夏が近づくと、頭の中で砂漠を思い描くことが多くなる


真夏の砂漠なんてきっと地獄のように暑いはずだし、暑い時に暑いところに行きたいなんて考えるほど自虐的ではないけど


きっと本物の砂漠なんて行ったことはないし、本物の地獄なんて知らないからなんだろう

テレビや絵本で見る砂漠はロマンチックだったり涼しそうに見えたり(月の砂漠とかね)するから


知らないことは幸せなことなのか不幸せなことなのか・・・




この数ヶ月、私の心も砂漠のように乾いている

時々、友人たちからの嬉しい知らせや楽しい誘いに癒され潤うんだけど、残念ながらオアシスが出来るまでには至らない


模様替えがしたくて、オヤジとホームセンターに行った

竹のスダレとか、植木鉢を塗り替えるための涼しげな色のペンキを買うために


そこでオヤジに薔薇の花を買ってもらった

デザート(砂漠)という名前の、模様替えとも涼しげとも無関係の熱い名前の薔薇は
牡丹のような花弁の大きな花で、若竹色をしている

若竹色、、私が一番近いかな？と思うのは抹茶牛乳みたいな薄い緑色


理由なんてなかったけど、ただなんとなく欲しくなったから

オヤジも特に高価なものでなければ私が欲しがるものに理由や意味を求めたりはしない(そこが好き)


突発的で衝動的で、その花を買うことに特に理由はなかったはずなのに
とても惹かれた緑色の薔薇の名前はデザート

砂漠のように枯れた心の自分に砂漠という薔薇の花束を！！！！


やっぱり自虐的だね