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from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

2010年06月10日 18時06分31秒

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情緒と感性を揺さぶる「倍音」と「超音波」に迫る。

〝おぢ声〟でも〝おば声〟でも人を感動させられるんだ!★(⌒杰⌒)AMA-G'です随分と以前(1996年ころ)、こんなTV番組を見たことがある。〝ユーミ



〝おぢ声〟でも〝おば声〟でも人を感動させられるんだ!
★(⌒杰⌒) AMA-G'です

随分と以前(1996年ころ)、こんなTV番組を見たことがある。

〝ユーミンとホーミー〟をテーマにしたもので、
けっして美声とはいえない〝変声〟松任谷由実(荒井由実)の
声の魅力あるいは、声の謎を解明していたのだ。

つまり、
〝ユーミン〟のあの声には、一般人よりも多くの「倍音成分」が
含まれていて、しかもそれが超音波の領域にまで及んでいるという。

モンゴルのホーミーの原理は「倍音」にあるといわれ、
ホーミー奏者とユーミンの声の周波数が類似することから
実際には聞こえないユーミンの超音波が我々を癒している。

それが、魅力となり、ある種の〝クセ〟ともなり
彼女の歌の個性を形成していて、彼女の声はなぜか耳に残り、
聴く者が癒されるということだ。
※Pho.→絶頂期のユーミンの一枚「DAWN PURPLE」1991 (Amazonより引用。)

ワシは、
アコギなどでも時折使われることがある
この「倍音」という言葉について、ずっとはっきりした理解をしていなかった。

Martinなどのアコギについて「倍音が豊かで…」とあっても
何となく深くてステキな良い音という漠然とした認識しかなく、
じゃ、具体的にどんな音なのさ、といわれたら説明ができない。
早い話が、ちっとも分かっていないのだ。

そこで、今回Netで少し調べて見ると、専門的なことも含めて
いろいろ書かれていて、なんとなく分かったような気になったが
書き手たちが〝実感として本当に理解しているのか?〟
という疑問は残った。

堅くなったワシの頭でなんとなく理解できたのは
「倍音」とは、人の声やアコギなどの楽器の音に含まれている
複数の複雑な〝音色の成分〟…のことかな…と。

一つの音が鳴っている時に
鳴らしている音よりも高い音程の音が同時に鳴っている。
ホーミーの場合は、舌と口の形を変えることで
元の音の倍音が2オクターブ半から4オクターブくらいまで出る。

同じ音程で弾いたり唄ったりしても、
楽器や歌い手が違えば、まったく印象が変わるが、
そこに「倍音」がどれだけ含まれているかどうかで
まったくちがった音質になる。

分かりやすい説明を引用して書いてみる…

「倍音」が少ないと〝丸く、輪郭のぼけたような、暗く、こもったような音〟になり
「倍音」が多ければ〝鋭く、輪郭のはっきりした、明るい、よく通る音〟になる。
らしい。

一般的に、人は倍音が多く含まれているような声が好きなのだとも。

元になる音に含まれる(人の耳には聞こえない音も含めて)
いろいろな要素の音色が、複雑になるほど
聞いている側の心の琴線が深くふるえるわけか。

どっちかと言えばワシの声は、
〝こもって早口でかすれた、輪郭のはっきりしない〟方だから
「倍音」は少ない→人から好まれない→感動されない、
という図式になる。

ユーミンのほかに「倍音成分」を多く持つ声のシンガーは
宇多田ヒカル、美空ひばり、美輪明宏、松田聖子…など多いが
ユーミンや中島みゆきの声には、はことさら不思議な魅惑がある。

森の中を吹きすぎる風や小川のせせらぎのような
倍音成分をたっぷり含んだ声だったら
どんなにか良かっただろう。

実際には聞こえない音域の音が
人の心に及ぼす影響について考えると
にわかにスピリチュアルな世界に踏み込んでしまうが
科学的にはいろいろと解明されているようだ。

目に見えない物や耳に聞こえないものが
我々の肉体と精神に影響を与えるのは
やはり、まちがいがないのではないか。

淋しくなった前頭部のハゲを隠すために
前髪をたらして誤魔化している、
そのくせ、相も変わらず「科学万能」を叫ぶ
どこかの科学万能馬鹿おやぢにしたところが
この世に科学で解明できないことが
くさるほどあることは、本心では分かっているに違いない。

音楽なんて、その最たるものだね。

今回のテーマ「倍音」とは無関係かもしれないが
最近、家でアコギを弾いていて
ある現象が気になっている。

弾き語りで歌を唄っていると
どこか別のところから、空耳のように響いてくる音がするのだ。

部屋の壁、ちょうど角になっているあたりに
向かって弾き・歌っているので
その反響・残響なのかもしれないが、
アコギの音と自分の声が、まるで霊界からのささやきのように…σ(^◇^;)
別のところから聞こえるから
家の中で自分以外の誰かが、音を合わせているのか?などと
オカルトな気持ちになってしまった。

単なる反響とは違うのが不思議でならない。
声とアコギとが絶妙に共鳴しあっているとでもいうのか(○_○)(・o・)

