高校三年生の夏を思い出します。

　大学入学試験に向けて勉強する時期なのですが、暑くてとても勉強する気にはなれないのです。

　今のようにクーラーはないので、昼間は川に泳ぎに行って、疲れ果てて、結局何もやらずにという生活でした。

　それでも、夜に涼しくなった頃、何とかしなければと本を開いて、・・・・・

　思い起こせば、今は恵まれています。

　やりたいことを勉強して、本を読んで、空調の利いた環境で、お金はなくても当時のような貧困の世の中でなく、しかし、当時はそれが貧困とは思っていませんでしたが、お金はなくても天国なのではないでしょうか。