大阪　の　娘　から・・・RUSH・・

・・今日の使いっぱしり・・
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行って、どうする？

そやな、　飯でも　喰わしてやれや。

それで、どうなる？

喰えんより、マシやろ？

どこから、そんな仕事が、来た？

俺からや。

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公衆便所の匂いのする、アパート・・・

その子は、鍵を開けてくれなかった。

「お父さんも、お母さんもいません。」

「いや・・お金を、とりにきたんじゃない。」

・・・・・
やっと　入れてもらえた　その部屋　は、
生ゴミが腐ったような臭いがしていた。

「幸せ」というラインを、引くことはできない。
親が、サラ金に追われて、どこかへ行ってしまった。
高校生の兄と、小学生の女の子が、残された。

それでも、アタシが、不幸せのラインを引くことは、
できない。　それは、傲慢の極みもいいとこだ。

「お兄ちゃんは？」　「しごと。」
「お姉ちゃんと、何か食べにいこうか？」

ラーメンと、餃子と、から揚げと、炒飯・・

余程、お腹　空いてたんだろうな。
初対面のアタシに　ついてくるなんて・・・

・・・・お兄ちゃんの分は・・・
言えなかったんだろう。
　
蚊の鳴くような声だった。

お持ち帰り　あれもこれも　折り詰めにしてもらった。

余計な、お世話だな。

この子の兄貴に、殴られるかもしれない・・
いや、アタシは女だから、　大目には見てくれるだろう。
軽蔑は、されるだろう。　まあ、いい。

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　事務所　に　帰って・・・


駄賃は、いらない。

雇ってるんは、俺や。
・・・・・・