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  • from: 21世紀さん

    2012年04月20日 18時37分23秒

    icon

    ◆正邪曲直、自ずから分明政治評論家 俵孝太郎

    2000(平成12)年1月18日、俵孝太郎氏が発起されて、私(白川勝彦)の選挙区の上越市で「政教分離を貫く白川勝彦氏を激励する会」が開催された。この「激励する会」をWebサイトで紹介したところ、俵氏の講演録があったら送ってほしいとの要望が多数寄せられた。これは、当事務所が作成した講演録に、俵氏から若干の加除をしていただいたものである。

    目次
    第一部
    政治と宗教‥近代的な政治における流れ
    日本国憲法の原則

    公明党は創価学会の自家用政党

    政治と宗教には一線が引かれなくてはならない

    第ニ部

     

     

     

     
    あとは野となれ山となれ政治を排す
    福祉のばらまきでよいのか

    日本の政治が歪んでいく

    ある種の恐怖政治

    言うべきことを言った政治家‥斉藤隆夫

    再登壇
    ひるまないこと、そうすれば勝てる(再登壇)
    ご紹介をいただきました俵でございます。本日は、「政教分離を貫く白川勝彦氏を激励する会」という催しを企てましたところ、皆様方、新年早々お忙しいなか、また何分にもこの雪国のこの時期でありますから、お足元の悪いなか、かようにたくさんお集まりをいただきまして、主催者として、はなはだ有難く思っております。
     ご存じのように、今年は総選挙の年でありますし、そのなかで自自公連立の小渕内閣というものができて、政治について、わかりにくいことがいっぱい起きているわけであります。
     本日お集まりいただきました皆様方のなかに、いろいろな宗教団体に属して、それぞれのお立場において、それぞれの信心を大事にしていらっしゃる方がいっぱいいらっしゃると思います。これは人間にとってはもちろん、政治にとっても非常に大事なことであります。それが抜けますと、神をおそれない私利私欲に走る歪んだ政治になってしまう。

    政治と宗教‥近代的な政治における流れ

     政治にとって宗教というものは非常に大事なものなのでありますが、ただ一つ具合の悪いことがあります。当たり前の話でありますが、どんな宗教でも自分の信じる宗教が一番正しい。一番正しい、などというものではない。それしか正しいものはない。それ以外は全部間違いだと思うから、そこに信心というものが生まれるわけであります。
     ところが日本は、八百万(やおよろず)の神というくらいですから、神様だけでも八〇〇万あるわけでありまして、仏教だって平安時代に八宗(はっしゅう)といわれました。あるいは奈良時代にもうすでに六つの宗派があった。その後鎌倉仏教ができます。
     あるいはそこに、明治以降新しい仏教系教団ができる。キリスト教もあれば、イスラム教も、ヒンズー教も、いろいろな宗教が世界中にあって、それが日本にも入ってくる。全部が当たり前のこととして、自分が正しい、自分だけが正しいと考えている。他は間違っているという話になってくる。なってくると今度は、そこに争いがどうしても起きてしまうわけであります。
     いま、世界中で、アメリカとソビエトの対立がなくなったと思ったらいろいろな地域紛争というものが起きて、おかしなことになっているのですが、それはだいたい宗教の争いなのです。今日もパキスタンで大きな爆発があった。これはイスラム教のパキスタンのカラチで、どうもヒンズーのインドが糸を引いたらしいとパキスタンは言うし、インドはそんなことはないと言う。インドで今度何かがあれば、イスラムがやったと言うでしょう。宗教というものと政治というものの絡みには、非常に難しいものがあります。
     政治は、利害の調整手段です。年金を掛けている人と貰っている人、掛けている人は掛金が少ない方がいいに決まっているし、貰う方は貰う金が大きい方がいいに決まっている。米をつくっている人は生産者米価が高い方がいいに決まっていますし、食っている人は安い方がいいに決まっています。
     政治というものは、やはりいろいろな方々のいろいろなご要望を伺いながら、この辺が折り合いどころかなという話なのです。しかし宗教はそうはいかないのです。キリスト教のいいところも、イスラム教のいいところも、仏教のいいところも、神道のいいところも全部入れて、折り合いをつけるというようなことなどありえない。
     例えば私は、浄土真宗の本願寺の門徒でありますが、ここでは地獄もなければ極楽もないという話でありますから、そこはひとつ親鸞さんでいこうではないか。イスラムになれば奥さんを四人持っていいのだから、俺はその面についてはイスラムでいこうではないか。キリスト教では、入信したら、洗礼を受けたその日までにやった悪いことは、全部そこで帳消しになるのだから、死ぬ間際にはキリスト教に入って、全部悪いことはそこで帳消しにしてもらって天国へ行こうではないかなどという、そんなつまみ食いみたいなことは宗教では許されない。
     政治では、しかしそうしなければみんなが納得できないのです。ですから近代的な政治においては、宗教との間に一線を画しましょう、政治に宗教をあまり持ち込んでもらっては困ります、宗教心は大事ですが、信心は大事ですが、宗教の立場を持ち込んでは困りますという考え方が、いまから二〇〇年、あるいは二二〇〜二三〇年前に、アメリカの憲法(一七七六年)、あるいはフランス革命(一七八九年)で成立しました。
     ご存じのように、アメリカという国は、イギリスで迫害をされた、キリスト教の新教の一派のピューリタンというのがイギリスにいたたまれなくなって、イギリスから一度フランスに逃げて、フランスから新大陸に行って新しい国をつくった。だから政治に宗教があまり引きずられるとえらいことになるというのが、骨身にしみてわかっている。
     フランスには三部会というのがありました。これはカトリックのお坊さんと、貴族と、市民というのだけれども要するに金持ちと、それが議会をつくる。そのなかで、お坊さんが政治を全部壟断(ろうだん・ひとりじめ)する。そこにカソリックとカルバン派を中心とした新教との対立みたいなものが入ってきて、大虐殺などということが起こる。やはり政治に特定の宗教が絡まってきては具合が悪いというのが、フランス革命の一つの大きな流れであったわけであります。
     ですからアメリカの憲法が一七七六年にできる。フランス革命が一七八九年に行われる。そのころから近代民主主義の国家においては、政治と宗教の間には一線を引こうというのが、一つの常識になっていったわけであります。

