円高が続いて輸出産業が困っているから、政府日銀が円売り介入して1兆円以上もドルを買って何とかしのごうと苦労している。
しかし、そもそもなぜ円が高止まりしているのか、その原因を是正しない限りいくらつぎ込んでも効き目はすぐに解消される。
円がこれほど強いのは、大企業が正社員を減らし、ワーキングプアーと呼ばれる低い賃金でもやむなく働く労働者階級を大量に作り出し、それで国際競争にも勝てるような低価格の製品を大量に輸出してきた結果なのではありませんか。
ここは思い切って政府が大企業の最低賃金をもっと上げるよう指導したら、非正規で働く人たちの収入が増え、国内需要も増えるというものだ。