ここ数日間の疑問が解けました。
福祉活動に貢献した、奉仕した、という方々に
贈られる各『賞』の事。

頂ける理由として、１０年以上活動していることとか
周りからの信頼だとか、あらゆる選考理由が存在しているのだけど、
それはそれで納得のいく条件です。

が、しかし。
何故に我朗読ボランティアの代表Ｋさんはその『賞』を頂けないか？！
２０年にも渡る活動、月に３、４回も図書館に出向き
視覚障がい者宛に送られてきたカセットテープを、
人数分ダビングして個人へ発送し、
時には大切なお知らせ事項を録音し伝える、という
一般晴眼者は全く誰も知らないであろう、その活動。

１０年活動した人が賞を頂けるなら、
Ｋさんは２回は頂ける。

その『賞』とは、実は選考段階の前に、
自薦・他薦の手続きがあったのです。(゜－゜；）
この話に疑問を持ちはじめたあたしには、
タイムリーでした。
昨日Ｋさんが、その「用紙」を始めて見せてくれたのです。
締め切りは１１月○日、、、、
１１月の末に福祉大会がありそこで表彰されるというもの。

あのー。もうあたしその大会に出席してきました・・・

長く奉仕をしてきたＫさんの元へ
その表彰されるべき人の選考用紙が、届いていたのです。
きっと毎年Ｋさんの元には用紙が郵送されていて、
誰にも見せなかった・・・・
これでは我朗読ボランティアから、誰も表彰されなくて当たり前です。
Ｋさんが自ら自薦で応募するはずもなく、それに
『賞』を貰ったからといって何の役にも立たないと思っています。
やっと疑問が解けました。

各ボランティア団体ではきっと積極的に
１０年活動した人を推薦し、賞を貰っていたのです。

なるほど〜。
これで判りましたょ、
えっあの人が「賞」を？
と疑問を持つような人でも表彰されている事が。

ボランティアの質などはどうでも良いのでしょう。
長く続けてくれている人に、更なるボランティア活動を、と
粗品のようなご褒美を与え、
ますます無料で奉仕する人を増やす。
正に市にとっては人件費の節約に繋がります。


こんな表彰制度の何処に意味があるのか？
しかも、それ、ホテルの大広間で開催されるのですよ。
市の財政もあらゆる所で切り詰められているのに、
この大会の会場代などは、あたしは無駄だと思います。

大勢の前で表彰されることを名誉だと思っている人には、
この大会も表彰制度も必要でしょうが、
長くひっそりと奉仕してきた者にとっては、全く必要無し。

もし賞を頂けるとしたら、
個人宅へ郵送で賞状が送られてくることぐらいで、
十分です。
多勢にそれを知らしめなくても、十分結構です。
何故なら自分のしてきたことは自分で良く解っていますから。
奉仕をしている人との信頼関係と、感謝されている、
と言う事が実感できれば、それで十分ですから。


そう言えば日本国で頂ける賞なども、
事前に自分で申請したりするらしい・・・・・

不思議なり、日本。