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from: 21世紀さん

2012年04月23日 04時03分12秒

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「Re:◆正邪曲直、自ずから分明政治評論家 俵孝太郎 」
ひるまないこと、そうすれば勝てる(再登壇)

 改めて登壇をせよ、というご命令をいただいたわけでありますが、ともかく選挙というものは勝たなければ話にならないのであります。選挙とマージャンとヒコーキは、上がらないと駄目だという話でありまして、特に今度は、前回、平成八年の選挙の場合には白川さんは自民党の総務局長として、中央にあって日本全体の選挙の采配をふるいながら、しかし比例で戦われたわけであります。今度はいわゆる選手交替で、小選挙区でのやはり初陣になるわけであります。

 中選挙区時代、それなりに高鳥先生と白川さんとは、地域も違いますしそれぞれのごひいき筋があった。それぞれの自由民主党のなかにもグループがあったわけでありますが、今度はもうたった一人で公明党・創価学会がくっついた元社会党の、民主党の人と戦わなければならない。そこへ共産党も絡むかもしれず、何が出るかわかりません。小選挙区ですから、勝つか負けるかしかないわけであります。一着になるしかないわけであります。先ほども申しましたが、あるいは白川さんもおっしゃいましたが、むこうにはやはり大変な、頼んだか頼まれたんだか押しかけたんだか知りませんが、創価学会の助っ人がついてワーワーやるでありましょう。

 皆様にお願いをしておきたいのでありますが、きっとむこうの陣営のしかるべきところには、長野ナンバーや新潟ナンバーや、ここは長岡ナンバーのはずなのですが、富山ナンバーや下手したら東京ナンバーや、なにわナンバーや、わけのわからない全国から外人部隊がわーっとやってきて、白川さんの攻撃、非難中傷、いろんなことをやるでありましょう。

 いままで皆様方は、そう言ってはなんでありますが、あまり汚い選挙が行われない品のいい地域で選挙をやってこられた。かつてはいろいろありましたが、ここしばらくは穏やかに紳士的に選挙をやってきた。今度はきっと皆様びっくりなさるでしょう。がらの悪い選挙になったもんだとそう思わせて、皆様方の足をすくませるのが相手方のねらいであります。

 先ほども申しましたが、日本には有権者が一億人います。逆立ちしてもひっくり返っても、公明党が取った票は全国で最高七七五万票しかないのであります。九三〇〇万人は、あの人達に投票をする気がない人たちであります。東京とか大阪とかいう彼らの強いところでもそうなんですから。この新潟の六区というところでいうならば、もう本当にむこうの支持者というものは、そう言ってはなんですけれども、外人部隊が来て掘り起こせる票なんていうものは知れたものであります。

 皆様方がひるまずに、皆様方がそういうものにひっかき回されずに、普通のことを普通にやっていただけば絶対に勝てる。一番怖いのは、皆様方に恐怖感を与えて、皆様方が言うべきことも言えない。動くことも動けない。そういうようなことをやって、皆様の足がすくんだときが一番怖い。

 これははっきり申し上げますが、もし皆様方のさまざまな合法的な活動を妨害するものがいたら、どしどして警察におっしゃってください。あるいはまた、おかしな車がやってきて戸別訪問などをやったら、どしどし警察におっしゃってください。白川さんは警察の親玉を大臣としてやったことがあるのであります。むこうもなかなか警察とは仲がいいようでありますが、道理のある訴えがきちんと行われたら、それは日本の警察ちゃんとやってくれます。

 そうすれば彼らもそんな無法はできないでしょう。こっちも無法はやってはいけませんが、むこうが人海作戦で、外人部隊を繰り込んで威圧的な行動をやる。本当に選挙車をぼこぼこにされたとか、自転車をどぶに捨てられたとか、ポスターをはがされたとか、東京なんかで激しい熾烈な選挙をやればそういうことがしょっちゅうある。誰がやるのかは知りませんよ。しかし誰かを非難する人が必ずやられるのなら非難される方がやったのかなあと、こう思わざるを得ないようなことがある。今度はそういうことがあるでしょう。それにめげず、それに恐れず、ひるまず、正面から戦えば、むこうがあくどいことをやればやるほどこっちの株は上がっていくわけでありますから、自信を持って戦っていただきたい。

 もし選挙になって、お声がかかれば私も老骨にむち打って、いくらでも回ることはやぶさかではないのであります。皆様方のお声がかかって、私がまた選挙中に来ることができるようになることを大いにこちら側からもお願いをしたい。

 ぜひ白川さんのために、悪辣ないろいろなことがあると思いますが、それにひるまないこと。そういうものに恐れていて、そういうものにひるんでいて自由というものは守れない。思想の自由も言論の自由も政治活動の自由も守れない。やはり自由を守るということは、自由を侵そうとするものに対する戦いである、ということをぜひ皆様方ご認識いただきたくように。

 それからもう一つ申し上げますが、実は自民党のなかに同じような考えを持っている人はいっぱいいるわけであります。考えを持たない人もいるわけでありますが、これは実は少数です。白川さんのような考えを持つ人をたくさん当選させて、小渕内閣を退陣させる。そうして、土建予算と自称福祉予算のバラまきではなく、国民が公平に扱われ、みんながほどほどに不自由しながらでもほどほどに楽しく暮らせる。そして何より、自由で伸び伸び暮らせる。そういう世の中をつくりたいもんだと思います。無責任なその日暮らしの、ごく一部の者だけがいい思いをする。そしてごく少量の者が威張り返る。そういう日本を根本から改めたいと思っているのであります。



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from: 21世紀さん

2012年04月23日 04時00分14秒

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「Re:◆正邪曲直、自ずから分明政治評論家 俵孝太郎 」
言うべきことを言った政治家‥斉藤隆夫

