出勤の遅い朝、道を足早に　バス停へ向かうみーすけの　鼻さきを　いい香りが　ただよう。。

あー　また　この季節がやってきた。

職場では　入居者様の部屋が　南向きになっており、昼間は　日当たりがよいと　今の季節は

あついくらいだ。。

お年寄りが　暮らす施設なので、　いまくらいになると　窓を開けている。。

風通しのよい　大変きもちのよい　職場である。。

あれ？仕事をするみーすけは　ふと振り返る。。まただ　どこにいるのー？

まるで　バス停留所まで　ついてきて　いっしょにみーすけとここにきた。。とでもいうの？

平凡な　しかし　多忙な日々のくりかえしで　みーすけは　このところ（女）を忘れていた。

もう　だいぶ長いあいだ、鏡というものを　じっくりと見たことがない。。

今日は　違う　みーすけを　ふりむかせた　相手に　問いかける

（どこにいたの？）。。。。。。。。。。。ここにいたよ。

（なにをしてたの？）。。。。。。。。。。君をみてたよ。

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頭のなかは　アリスのあのうたの　フレーズが。。。（きんもくせいのーーー咲くみちをーーー♪）

そんな　みーすけの心のなかを　しってかしらずか。。

きんもくせいの花は　さわやかに　かおっている。。