アマチュアでも、
自宅に防音設備のある練習場所を持っているひとなら
アコギ・自声の〝倍音〟を正しく確認できるのかも。

ところで、
冒頭のユーミンの話のつづき…

他人からの受け売りで恐縮だが、
本来、人が聞き分けられる音域の上限20 kHz よりも
上の音(それはアコギなどの生楽器や自然界に存在する)が
人の情緒や感性に大きく作用するんだそうだ。

この超高域成分が可聴帯域内の音に加わると、
明らかに音の質感が変化する。

さらに、
そうした超音波が人に影響をもたらす根拠としては
耳には聞こえない音が大脳を刺激し
快感時のアルファ波を発生させることが
実験で確かめられた、とも。

空気伝導でも超音波は感知され
人のカラダがはそれにしっかりと反応するわけだ。

アコギによる弾き語りという、
アナログの権化のような形式でも
使用するアコギと歌い手の声音次第で、
聴く者の感性を揺さぶることができる。

「倍音が豊か」かどうかはともかく
弾いてみて良い気持ちになるアコギは
やはり何かしらの〝超音域〟を持っているのだろう。

ただ、
この「倍音」に関して調べていくと
アコギや自然界の音に限らず
エレキやトランペットやシンバルなど
さまざまな「音」に倍音が含まれていて
今回、ワシがオチとして予定調和させたかった
〝倍音豊かなアコギと天性の超音波声で弾き語れば〟
→サイコーみたいな、都合のいい話にはならないようだ。

しかも、
残念なことに、加齢によって
聴くことのできる音域は徐々に低下するので
もしもあなたが超音波声保有の「おぢ声」「おば声」シンガーだったら、
なるべく低年齢層の前で歌うことをオススメする。
※ま、それ以前に、彼ら彼女らが
ワシらの歌を聴いてくれるかどうかが問題だが…σ(^◇^;)

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from: kieros2005さん

2010年06月11日 08時38分12秒

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「Re:情緒と感性を揺さぶる「倍音」と「超音波」に迫る。」
おお、倍音の話だ。こりゃあ、アタシの世界ですな。
なんで倍音というかといえば、基本波周波数に対して整数倍の正弦波が附帯するので、そういうのです。偶数倍だったり奇数倍だったりしますが、ようするに整数倍です。2倍は音楽で言えばオクターブ上に相当します。
なぜ整数倍なのかといえば、どんな波形でもその基本波の整数倍の正弦波との組み合わせ具合で再現できると言う数学上のフーリエ変換という手法をつかうために整数倍の周波数がどれだけ存在するかで音色が決まります。工学的には倍音でなく高調波といいます。音響周波数を超えてはるかに高い無線周波数でも使える概念だからです。

この倍音の含まれ方、つまい構成成分が音色に関して重要なのです。構成成分のことをスペクトルと言います。スペクトル分析などという技法もあります。

ヴァイオリンなどは基本波よりも倍音成分のほうが多いという特徴があります。あの艶かしいすすり泣くような音色は倍音成分で決まると言うのです。弦と弓とサドルと松と楓と塗装によって決まる倍音成分が、あの音なのですね。

詩人のヴェルレーヌが「ヴィオロンの長いすすり泣き」と称した様な音はこうして生まれるのです。

一方まったく倍音のない音は純正弦波でA=440Hzの時報のポッポッポーン!というあの音です。艶も色気もビートも何もありません。
この音の3オクターブ上で440×2×2×2=3520Hzですが、ギターの1弦の17フレット目の音ですから音階的には十分高音限界に近いのですが、それでも3.5kHz程度なのです。

基本波に附帯するこの倍音を考えると7KHzや14KHzも必要だと言うことがわかるでしょう。それで人間の聴覚限界は16KHzか20kHzだといわれるので、オーディオなどは高域限界のめどとして20KHzを再生できるように設計してあります。
しかし楽器が出す倍音はもっと高いほうまで出ているのです。
その後の研究でどうも50kHzぐらいまで聴こえるようだとわかってきました。ただし純音ではほとんど聴こえず、ある瞬間に気付く、というか、何かの音の後ならわかるというような条件付なのだそうです。

アタシら老体はもはや純音でさえ、10kHz以上は聴こえないでしょう。若いころでも16kHzがやっとだった。これは耳を酷使するひとほど減衰が激しいのです。大音量で演奏するロックバンドなどは難聴になるミュージシャンが多いらしい。そしてクラッシックのヴァイオリニストなどは高域聴覚の減衰が激しいらしい。電気増幅楽器は音の立ち上がりがなまっているが、生の楽器は立ち上がりが鋭く、ヴァイオリニストは耳元でこれを聞くために激しく酷使されることになるのですね。

だから音楽性と聴覚は関係ないとも言えます。ヴェートーヴェンだって難聴だった。と、自分を励ましています。
なお、もうひとつの劣等感に絶対音感が無い、というのがあります。楽譜をすらすら読んで一人で感激する人も凄いが、絶対音感があるひとは初めから音楽的才能が約束されているようで嫉妬してしまいますが、ここでも言い訳をしておきます。

動物は絶対音感しかないそうです。これで仲間か敵かを聴き分けると言うのです。相対音感を持つのは人間だけらしい。脳の発達がこういう音感を持つに至ったと言うことは、そうだ、アタシは高等生物なんだ、と納得させてくれますよ。

絶対音感が無く、楽譜も読めないkierosでした。




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