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†詩置場†

†詩置場†>掲示板

公開 メンバー数:5人

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from: ジャニス†さん

2007/02/21 04:44:45

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…で良かった。1

ああ、今朝も相変わらずの大渋滞。いや、いつもよりも酷いんじゃないかな?だって見渡す限り、飛行機、飛行機、飛行機、たまにヘリコプター…。まぁ、渋滞して


ああ、今朝も相変わらずの大渋滞。いや、いつもよりも酷いんじゃないかな?
だって見渡す限り、飛行機、飛行機、飛行機、たまにヘリコプター…。
まぁ、渋滞してなくても窓から見えるのは梅雨の曇り空だけなんだけど。

この時期の雲は灰色のシャワーみたいに窓の外を流れていく。
あと二週間も経てば梅雨も明けて真っ青な空に様々な形を模した雲が現われて、「あ、あの雲、ミッキーの形してるー!」
とか、一人遊びもできるからいくらかの退屈凌ぎになる。

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from: ジャニス†さん

2007/02/28 23:55:46

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「…で良かった。65」

吉成と結婚すれば夢のような生活が待っているのだろうか?
それとも返事を決めかねている自分への暗示なのだろうか?


結局、昨夜は一晩中考えても結論は出なかった。


『よく話し合ってみるべきだよ』

哲也の言葉が頭を過った。

「そうだよね。大事なことなんだもん」


私は急いで身仕度を整えると、吉成との待ち合わせ場所へ向かった。

午後六時半を過ぎても、空はまだ薄らと明るい。
アスファルトの焼けた匂いが立ちこめ、背中を汗が流れる。

待ち合わせ場所のベンチに彼の姿はなく、どうやら今日は私のほうが早かったようだ。

ハンカチを出そうとバッグを開けると、指輪の白いケースが目についた。
プロポーズされた翌日からバッグに入れたままだった。

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