デジカメなるものを使い始めての最初のころ撮影。
　釧路川の河口に日が沈むもので、とりわけ冬の季節の夕日は美しいとされる。

　風の強い浜辺ながら、川べりには暖房の効いた建物ができて、風をしのぎ、コーヒーなどが楽しめるのだが、中心街に人があつまらなくなった昨今、その施設の維持が難しくなっている。


　ここへ来れば夕陽。それは合言葉なのだが、夕陽をみるためだけに訪れる市民は少ない。絵を描いたり、詩をつくったり、仲間と会話をしたり。マチづくりの情報が湧き出る源泉の場所にしたいのだが、それが難しい。落日の輝きは、産業で発展した町の残照なのであろうか。そうはしたくない。