さて　おまたせいたしました。

（５６７）の続きです。

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同じ時間も　心がけ次第で　楽しい　ひと時に　変身できる

そんな　生き方を　亡き　父母は　みーすけに　教えてくださいました。

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時は　さかのぼり　昭和４２年とある　冬のこと。。。

冬休み　遅く起きてみると。。。

着物姿の　美しい母。。。。

和服姿の　父が。。居間に　すわっていて。。。

（はい、旦那様・・　おいしい　お料理を　どうぞ。。。いつもの

味気ない　座卓ではなくて、　なんだか　豪華な　机・・・

豪華な　料理がならぶ。。。母は　お酒を手に。。。父に。お酌して

いる。。

（あら？　起きたの？みーちゃん。当旅館に　ようこそ　おこし

いただきまして　ありがとうございます。さーさー、お風呂に

はいって来てくださいね♪）

ええ？？　朝から　お風呂？

旅館？？？？

しかし　なんだかわくわくする。。

促されるままに　朝風呂にはいり。。。

出てくると・ウールの着物に　着替えてくれた。

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店（洋服仕立て屋なので　店には　姿見がある。。）

鏡に　うつしてみて。。おーーー　なかなか　いかしている。。

母が　自分の　着物を　子供サイズに　仕立て直しておいてくれた。

あわーい　朱色の　ウールの着物姿に　われながら　うっとり。。

なんだか　夢心地である。。

おいしい　お料理。。父も　母もなんだか　楽しそう。。

どこかへ　泊まりになど　いったことはないけれど。。

こんな　すばらしい　母や父の　粋なはからいで、

本当に心から　楽しいひと時を　すごせた　幼い頃の　みーすけです。

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程なく　外から帰宅した兄。。そんな父母に育てられた兄も

瞬時に　この試みを（把握して。。）

（それでは　記念写真など　いかがでしょうか？

そちらに　並んでいただけますか？）

まだ若いあのころの兄も　素敵でした。

みーすけ６歳兄１６歳・・小学１ねんのみーすけと　高校生の兄貴

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さらに　時を半年　さかのぼると。。

その年の夏のある日。。

わたしたちは　この家を　父が購入して　ひっこしてきたのである。。

２００坪ぐらいの敷地でしたけど　母と父が　食べるものもおしんで

（夢）のために　せいいっぱい貯めて　手に入れた　（城）である・

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さて・・しかし　家は　たってはいるが　。。庭に　土を入れるような

余分なお金はないので。。ごろごろの山土のまんまの裏。。。。

（さて　毎日　がんばって　ここを　見違える庭に　変身させる）

（手伝ってくれるか？）　うん。。兄と　みーすけ。。

ごろごろ　石がでてきたら　それを　(じょうれん＝一輪車）で


この位置へ　運んですてる。。それを　繰りかえして。。できるか？

できる。。父が　耕して　そのあと。。兄と。。みーすけは。。

懸命に。。作業する。。３日ほど　その作業を　すると。。

山ができた。。次に。。。お友達、。。というか　父は　なぜだか。。

知り合いが　山のようにいた。。（ふしぎ。。）

植木の苗木を　売る　家にゆき。。（そこにあるのなら、、ただで

やるよ。。すきなだけ　もってゆきなよ。。）方言でしたけど

ここではあえて　標準ごで。。。

育つかどうかわからない　まだ　あかちゃんのようなか細い

苗木を　なんじゅっぽんも　もらってきて。。

広い庭に　植えて。。毎日。。水をやる父。。

なにを　やっていたのか？まったくわかりませんでしたけど・・・

みーすけが　小学生を終えるころには　つきやまができて。。

買い足したのでしょう。。大きな　樫の木が　横の道路わきに。。

等間隔で　うわり、その合間には。。つげの木が　まんまるに。。

刈り込んでありました。あのあかちゃんみたいな　かぼそい


苗木が　あんなに　大きくなったのか。。。あとで　わかったことでしたけど？

父のなかには　そんな何年もあとの絵があったのでしょうか？

大草原の小さな家というアメリカホームドラマがありましたけど、

ちょうど　あのお父さんのような　父でした。

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みんなで　力をあわせて。。造り上げる。。。そんな　夢の家を

こつこつと　完成させた　父。。

小さな頃のみーすけは　父の手は　（魔法のような手だと）

感動しておりました。

なんにもなくても　わらを数本もてば。。父の手で　縄に変わります。

うわーー。。すごい。。

火も　おこせる。。これは　みーすけも伝授している。。

父の母　は　もっとすごかった。。蚕を　飼ってって　糸をつむぎ。。

その糸を売ったお金で　木綿糸にかえて。。

布をおったり　タオルをつくったり。。

そして　子供たち１１人の洋服を　つくり　着せていた。

昔田舎では　まだ　着物姿にわらじの子供たちにまじり、

洋服を　きて　がっこうに　いって　（母たちを　尊敬していた

だから　その恩返しに　懸命に　農業を手伝ったんだ。。）

と父が　話してくれた。

まー　洋服を作る売る仕事を　父がえらんで　お針子さんの母に

一目ぼれ。。結婚したので。。。

みーすけも　母の手作りの洋服を　小さな頃から　着せてもらっていた

本当にかわいらしい　洋服で　大好きだった。

いつもは　天然パーマに　けしょうっけのない母が　参観日には

とびきり　綺麗に　髪をゆい、和服姿で　来ていて、。。

娘としては　鼻が高く　そんな母や　父が　大好きでした。

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お金は　まったくかけてない。。

お母さんがもたせてくれた　着物を自分できて、髪も自分で　ゆって、

肌がきれいなので　薄化粧をしているだけだったと　あとから

聞かされて。。

とりとめのない話でしたけど


ようするに　考え方次第で　同じ時間も　楽しく　素敵な　時間に

かえることができる。

同じ時間を　すごすのであれば　（楽しんで）すごしたほうが

有意義な　時間になり　自分の人生も　楽しくなると　言うことを

父母は　教えてくださいました。

そして　人は　いろいろと　いやなことを　言うかもしれない。。

しかし　自分が楽しんでいる　時間を　どういわれようと


人様に　迷惑をかけていないなら、　どうどうと　してなさい。。。

そして　（自分）ができるすべての事で　こまってるひとを助ける

ことは　惜しまず、どんどんやりなさい。。

そこには　打算があってはならない。。無心で　心から　人に

せっしていれば　人は必ず何かを　与えてくださる。

そういう生き方を　してほしい。

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まーそんなような　父母の教えを　歩きながら　思い出した

みーすけでした。