「Re:悪夢(ではないけど」

雨がキラキラ光って眩しい
そんな中、広い校庭に小僧を探そうと目を凝らしていた。


隣にいた女性に肩を叩かれた。

小僧と同じクラスの父兄だから知っている人のはずだけど、誰だか判らずに適当に挨拶をした。

相手は私のことを知っているようで、普段通りという感じで馴れ馴れしく話し掛けてきた。


｢お腹、だいぶ目立ってきたわねー、今何ヵ月なの？｣

｢えっと、もうすぐ8ヶ月に入ります｣

｢じゃあ予定日は11月？12月？｣

｢12月1日です｣


予定日なんて夢の中の私は気にもしてなかったのに、訊かれて咄嗟に答えたのが、何故か12月1日だった。