 時間がそろそろなくなってまいりました。私は新聞記者になった。なぜなったか。昭和二八年に大学を出て新聞記者になりましたから、考えてみれば私は新制東京大学の一期生、白川さんは確か一七期生。一六年こっちの方が先輩なのでありますが、私は祖父が政治家でありまして、翼賛選挙で落ちました。ですから子供のころから政治というものを見てきました。なんで日本が馬鹿な戦争になったのか。なんで馬鹿な戦争をやって負けて焼け野原になって、それなりに明治維新以来一生懸命やってきたものがパアになったのか。政治家がだらしなかったからだが、何よりも、新聞がだらしなかったからだ。では言うべきことをきちんと言う新聞記者になろうではないか。政治家になりたい人はいっぱいいますから、そう思って新聞記者になってずっとやってまいった。
 ただ、戦争中にだって言うべきことを言った政治家はいるのです。例えば斎藤隆夫という人がいます。戦後まで生きていて、大臣をやりました。昭和一二年の二・二六事件のあとの陸軍を批判した議会での粛軍演説で有名ですが、昭和一五年にも、支那事変が始まって三年経っています、紀元は二六〇〇年と日本中が浮かれているころです、議会で演説をしました。
 「満州が帝国の生命線だと言ったではないか。では満州で満足すればいいのに、北支だと言ったではないか。上海だと言ったではないか。支那事変が起きて、南京を占領したらこれで勝ちだと言ったではないか。南京をとったら、今度は武漢三鎮だと言うではないか。武漢をとったら、今度は重慶だと言うではないか。そんなことを言い出したらきりがないではないか。いったいどうするつもりだ」ということを、議会で質問をして、除名になりました。
 いままさにそうだと思うのです。公共事業が大事だ。みんな税金を払いたくない。消費税は上げたくない。生産者米価は高くしろ。消費者米価は安くしろ。これは満州みたいなものです。いままでの既得権です。それにもっとプラスして、あれをよこせ、これをよこせ。そうやっていけば、最後に借金の山がたまって首が回らなくなることはわかりきっているのに、止めることができない。
 似たようなものなのでありますが、斎藤隆夫という人は、まさにあの戦争をどこかで止めなければ駄目なんだということを昭和一五年に言った。もし昭和一五年に斎藤さんが言ったとおりに、戦争をあそこでやめていれば、もちろん原爆は落ちなかったしアメリカとの戦争もなかった。日本がいったんあそこまでつぶれることもなかった。その代わり軍閥がふんぞり返っていましたから、負けた方がよかったという理屈もないわけではないんですけれども。
 その斎藤隆夫という人は、正しいことを言って、そのために議会を除名になります。除名になったけれどもその次の選挙に、翼賛選挙です、憲兵が一人一人取り締まって歩くような選挙です、その選挙に有権者の支持で最高点で当選をしてくるわけであります。
 斎藤さんが除名になったときに、斎藤さんという人は民政党という政党の議員でありました。斎藤さんに、除名になるのは気の毒だから「君、ちょっと除名になる前に、自分で自発的に辞めたらどうか。その代わり、補欠選挙とかなんとかで、君を当選させるようにするよ」と、民政党の幹部が斎藤さんの説得をしたけれども、斎藤さんはそれを蹴飛ばして除名の道を選んだ。
 説得に行ったやつは誰かというと、残念ながら私の祖父の俵孫一とあともう一人は小泉又次郎という人で、これはどういう人かというと小泉純一郎のおじいさんなんですけれど。
 その斎藤隆夫さんという人が、除名になったときに、こういう漢詩を残したのであります。昔、漢文を習った方は簡単に読めると思いますが、   



我言即是万人声(我が言は、即ちこれ万人の声)
褒誉委世評(褒誉は、世評に委ぬ)
請看百年青史上(請う看よ百年青史の上)
正邪曲直自分明(正邪曲直、自ずから分明)

(注)俺の言っていることは、みんなが言っていることだ。
誉めたりけなしたりは、世間に任せる。
一〇〇年経って、歴史の上で見てくれ。
何が正しくて、何が間違っていたか。
何が曲がって、何がまっすぐだったか。自然とわかるだろう。


 戦争に反対して議会を除名になった斎藤隆夫という人は、こういう漢詩を残したわけであります。残して死んでしまったのならこれはしょうがないのですが、残した斎藤さんが昭和一五年に除名になる。しかし次の選挙で最高点で返り咲いた。但馬、日本海側に面した兵庫県の出石という町でありますが、そこの選挙区の有権者は憲兵に脅かされても軍に脅かされても、新聞に悪口を書かれても、斎藤さんを最高点で当選をさせたわけであります。
 まさにこの褒貶毀誉を世評に委ぬと。一〇〇年経たないうちに「乞う見よ百年青史の上」などと言わないうちに、たった二年で有権者の判断で斎藤さんは復活をするわけであります。そして戦後内閣の大臣をやる。
 選挙というものは、私はそういうものだと思うのです。橋をつけます。児童手当を配ります。税金は出さないでよろしい。ほしいものは何でもあげます。しかし人間には誇りというものがある。出すのは舌を出すのもいやだけれども、貰うものなら猫の死骸でももらうぞという人には、誇りがない。
 小渕さんや池田大作さんや、いまの自民党執行部や公明党は、あまりにも国民をばかにしているのではありませんか。カネさえちらつかせれば、カネの音さえカラカラっとさせれば、国民はくらっとなると思っているのではありませんか。
 そうではない。日本国のために何が大事か。民主主義のために何が大事か。政治と宗教のけじめをつけるために何が大事か。あるいはこの赤字国債が六〇〇兆もたまってしまった。借金を返さなければならない。いまたまたま金利が安いから国債の利払いも少ない。でも金利がまともにならなければ我々は困るのです。長年働いて貯金した人間が困る。年金だって困るのです。
 でも金利がまともになったら、その利払いだけでもう国家財政は押し潰されるのです。そんなおかしな状態にしたのは誰だ。小渕が世界一の借金王だ。とんでもない。世界一の借金王になったのは我々日本人だ。我々日本人は小渕のおかげで世界一の借金王にさせられたのだ。違いますか。
 それをなおすためには、白川さん、はっきり言って自民党の憎まれ者です、自民党の憎まれ者だが「褒貶毀誉、世評に委ぬ」。誉めるか貶めるか。ぶったたくか名誉を与えるか。これは世間が決めることだ。そして「乞う見よ百年青史の上。正邪曲直自ずから分明」。やはり次の選挙で、皆様方が白川さんを当選させることによって、正邪曲直自ずから明らかになる。そのことが日本国の政治において何が正しく何が間違っているかが自ずから明らかになることであろうと、こう私は信じて疑わないのであります。
 白川さんの友人、同志として、このことを皆さんにお願いをしていったんここで締めくくらせていただきまして、引き続き白川さんのお話を皆様方にご聴取いただきたいと思います。ありがとうございました。

