレゼント」となる訳ですが、
点字用紙などは福祉の分野に当てられた税金です。
市民の為に使われることなので問題ないでしょう。
あたしの人件費・交通費などは
もちろんボランティアなのでただです。(~_~;)