「Stonehaven 2」
朝食も取らずに朝七時にホテルを出発した僕等は A93 ＆ A957 を順調に走り、八時前には Stonehaven に着いた。

目的地は Stonehaven ではなく、【英国内でもとりわけ雄大な絶景を誇る城跡】＝ 『Dunnottar Castle』だ。

「街に入れば何か目印でもあるだろう」

街中なので通勤時間帯の A957 を走れば通行量も多くなり、あたふたしているうちに街を出てしまった。

本当はそれで（街を出る事）良かったのだが、「こりゃイカン」と街中に戻り、家前に車がズラ〜ッと並ぶ狭い住宅街に入り込んでしまったりして、尻は緊張で汗がダラダラ。


途中、天の助けか Police Station を見つけ「困ったときはお巡りさん」と駆け込んでみた。

入口にどう見ても警察官と思えない‘掃除のおばさん’風の二人がいたが、面倒くさいのでその人達に聞いてみる事にした。

「あらっ？　Dunnottar Castle への道は閉鎖されて車は通れなかったわよ」


通れないならしょうがない、街中の駐車場に戻り車を置いて歩いて行くしかない。

駐車場はスグ解り、駐車料金を示す自動販売機を見つけたがどうすればいいのか？

通勤時間帯だが、商店等はまだ閉まっていたため駐車場に車はまばら。

一台がレシートみたいなものを車内に貼ってあるのを見つけ、なんとな〜く理解できた。

余裕を見て“三時間 60ペンス”のチケットを買い、ペタッと貼って貴重品だけ持って車を閉めた。

Dunnottar Castle の綴りと発音も知らずに・・・