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from: 21世紀さん

2012年04月23日 03時58分15秒

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「Re:◆正邪曲直、自ずから分明政治評論家 俵孝太郎 」
日本の政治が歪んでいく

 その六〇〇兆のわずか一〇〇〇分の一ほどだけど七〇〇〇億円は、ばかばかしい地域振興券という、あのばらまきのために消えました。七〇〇〇億円の国会対策費というか、法律を創価学会・公明党に通してもらうために、そうでないと参議院を通らないから七〇〇〇億円を出した。通行手形みたいなものです。駅の入場券みたいなものだ。いま、入場券はいくらだ。一三〇円ですか。七〇〇〇億は高いでしょう、いくらなんでも。六〇年かかって返すんです。そういうのが積もり積もってくる。これは宿業みたいなものです。目先のことだけ。いまさえよければいいと考えて宿業を増やす。これほど宗教と違う考え方はないのではないでしょうか。
 こういう、その日ぐらし、日々の現世利益だけにすがる考え方は、実は、もう創価学会の人たちにだって、少ないと思います。例えば児童手当一つ考えても、創価学会の若い人たちは、創価学会の言うこと、公明党の言うことを、いいと思っていないと思います。だって創価学会だって、もうみんな若い人たちは立派になって、サラリーマンがいっぱいいるのです。検事さんも弁護士もお医者さんもいるのです。そういう人たちはやはり子供をそれなりに、専門職にするべく教育をするということになれば、一七、一八、一九、二〇、二一、二二と一番金がかかるときに扶養控除をなくしてしまって、一六歳まで小遣いをやるっていわれても困る。
 だけど池田大作さんを含めて、古い創価学会のリーダーたちは、まだ昔ながらの、うちの会員は貧乏で、うちの会員はどうせ大学なんか行かなくて、うちの会員は子だくさんで、お金をばらまけば喜んでと思い込んでいるのです。中学出て一六になればどうせ働くのだから、そこまでは税金バラまいて助ければみんな喜ぶと思っているのです。幹部が考える会員像と、会員自体の生活が食い違ってしまっている。しかし「王様、それは違いますよ」と池田さんには言えないのですね。言ったら「この野郎」と切られるから。竹入さんみたいに「生まれたときから手が長い」にされてしまうから。それが独裁の恐ろしさなのです。
 だから政策が歪んでいく。それが政権与党であれば、日本の政治が歪んでいく。ツケは全部国民が背負うことになる。それが私はいけないというのです。土建利権のために、借金をしてでもいいからいらないところにでも道をつくろう。その竹下・金丸、小沢・小渕、この流れもそこがいけないのです。
 創価学会員にだって立派な人たちがいっぱいいる。決してみんなが貧乏な暮らしをしているわけではない。ところが「貧乏人だ、うちの会員は」そう思い込んで、むしろ会員をなめきって、金をやれば喜ぶんだろうと思うリーダーが金だけばらまいている。その結果が山のような借金。借金は誰が払うか。これから先、生きていて、収入がある人が払うのです。いま、児童手当を出すことが大事か。本当に子供のことを考えたら、子供が生きている時代に借金を背負わせないようにすることのほうがよほどが大事です。
 もう少し消費税が上がっても私は仕方ないと思います。三%から五%になって皆さん怒るけれども、スウェーデンは二五%です。デンマークは二二%です。フランスは一九・六%です。イギリスは一七%です。ヨーロッパの国はどこだって一五%以上の消費税を取らなかったら、EUの通貨同盟に入れてもらえないのです。
 世界で消費税五%の国というのは日本を入れてたった四つしかない。コスタリカとパナマと台湾と日本。だけど他の国は、台湾も地震もありまして大変でしたが、財政はそんな赤字ではありません。日本は借金六〇〇兆です。それで、これから先いったいどうなのか。こんないまの小渕さんみたいな政治を続けていたら、インフレで帳消しにするしかなくなるのです。
 だって六〇〇兆、いま金利が安いからいいけれども、金利が仮に三%にすれば六〇〇兆の利息だけで一八兆。四%とすれば二四兆でしょう。国に入ってくる税金は全部で五〇兆円あるかなしなのです。過去の借金の利払いだけで二〇兆だ、二四兆だ、五%なら三〇兆だと出ていったら、どうやって福祉をやって、どうやって教育をやって、どうやって役人の給料を払うのですか。できるわけがない。
 そうなってくれば、借金の利息を払うためにお札を刷って、また借金をすることになる。どんどんお札が増えていって、物価が高くなっていって、貯金は、紙くずになっていきます。我々が老後のことを考えて積んだ年金も紙くずになっていきます。そうでなかったら、紙くずにならなかったら若い人たちは借金を返せません。貯金が紙くずになったらどうなるのか。我々が、戦後五〇何年、汗水たらして働いてきたのは、何のためだったかということになります。
 ですからどっちへ転んでも、こういう無責任な、あとは野となれ山となれの小渕さん・・経世会と、あとは野となれ山となれの創価学会・・池田大作さんの握手をした政権というものは、私は続いてはならないと思う。ならないと思うが、いま自民党のなかでそういうことを言っている人は非常に少ないのです。だって小渕さんが総理大臣で権力を持っているのだから。逆らったら大臣にもなれないのだから。

