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†詩置場†

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公開 メンバー数:5人

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from: ジャニス†さん

2007年02月21日 04時44分45秒

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…で良かった。1

ああ、今朝も相変わらずの大渋滞。いや、いつもよりも酷いんじゃないかな?だって見渡す限り、飛行機、飛行機、飛行機、たまにヘリコプター…。まぁ、渋滞して


ああ、今朝も相変わらずの大渋滞。いや、いつもよりも酷いんじゃないかな?
だって見渡す限り、飛行機、飛行機、飛行機、たまにヘリコプター…。
まぁ、渋滞してなくても窓から見えるのは梅雨の曇り空だけなんだけど。

この時期の雲は灰色のシャワーみたいに窓の外を流れていく。
あと二週間も経てば梅雨も明けて真っ青な空に様々な形を模した雲が現われて、「あ、あの雲、ミッキーの形してるー!」
とか、一人遊びもできるからいくらかの退屈凌ぎになる。

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from: ジャニス†さん

2007年02月28日 23時52分42秒

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「…で良かった。64」

競い合うような蝉の鳴き声に目を覚ますと、私は枕元の目覚まし時計を見た。

午後五時。


「また同じ…」


私は汗でビッショリになったシャツを洗濯カゴに放り込み、シャワーの蛇口をひねった。

操縦士になって半年間、全く夢なんて見なかったのに、あの日以来、二週間同じような夢を見続けている。


夢の中の私は、吉成と結婚して幸せな生活を送っていた。

プロポーズの言葉通り、三人の子供の母となり、付き合い始めた頃に戻ったように優しい吉成と五人の平凡な日常、まるで絵に描いたような暮らしだ。


夢から覚めたばかりの私は決まって、さっきまで見ていた夢がまるで現実であるかのような錯覚を起こす。

ベッドから起き上がり、いるはずのない子供の名前を呼ぶ自分の声で、ふと我に返ることもしばしばだった。

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