黒髪を　お切りに　なった　そうな。

　とても　どき　どき　する。

　黒髪　といっても　生きてきた　証の　いぶし銀　かも
　しれないけど・・・　かまわない　・・・

　黒髪　を　切られたのだなあ・・・

　しばらく　すると　その　燻し銀　が　少し　伸びてくる
　のだなあ・・・

　それは　もう　ドキドキ　どころか・・

　ゾクゾク　する・・・

　会ったことのない　ひと　が　髪　を　きる
　
　その　とても短くした　髪　が　伸びてきた様　を
　想いうかべ　私　の　心は　右往左往　する。
　
　誰にも　わからない　感情　かもしれない。

　よかった　思う。　私は　55年　生きてきて　そのような
　センス（感性）　を　手に　いれたのだ。

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　私には　娘が　二人　いる。

　一人は　アフリカ　の　診療所　で　厄介になっている。
　いっさいの　政治的献金　を　ある理由から　拒否した
　診療所　であるらしい。　サクタ　という　日本人医師　が
　やっているらしいが・・・・

　　赤ん坊　を　抱っこすると　ドキドキ　するなんて
　手紙が　あった。　女ってのは　そういうもんかねえ。

　
　もう　一人の　娘　は　大阪　で　興信所　の　使いッ走り
　を　やっている。

　　どうやら　足の不自由な　車椅子　に乗った　所長　に
　惚れているみたいなんだけれど・・どうなることやら・・

　　先日　仕事　で　とある　アパートに　行ったらしい・・
　本来なら　幼稚園　に通う年端の女の子　が　対応　に　
　でたらしい・・・

　　「しゃっきんとり　じゃ　ないのよ。」

　その　一言　で　ドア　を　開けてくれたらしい。

　残飯　の　におい　が　する　その　部屋で
　私の　娘　　は　、

　「おねえちゃん　と　ごはん　食べにいこうか？」
　って　誘ったらしい。

　その女の子には　ﾊｲｽｸｰﾙに通う　歳の離れた兄が　いて、
彼に　ぶん殴られる　かもしない　と　思った　なんて
　その手紙には　書いてあったけど・・

　そりゃあ　殴られても　文句は　言えないわな・・
　人には　事情　が　ある。

　その　兄妹　が　　サラ金に追われている　借金を抱えた
バカな親に捨てられ、　二人っきり　で　生活していようとも・・

　女っていうのは　そんな　時　どこかで　
　神様　が　与えてくれた　スイッチ　が　ON　になるらしい。

　そうだろう？　　あなたも　ON　に　なったったろう。

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　息子も　二人いる。

　明日は、　次男坊　の　ボール　遊び・・
　子供の　プレー　が　見たいんじゃなくて、
　ON　に　なっている　母親　を　見るのが　嬉しいから