ある種の恐怖政治

 私はそういうような状況のなかで、特にはっきり申し上げる。今日このなかで一二〇〇人ほどの方がお集まりだけれども、このなかにも創価学会がもぐり込ませたスパイが五人や一〇人いると思っている。まあいたっていいのです。演説会ですから。だけどむこうさんが何とか会館でおやりになるところへ我々は入っていけない。こっちは自由で民主的ですから、どうぞどうぞ、いらっしゃい。俵のいうこともお耳障りでしょうが、聴いて帰ってください。その辺にテープレコーダーを忍ばせて一人や二人、三人や五人はいる、このなかにいたっていいのです。
 いたっていいが、彼らはそんなことは批判者にはさせないのでしょう。これが民主主義ですか。それが言論の自由ですか。それが公平ですか。それが公正ですか。ある種の恐怖政治みたいなものがあります。私はもう年を取りました、一生分働きましたから平気ですが、商工会などが私の講演会などを企画するとすぐ「俵に講演させるな」「あんなやつを降ろせ」、みたいなことを言ってきます。
 私には脅迫電話がしょっちゅうかかりますし、警察の警護対象で、ときどき警らのおまわりさんが回ってきてポストのなかに、異常はありませんでした、なんて青い紙が入っています。だいたい異常があったときには手遅れというのが警察のやることで、警察の元締をやった白川大臣の前で言っては申し訳ないけれども、どうも最近の警察というのは後手を踏むことが多くて困るけれど、私はそういう警備の対象になっているくらい、圧迫にさらされながらものを言っているわけであります。
 白川さんはもっと大変です。私はどうってことない、この年なんだから。仕事があまりたくさん来すぎて売れっ子になっても、今度は体がもちません。ここらがいいところです。しかし選挙は、票がなかったらどうにもならない。サルは木から落ちてもサルだけれども、代議士は落ちてしまったら代議士ではないのだから、上がらなければならない。上がるためには、しかもこういうきちんとした正しいことを言って選挙に勝つためには、これはもう皆様方お一人お一人の力に頼るしかないのです。
 はっきり申し上げますが、世の中には立派な創価学会の人もいます。真面目な創価学会の人もいます。真面目ではないのも上の方にはおりますが、下の方は大部分みんな真面目なんです。でもこの人たちは、日本中で七〇〇万人くらいしかいないのです。選挙で一番たくさん取ったときが、全国で七五五万票です。
 日本の有権者は一億人いるのです。創価学会は嫌よという人は九三〇〇万人もいるのです。好きよという人は最大七七五万人。みんな棄権しないで行けば、絶対に白川さんが負けるはずはないのです。
 でも、むこうは雨が降っても槍が降っても、戸板に乗ってでも行きます。大作さんのばちが当たるのが怖い人と、マルクス、レーニンのばちが当たるのが怖い人は行きます。こっちは自由な人間ですから、今日は天気が悪いから行かない。今日は相撲の取り組みがいいから行かない。行かない理屈はいくらでもつく。そこをなんとかして行っていただく。なんとかしてお知り合いにも呼びかけていただく。
 今日、お越しいただいたなかには、もう長い間、白川さんを苦労しながら支えてこられた方もいっぱいいらっしゃると思います。

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from: 21世紀さん

2012年04月21日 19時05分08秒

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「Re:◆正邪曲直、自ずから分明政治評論家 俵孝太郎 」
あとは野となれ山となれ政治を排す

 白川さんも自民党だから、あまり小渕さんの批判をしたら白川さんも困るのかもしれないが、小渕さんという人は、自民党の親玉であるよりも何よりも経世会の番頭です。経世会というのは、田中角栄さんが越山会をつくった。ところがそれを竹下、金丸がひっくり返して経世会をつくった。その流れが小渕さんに来ているわけです。ここはなにも角さんの地元だから言うわけではないのだけれども、田中角栄という人にはそれなりにA志Sがありました。私は家内の里が新潟でありますから、だから言うわけではないが、田中角栄という人はそれなりに長い日本の将来というものを見ていたと思います。
 だから新幹線もつくった。日本列島改造論ということも唱えた。道路もつくった。あの当時の日本には道路がなかったのです。角さんがやったことで、いろいろな論壇の人が「たった二〇人しかいない山に、二〇億かけて道路を通す。けしからん」と言いました。角さんは言いました。
 「だってその山にいる二〇人だって国民健康保険の保険料を取っているんだ。その人が、頚城で、あるいは魚沼で雪が降って救急車も行かない。病気になっても病院にも行けない。そういう人でも国民健康保険料を取っている以上は病気になったら入院してもらわなければならない」
 入院するためにはヘリコプターを飛ばせばいいではないか。道をつけなくてもいいではないか。しかし吹雪の最中にどうしてヘリコプターが飛ぶのだ。道がなければならない。国民健康保険料を取っている限りにおいて、取られている限りにおいて、加入者は病院にかかる権利がある。国は患者を病院で治療する義務がある。そのためには、たった一人のために何十億かかろうとも、道をつくらなければしょうがないではないか。他に方法があるか。これは私は当たり前の話だと思います。
 それはけしからんといろいろな人が言いました。それは雪の降らないところに住んでいる人の話であります。私は母親の里が富山で、家内の里が新潟でありますから、雪国というものはそれなりに知っている。だからあの当時、角さんがそう言ったときに、当たり前だといった。このことに関しては田中角栄を私は支持する、と言った。
 今の小渕さん、違うでしょう。そうではないでしょう。小渕さんは、ついこの間、オレは世界一の借金王だ、といったのです。小渕が借金王なのですか。小渕が借金王だと言うのだったら、小渕に返してもらおうではないか。六〇〇兆。そうではないのでしょう。日本国民が借金王にされたのでしょう。誰がしたのだ。小渕がしたのではありませんか。そうでしょう。
 なんてことはない。自分が政権を維持するために、金丸さん、竹下さん直伝の利権転がし政治をやるために、国の借金がいくら増えてもかまわないというのでしょう。景気対策、景気対策、景気対策。本当にあれが必要なものであり、意味があるものだったら、とっくの昔に景気がよくなってなければならない。ちっともよくならないのでしょう。ちっともよくならないのになぜ景気対策ばかりをやるのだ。言いたくはないけれども、ひょっとするとそのなかで、うまいことがあるからやっているのではないかと考えざるをえない。

