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  • from: 22世紀さん

    2011年01月02日 15時59分30秒

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    池田大作「権力者」の構造

    池田における選挙の意義

    『週刊朝日』昭和34年6月21日号の「参議院を折伏せん」は創価学会の参院選全員当選を特集して、同会を動かす3人の「中心的実力者」――小泉、石田、池田――にふれている。石田はこれを、6月本部幹部会での講演『ジャーナリズムの偏見』の中で、「地道ではありますが学会をよく調べて豊富な内外の資料をそろえ、あまり感情的な要素はなく、当然のこととして公正な中正な報道になっております」と評価している。
     同特集記事は当時の石田評、池田評を知る格好の材料である。
    「石田次男=6人の理事の内で、最年少34歳。こんどの全国区で第5位、66万の票を集めた。秋田県大館中、芝浦高専卒。学校を出て、ぶらぶらしているうちに、母(現創価学会婦人部長)の影響で入信。九州方面の折伏に大きな成果をあげ、現在、機関紙聖教新聞の編集長。社説は、かれが執筆。戦闘的であり、信仰面の中心人物と見られている。
     池田大作=もと渉外部長。戸田の死後、新設された総務に就任。同時に、参謀室長を兼任している。31歳。戸田の関係していた会社に働いていたので、会長からはかわいがられた。政党でいえば、〝書記長〟格であり、こんどの選挙の総指揮をとった。かれの下に男子4人(実際は3人)、女子2人の参謀がいて、いろいろ作戦をねるが、みな30歳前後の人たちばかり。こんど、品川区から都議に出た竜年光も、この参謀の一人である」
     4月、統一地方選が行われ、創価学会は当選率90%以上という好成績をおさめた。すなわち、都議では11名が立候補して、竜年光ら3名が当選した。前都議の小泉隆は理事長に手一杯で立たなかった。道府県議選では4名が立って3名、五大市議選では7名が立ち、全員が当選した。また地方市議選では208名が立って185名、東京都特別区議選では竹入義勝、藤原行正、今泉太郎、大川清幸など、立候補者74名の全員が当選した。
     つつ゛く参院選を控えた5月3日、第20回春季総会で、池田は、「大聖人様の至上命令である国立戒壇建立のためには、関所ともいうべきどうしても通らなければならないのが、創価学会の選挙なのでございます。・・・・・
     地方選挙では非常な成績をあげましたが『勝ってカブトの緒をしめよ』いよいよ峻厳なる信心をもととしてそうしてきたるべき参院選におきましては一致団結、火の玉になって、勝って、(故)会長先生におこたえしようではありませんか」(『聖教新聞』昭和34年5月8日)
     と、演説した。
     池田は主に二つの理由から、会員を煽って参院選を成功させねばならなかった。一つは、彼自身の功績を作るためであった。選挙戦での勝利は、その指揮者としての池田の手腕の証明と見られたが、それは会長就任への彼の持参金になると同時に、いずれ彼のものになるはずの組織を強化、安定させる、前もって行う投資でもあった。
     第二は、理事や、池田と競争関係にあって池田より上位にある若手幹部、ことに石田を追い出すためであった。参議院議員の職務は、その重要性と多忙を理由に、会の要職を剥奪するには十分なものがあろう。
     議員になるか、ならぬかは、幹部の値打ちの一般化と特殊化の分かれ道であった。議員となれば、創価学会内にとどまらず、社会的な尊敬の対象になり得る。これに反して池田は総務という創価学会での特殊化を深めたが、実はそれが長期的には、一般化への道であった。
     彼はのちに実権を確保した段階で、猿は木から落ちても猿だが、議員は選挙に落ちれば議員ではない、という言葉以上のことを、任期切れの幹部たちに適用した。すなわち、前議員を再び立てる立てないを彼の一存で決め、彼はそのことを幹部の賞罰の具、彼への忠誠の足枷、彼の握る生殺与奪の権としたのである。
     6月の参院選の結果はあらゆる意味で、池田の完勝であった。
     全国区から立った石田次男は66万票を得て第5位、船場支部長・中尾辰義は14位、教学部長・小平芳平は15位、理事・原島宏治は19位、青年部長・牛田寛は24位と、それぞれ上位当選をとげ、全国区での得票総数は約248万8,000票、公称会員世帯の2.32倍を集めた。
     一方、東京地方区から立った柏原ヤスは第1位で当選を決め、藤原弘達をして、「柏原なんかを出したのは都民の屈辱だ」と言わしめた。前回、白木義一郎を当選させた大阪地方区では候補を立てなかった。候補者難というより2年前の補選で小泉、池田以下が公選法違反に問われ、池田は裁判が進行中で、大阪に触れたくなかったのであろう。
     石田の会当選者中での首位当選は、九州を中心とする彼の人望の反映であったが、また彼だけは落とすまいとする池田の執念の成果でもあったと見られる。
     こうして創価学会からの参院選立候補者のすべてが当選して、理事7名のうち4名が参議院議員、残るところは38年に再び都議に立つ小泉隆、次回37年の参院選に出る和泉覚、政界に資質的に意欲のない白木薫次だけとなった。
     統一地方選、参院選での創価学会の勝利は、同会の衰退を予想していた人々の期待を裏切り、戸田死後の同会の危機乗り越えと定着を会内外に示した。



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