☆(⌒杰⌒) AMA-G'です

しかしながら、
諳譜と運指というテーマだ。

諳譜とは、楽譜を見ないでアコギを弾くこと。
たとえば、Norman Blakeのフィドルチューンがあったとしよう。
これを、何も見ないで、早弾き出来る人は、相当うまい。尊敬する。

AMA-G'の場合、諳譜で弾ける曲なんてほんの少し。
楽譜を見ないと弾けないインストと楽曲ばかり。
いつも、楽譜見ながら弾いてます。

運指というのがある。
字義通りに、アコギにおける左手の指の使い方のこと。
どの弦の何フレットを押さえるかは、TABで分かる。

が、指の使い方まではTABのみでは分からない。
たいてい、実際にTAB見ながら弾いてみて、弾きやすい運指を探す。
だから、人によっては違う運指方法になる。

たとえば、
手の平の大きさや指の長さ、さらには指間（仮にゆびかんと呼ぶ）
の開き具合などて、自分がやりやすい運指は変わる。
AMA-G'、身体の割に手は小さい。

たとえば、あるフレットを押さえる場合、
それを薬指で押さえるか小指で押さえるか、という選択がある。
指の移動が少ないほど、運指は早くできるから
６弦の親指押さえも含めて、五指すべてをうまく駆使できる人ほど
運指はスムーズになる、と考えられる。

ためしに、
左手の人差し指と小指とで、連続して
離れた何フレットまで押さえられるかやってみるといい。
高音弦で1フレットと5フレット、あるいは2フレットと7フレット
という弾き方は良くあるパターン。

スケールの練習で十分に指を柔らかくしておくと
ちょっと苦しいが、できないことはない。

ところがぎっちょん、
それ以外の難しいパターンだと
なかなかその通りに行かないのがアマチュアの限界。

You Tubeで、Normanのプレイなんか見てると
もう、いやらしいくらいの、諳譜と素早い運指の連続なのだ。
彼に限らず、アコギ上手の人たちの、諳譜と運指の曲芸には
禿げた頭から帽子を脱いでしまいたくなる（→脱帽ってこと）

もう、それには練習以外にないのだ、と言い切られると
そこで話が終わってしまう。

とりあえず、アコギの練習ではAMA-G'も基本的に指の方は見ない。
楽譜だけを見ながら弾くので
左手は見ずに、フレットの感覚だけで弾いている。

最近になって、1〜8フレット、9フレットくらいまでは
左手の位置を目で確認することなく弾ける。
カボつけると、その感覚が変化するので、たまに
フレットを数えて、位置を確認するけど……。

学生時代の試験勉強も
教科書を繰り返し10回も読めば、たいていの試験問題には
対処できるもんだ、とクラスのちんこい秀才が言っていた。

ピアノマンもそうだろうが、
あの人らも、いちいち鍵盤の位置を確認しては弾いていない。
何度も何度も弾くことで指が覚えていく。

カラダで覚えるのって、どういう仕組みなんだろう。
たぶん、茂木健一郎に聞けば教えてくれるが
つまり、指からの動きを脳みそのどこかが記憶していて
考えずに自然と脳からのメモリーを呼び出して
我が左手が実行しているのだろう。

とすると、
諳譜の場合も、反復練習によって脳に覚え込ませればいいことになる。
が、そう簡単でもない。
繰り返し歌って、そらで歌えるようになった千春の唄も
しばらくカラオケに行かないと忘れてしまうじゃないか。

ということは、
あれは単なる記憶ということだ。
すんばらしい運指も、一度覚えたら一生忘れない
自転車の乗り方のようにならないもんだろうかね。