福祉のばらまきでよいのか

 公明党もそうです。福祉ばらまき。一番はっきりしているのは、今度の児童手当ての問題です。このなかにはいろいろな立場の方がいらっしゃるでしょう。だけど公明党が言ったのは、三人目以降の子供は特に手厚くして、一六まで毎月最高五万円の年金が出るようにしろ。その代わり、扶養家族手当ては全部なくせというのです。一六すぎれば、一七、一八、一九、二〇、二一、二二、浪人しないでも六年ある。一浪は人並み、二年浪人してもしょうがないと思えば、八年ある。その間の扶養手当ては全部カットしてしまって、若い人たちの子供の年金に回すというのです。
 サラリーマンは大増税になります、そんなことをやられたら。大学生と高校生の二人の子供をもつサラリーマンがいると仮定します。そうすると奥さんで扶養家族三五万でしょう。子供で、高校、大学へ行ったら四五万でしょう。二人で九〇万でしょう。奥さん入れて、専業主婦控除も入れれば一六〇万でしょう。いま、この一六〇万は収入から消えて、税金は一銭もかかっていないのだが、どーんとその分収入が増えて税金がかかってくるのです。
 そして一六歳までの子供がいる家庭にだけお金が配られるのです。それでいいですか。よさそうに思うでしょう。そうは言うけれども一歳の子供だって、一五年経ったら一六になる。一六年経ったら一七になる。いつまでもよくはない。違いますか。
 いつまでも子供が一五歳のままで止まっていてくれれば、それはいいけれども、そうはいかない。一五になった子は来年一六になる。再来年一七になったら、どかんと税金がかかってくる。これは目先だけよければいいちょろまかしです。ペテンです。
 あの地域振興券というでたらめ商品券。このなかにももらった人がいるかもしれない。いるかもしれないが、いいですか。あの財源は全部赤字国債です。あれは七〇〇〇億円かかりました。全部赤字国債ということは、一〇年経ったら六分の一、一一六六億返すのです。毎年利息を払った上に、二〇年経ったらまた六分の一返すのです。三〇年経ったら六分の一。四〇年経ったら六分の一。六〇年かかって全部返すのです。
 あの地域振興券、商品券をもらって、一〇歳の子供があれで親からおもちゃを買ってもらったとする。そのおもちゃの代金を全部払い終わるのは、一〇の子供が七〇になったときの話です。そのときには、小渕さんも神崎さんも浜四津さんもみんな墓の下だ。
 いったい何が福祉ですか。ツケを後に回しただけではありませんか。それがたまりたまって六〇〇兆になっている。ですから私はこの演壇の脇に書いてもらった。
 「『あとは野となれ山となれ政治』を排す」。あとは野となれ山となれ。いまさえよければいい。はっきり申しますが、いまさえよければいいという宗教などあるのですか。宗教というのは、死んだ後のことを考えるものではありませんか。
 魂の平安、キリスト教はそういう。仏教というのは、これはいろいろな解釈があって、ただ基本的には、仏教というのは魂というのはないことになっているのです。なにかわからないところから人間というものがくる。死んでのちも、なにかわからないところに行く。その無というか、広大無辺というか、わからないものを、人間の形になぞらえて、阿弥陀様という。南無阿弥陀仏というのは、そこから出てくる。もちろん南無妙法蓮華経の方にはまた別の理解があるわけであります。それはそれぞれの哲学の問題であります。
 でも魂、精神。人間はいかに生き、いかに死ぬか。死ぬことを考えるのが宗教でしょう。なんといっても人間はそのうちに死ぬのだから。私だって年内には七〇になる。数え年はもう去年から七〇です。どうせ先はもう長くはないと思うけれども、私の親はまだ生きていまして数え年の一〇〇です。「親の長生き、子のためいき」と言ってるのだけれども。本当にため息も出る。本音を言えばね。
 『どこまで続くヌカルミぞ・・老老介護奮戦記』という本を文春新書で出しました。六百何十円で安いから、奇特な方は町の本屋で買って読んでください。そういうと親孝行の宗教団体からまたずいぶん怒られるのだけれども、でも介護の問題・福祉の問題、これは難しい問題です。自分の責任でこれからは生きていくべきだ。それはそうです。私もそう思っています。
 だけど親が一〇〇になった責任は俺にあるとされても困る。一生懸命養って、一生懸命仕送りをして、一生懸命うまいものを食わせたから一〇〇まで生きたのです。その責任はお前がとって一二〇まで生かせと言われたって、俺も困る。そのとき九〇になってしまうんですから。そうでしょう。
 では一体どうすればいいんだ。自分だけがよければいいという考え方ではなくて、出すべき税金は出し、出すべき介護保険料は出し、出すべき力は出しながら、お互いに支え合って、そのなかにはいろいろな宗教の人もいる。ひょっとしたら無神論の人もいるかもしれないけれども、お互い同じ国民ではないか。
 そこのところでやるべきことをやっていくのが政治なのに、小渕さんはなんですか。景気対策、日本一の借金王。では六〇〇兆、くやしかったら自分で返してみろというのだ。返せないのでしょう。知らん顔をしているのでしょう。どうせ彼だって、あと三〇〜四〇年したら死ぬに決まっている。返さないうちに。返すのは日本の国民です。世界一の借金王なんて気安く言ってもらいたくない。小渕さんのおかげで日本人は世界一の借金国家にされた。どうしてこれから返していきますか。

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from: 21世紀さん

2012年04月21日 19時01分21秒

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「Re:◆正邪曲直、自ずから分明政治評論家 俵孝太郎 」
政治と宗教には一線が引かれなくてはならない

