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  • from: 夏野さん

    2022年02月19日 20時01分02秒

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    ミッドナイト の 菜摘 ~最近 出番が多いね~ 編

    深夜のパーキングエリアで、昔のオトコに会ったことがある。

    相変わらず、トラッカーをやっている、と彼は言った。

    「おまえは、どうしてる?」

    「興信所の使いっ走り・・」

    「あの モンスター か?」

    「そう、 ヤマハの・・  あんたは、何に乗ってる?」

    「日産デイーゼル の24トン・・あの頃のビッグサムだ。」

    /////

    短い間だったけど、彼との、獣のようなセックスを思いだした。

    「なつみ おまえ ひとり か?」

    「ああ。」

    ケータイが鳴った。 耳緒からだった。

    「じゃあ・・・。」

    /////

    「とりこみ中だったか?」

    なんで、分かるのだろう、ワタシは、耳緒という男の勘の良さに
    時として、あきれることがある。

    「男の声が聞こえたさかいな。」

    「昔の彼・・・。」

    「そうか。」

    「トラックの運転手をやっている。」

    「そうか。」

    二言 三言 で 仕事の話が終り、耳緒が言った。


    「追っかけて、手エ ぐらい 振ってやれ。」

    「何を言ってる? それで、どうなる?」

    「どうもなりは、せえへん。
    どうもなれへんけど、それで充分や いう時はある。」

    ////////

    前方の走行車線に、彼のトラックが見えてきた。
    併走して、ミッドナイトの ホーン を鳴らす。

    ミッドナイトを、それから・・フルフェイス ごし に
      ワタシがわかったようだ。

    彼が、大口を開けて笑っていた。 明るい笑いだった。
    ビッグサムのホーンが大きく二度鳴らされた。

    ジャンクションがすぐそこに迫っていた。

    10秒足らずの、短い ランデブー が終わる。

    ////

    ワタシは 未だ 三十路 に も 満たない けど・・

    年月を重ねるということは、こういうことなのかもしれない。


    ワタシは、ワリと好きな キリストの母親と同じ名を持つ
    日本人シンガーの歌うスタンダードを思いだしていた。



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コメント: 全1件

from: 夏野さん

2022年02月19日 20時48分20秒

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オーバー ザ トップ 

 トラック が 美しかったです・・


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