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†詩置場†

†詩置場†>掲示板

公開 メンバー数:5人

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  • from: ジャニス†さん

    2011年04月23日 09時19分55秒

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    気持ちのいい夢


    そんな怖い夢のあと


    次に見たのは

    とても気持ちのいい夢だった



    気持ちいい

    気分もいい

    目覚めもいい


    そんな夢

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コメント: 全4件

from: ジャニス†さん

2011年04月24日 05時08分23秒

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「Re:気持ちのいい夢」

「綺麗だね。空も青いね」

私が言うと

男の子は「うんうん」と

頷いていた


「凄いね。雲もないね」と

私が言うと今度は

「ふふ」

と少し声を出して笑った



「ん?」

なんで笑ったの?



そう思って顔を上げたら

さっきまでなかった雲が

私の周りをふわふわ浮いていた



その雲は空じゃなくて

私たちの周りを

ふわふわ ふわふわ


手を伸ばすと

柔らかい綿のように触れて

ぱっと消えてしまう


でもすぐにまた

ぱっと現れる



この雲の形、

タンポポの綿毛と同じだ


そう気付いた



草むらには黄色いタンポポが

たくさん咲いていた


綿毛形の雲は

タンポポの波から生まれて

空中をふわふわと舞って

手に触れると消え

すぐにまた現れる


次から次に生まれる

綿毛の雲が

少しずつ空に登って


タンポポの綿毛の形をしたまま

本物の雲になった



自転車はその間も

丘の上を目指して進み



きっとこの丘を越えると

空と同じ色の海があり


海にもまた

タンポポの綿毛の形をした雲が

ふわふわと浮かんでいる

そんな気がした



そこが終点ではない

かもしれないし


想像通りの景色を

凄く見てみたかったけど


自転車から降りたくなくて

涙がでた



悲しいわけじゃないけど

自然に涙が溢れて


自転車の後ろが

本当に気持ちよくて


しあわせだった




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from: ジャニス†さん

2011年04月24日 04時46分51秒

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「Re:気持ちのいい夢」

廃墟からの出口は

射し込む光が眩しすぎて

外の様子が判らなかった



何があるかわからない

未知の世界に飛び込んでゆく


不安なんて感じない

ただ、どきどき わくわく

そんな気持ちで

外に出るまでの時間が

とても長く感じた



自転車と私たちが

出口から飛び出した瞬間

眩しい光で

視界は白一色で

思わず目を瞑った



次に目を開けた時

さっきよりも鮮やかな緑


1mくらいの

緩くうねった1本道が

小高い丘の上までつづいている


道の両側には10mくらいの

草むらが広がっていて

その横にはすぐ山がある


薄茶色の道と

草むらの緑

山の緑のコントラストが

綺麗で暖かくて


小高い丘の上は

まるで地平線のように

水色の空と交わっている



自転車のスピードが上がると

さっきより少しだけ

風が冷たく感じて

男の子の背中から

汗と土の混ざったような

いい匂いがした




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from: ジャニス†さん

2011年04月24日 04時32分29秒

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「Re:気持ちのいい夢」

男の子の運転する

自転車の後ろに乗ったまま

山道を走っている


とても心地好い風が吹き

足が草むらの雑草に触れる



緩い坂道を下ったり

上ったりしていると

竹藪が現れた


びっしり生えた竹の中に

自転車が通れる幅の道があり

私たちはその道を走る


竹藪といっても

想像するような

薄暗い道ではなくて

大きな竹の葉の隙間から

射し込む陽射しは

とても暖かくてキラキラしている



廃墟が現れた

廃墟というのに相応しい

ボロボロに朽ち果てた

とても古い家なんだけど

怖い感じも暗い感じもしない



壊れた扉が外れていて

家の中が見えた


人もいないし、物もない

ただそこは最初から

私たちの通り道だというように

向こう側まで通路が出来ていた



自転車はまた走り出す

通路(廃墟の中)を通る時に

手や顔に蜘蛛の巣がついたけど

真っ白でふわふわで

ちっとも嫌なものではなかった


私たちは笑っていた

私は顔についた蜘蛛の巣を

両手で払いながら


私の笑い声を聞いて

男の子も笑っていた




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from: ジャニス†さん

2011年04月23日 20時53分29秒

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「Re:気持ちのいい夢」

季節は春、真っ只中


山と山の間の村に

桜も菜の花もタンポポも

一斉に咲き乱れていて

木々も青々としている


まるで絵本の中の

黄緑色のクレヨンで

描かれたような風景



私は自転車に乗っている


濃紺のフレームで

茶色の籠がついた自転車


運転しているのは

私ではなくて

誰かの後ろに乗っている


運転してるのは男の子

顔は全く見えない


後ろ姿にも匂いにも

覚えがなかった




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