 同じようなことが、実は日本共産党にもあります。日本共産党に野坂参三という人がいました。戦争中、反戦運動を中国共産党と一緒に延安でやったというので、有名な人であります。
 この人は何重スパイだったかわからない。中国共産党のスパイだった。ソ連共産党の、コミンテルンのスパイだった。あるいは、どうやら進駐軍のスパイだったのかもしれない。いや身内には、戦前の話ですが、検察の大御所がいてその甥っ子でありますから、日本の公安当局のスパイだったという話もある。
 「野坂はスパイではないか」とずっと言われていました。私どもは、彼はおかしいと言ってきた。我々と一緒にそういうことを言った共産党員は、共産党を除名になった。野坂をスパイと言ったがゆえに除名になった人はいっぱいいます。
 その野坂さんは日本共産党中央委員会議長、名誉議長として共産党に君臨した。一九八九年にベルリンの壁が壊れて、九一年にソビエト国家体制が崩壊して、ソビエトの秘密警察カーゲーベー(KGB)の秘密文書が流出したら、野坂さんがスパイをやっていた金の領収書とかなんとか、ぞろぞろ出てきてしまった。出てきてしまったら、野坂はけしからんと言って、一〇〇歳を越えていた野坂さんを共産党はポイと除名して、野坂さんは汚名のうちに死にました。
 しかし野坂はスパイだと言った人間は、依然として除名されたままです。私だって共産党からさんざん罵られて、そのままです。野坂さんをかついで、野坂さんを支えた宮本顕治という人は、いまだに共産党でいばっています。
 つまり独裁というのは、そこがいけないのです。創価学会だって竹入さんが池田大作さんの言うことを聞いて、池田さんの言うなりに公明党委員長をやっているころは、学歴で嘘をついてもかばってもらえた。学歴疑惑は戦争中の話です。竹入さんが公明党の委員長をやったのは昭和四〇年代から二〇何年の話です。ずっと後の話です。そのときにもう詐称はあるのです。でも当時はかばったのに、敵対したら生まれたときから泥棒だったみたいな言い方をする。野坂参三だってそうです。
 なぜそんなにおかしな人を、あるときはかばい、あるときはやっつけるのか。独裁だからです。自由がないからです。嘘を嘘と平気で言いくるめるからです。そういうのが日本の政治権力を握ったらどうなると思いますか。
 私は共産党もこわいと思います。平気でこういうことをやるのですから。創価学会・公明党も似たようなものではありませんか。私は、竹入さんが朝日新聞の回顧録で言ったことは、決して間違いではないと思っています。そのとおりだと思います。
 竹入さんは公明党の委員長になりたくてなったわけではない。「お前やれ」と言われたからなったのです。「お前辞めろ」と言われたから辞めたのです。いまの神崎さんだって、浜四津さんだって、きっとそうだと思います。
 政党というのはそんなものでしょうか。小渕さんだって、竹下が「やれ」と言うからやったのかもしれないけれども、でも自民党のなかで加藤紘一さんも出て、山崎拓さんも出て、選挙をやって勝ってなったのです。片一方はそうではないのです。選挙なんかやらないのです。どこかからの天の声で決まってしまうのです。天の声で決まって、誰かが気に入らなくなったら、ポイと変えられてしまうのです。
 小沢一郎さんと組んで新進党をつくった市川雄一さんなんて、いまだに議会にいますけれども、息をしているのかなんだか、もうものも言わない。これで自自公が潰れたら、神崎さんや浜四津さんはどうなるかわかりはしない。そのときの風でクルクル変わる。そんなものを政党として、政治の担い手として信用することができるでしょうか。平気でその場限りの嘘をつくような人たちを。
 彼らにとっては、「信心のためには、嘘も方便とお釈迦様は言ったではないか」という理屈になるのです。「革命のためには、何をやってもいいのだ」こういう理屈になる。
 彼らはそれでいいかもしれないが、我々はそれでいいのでしょうか。やはり私は、政治と宗教には一線が引かれなければならないと思う。宗教というのには、絶対者というものがある。政治というのは、先ほども言いましたように相対的なものです。売る人と買う人。納める人ともらう人。相対的な政治の世界に、絶対的な宗教が持ち込まれると、非常にまずいことになる可能性がある。ですから一七七六年のアメリカ建国のときに、一七八九年のフランス革命のときに、人類が経験をしたその教訓として、政教分離というものができた。それは私どもは守らなければならないと思っているのであります。

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from: 21世紀さん

2012年04月20日 18時38分55秒

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「Re:◆正邪曲直、自ずから分明政治評論家 俵孝太郎 」
日本国憲法の原則

 日本の明治二三年にできた明治憲法にも、そこのところは理念としてはあるのですが、実際問題としてはちょっとあやふやなところがありまして、戦争中、神がかりみたいなこともありました。戦争に負けたときに、実際問題としてはマッカーサー司令部が原稿を書いて日本の議会に押し付けて、日本の議会がのんだのですが、そのいまの憲法に政教分離ということははっきり謳われたわけであります。
 憲法二〇条。特にその憲法二〇条第一項後段、「いかなる政治団体も、国から特権を受け、または政治上の権力を行使してはならない」。どんな宗教団体でも、国から特別に優遇されるようなことがあってはならない。あるいはどんな宗教団体でも、政治上の権力を持って、政治を自分のものとして、ひん曲げて使ってはならない。その宗教だけが得して、それ以外の宗教はひどい目にあいますから、こういうことはあってはならない。これが憲法に盛り込まれた。マッカーサー草案の一九条。それを日本語に翻訳したいまの日本国憲法の二〇条。これは英文ではまったく同じです。
 世界には政教分離ではない国があります。例えばホメイニさんが革命を起こして以来のイランという国はそうです。サダム・フセインという男がふんぞり返っている、いまのイラクという国もそうであります。それはそれぞれの国の国民が決めることですから、それぞれの国の歴史と宗教文化を背景として決めることですから、とやかくは言えません。
 しかし、日本は一つの近代的な民主主義の国として、それからもう一つはやはり戦争の経験を通じて、政治と宗教の間にはっきり一線を引くということを、戦後昭和二二年(一九四七)五月三日に施行されたいまの日本国憲法においてきめた。ずっとそれ以来五三年間、守ってきたわけであります。

公明党は創価学会の自家用政党

 誰がどう考えても、公明党というのは、創価学会の自家用政党です。白川さんも弁護士だが、公明党の神崎さんも弁護士、浜四津さんも弁護士、冬柴さんも弁護士です。しかしあの人たちは、憲法は国のやるべきことを決めているのであって、国民や国民がつくっている宗教団体のことを決めているのではないのだから、そんなものは関係ないのだという。本当でしょうか。
 憲法には納税の義務というものがあります。納税の義務というのは国民に関係ないのだから、俺は税金を納めなくてもいいんだと、そんなことが通りますか。
 憲法には義務教育というものがあります。あの義務教育というのは、どういうことかというと、親が子供を働かせてはいけない、少なくとも中学三年を終わるまでは、子供を学校に行かせなければいけませんという、それが義務教育です。最近、義務教育の本旨がわからなくなって、国は子供を教育する義務があるとか、いや先生は子供にいい教育をする義務があるとか、と言う人がいますがそうではない。義務教育というのは、親が子供を働かせないで学校に行かさなければならない義務、という意味であります。国とは関係がない。親に与えられた、親に課せられた義務であります。
 憲法はなにも国のことだけ書いているわけではないでしょう。義務教育を考えてみても、税金を考えてみても、憲法は国民の義務というものをきちんと決めている。同じように、宗教団体の義務として国から特権を受けてはならない。あるいは政治上の権力を行使してはならない。こう書いてあるのです。
 では公明党は、一体どうだったのか。創価学会はどうだったのかというと、平成一〇年八月の朝日新聞の切抜きを持ってまいりました。「秘話・竹入義勝、五五年体制のはざまで」。竹入さんという人は公明党の委員長を二〇何年やった人です。いまは創価学会からボロクソに言われています。二〇何年委員長をやった竹入さんが、天下の朝日新聞に何と書いたか。ちょっと読んでみます。
 「創価学会批判の本が出るというので、私(竹入さん)が、田中角栄さんに頼んで仲介に動いてもらった。言論出版妨害問題は、創価学会・公明党にとって田中さんらに対し大きな負目になった」
 藤原弘達さんや内藤國夫君、去年相次いで亡くなりました。我々の盟友でありました。わが四月会の藤原先生は顧問であり、内藤君は私と同じ常任幹事でありました。いま、四月会と申しましたが、これは創価学会を批判し、政治と宗教の関係を正そうとする、立正佼成会平和研究所、霊友会IIC、あるいは佛所護念会教団、新生仏教教団、眞言宗金毘羅尊流、神道政治連盟の日本の代表的な宗教団体といわゆる文化人がつくっている団体で、私はいまその代表幹事ということをやっております。
 内藤さんと藤原さんの本を、闇から闇に、何とかして街に出ないようにして全部燃やしてしまおうというので、創価学会に頼まれ、竹入さんに頼まれ、両者一体となって頼まれて田中角栄さんが動いた。いろいろなことがこの竹入さんの回顧録には出てきます。竹入さんは、最後にこういうことを書いています。
 「公明党の委員長を引き受けるとき、人事権は創価学会にあると明確にされていた。選挙にしても、人事にしても、党内はみんな創価学会を向いている。創価学会とは違う考え方を持っている私の同調者になったら干されてしまう。公明党は財政、組織の上で、創価学会に従属していた。公明新聞や雑誌『公明』も、創価学会の意向が大きなウエートを占め、部数は学会の意向で決められてしまう。党員数も、前年数値を参考に調整して決めていた。
 政治家になって、創価学会との調整に八割以上のエネルギーを取られた。公明党、創価学会の関係は、環状線で互いに結ばれているのではなく、一方的に発射される放射関係でしかなかったように思う」
 命令・服従の関係、指令・従属の関係であります。これは、政治上の権力を宗教団体が行使したことになるのではないでしょうか。あるいは竹入さんはこう言っています。これが朝日新聞の一二回の連載の最後です。
 「政治がなんらかの利益団体のために、利益を擁護したり、代弁したりする時代は終わりつつある。一つの団体や勢力が政党を支配したり、政党が奉仕したりする関係は、国民が目覚めてきて、あらゆる面で清算される時代になっている」
 ちょっと抽象的な言い方ですが、政治が創価学会という一つの利益団体のために、利益を擁護したり代弁したりする時代は終わりつつある。公明党が創価学会によって支配されたり、あるいは公明党が創価学会に奉仕したりする関係は、国民が目覚めてきてあらゆる面で清算される時代になっている。公明党の委員長を二〇何年やった竹入さんがそう言うのです。これほどの証言はあるでしょうか。
 そうしたら、彼らはどうしました。ここに「竹入義勝の謀略と欺瞞」という記事のコピーがあります。これは我々の機関誌に載ったのではありません。『聖教新聞』、『公明新聞』に載った記事です。いろいろなことが書いてあります。
 「良心に恥じないのか。自慢話や事実の歪曲。本人自身に金をめぐる噂。恩を仇で返す人間失格。学歴詐称。子供は裏口入学させた。政治家として外国へ行くたびにボストンバッグに宝石をいっぱい買ってきて、自分の家に出入りしていた宝石商に細工をさせて、売って銭をもうけた。金返せ。勲章返せ」
 ならば、そんな男をなんで二〇何年も委員長にしたのですか。竹入さんの学歴がインチキだなというのは、私どもずっと前から知っていました。彼は航空士官学校卒、政治大学校卒、と議員要覧などに書いていました。政治大学校というのは、藤山愛一郎さんが自分のポケットマネーで、自民党本部のなかで開いていた秘書養成学校のことであります。それが政治大学校。
 航空士官学校というのは、立派なきちんとした陸軍の学校でありますから、そこを出たか出なかったかということは同期生に聞けばすぐわかることです。いくら戦争中の水増しであったとはいえ、「違うね、この人は。航空士官学校で、兵隊さんとして、士官学校の生徒が練習に使う飛行機の整備とか、滑走路の整備とかをやっていたのだ」ということは、私どもはそのころから知っていました。
 かつて竹入さんの学歴は不透明だと書いたら、公明党や創価学会は口汚く藤原さんや内藤さんを批判しました。学歴詐称なんてとんでもない。内藤や藤原や俵は東大を出ているのか。あれも嘘ではないか、などということを言われた。まだ竹入さんが、池田大作さんや創価学会に信用されていたころは、竹入さんの学歴詐称が嘘だという我々を「嘘つき」と言ってきたのです。ところが竹入さんがちょっと自分たちに気に入らないことを言ったら、「検証、竹入疑惑」とくる。
 「金銭問題まみれで何が叙勲か。学歴疑惑も浮上」。浮上もへちまもない。我々、二〇年も三〇年も前からおかしいよと言っている。でもそのときはかばってきた。自分にとって気に入らなくなったら、今度は生まれたときから手が長い、みたいな話になってしまう。こういうのを独裁というのではありませんか。嘘というのではありませんか。

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