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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年06月08日 18時54分19秒

    icon

    リサイクルショップから国産YAMAHAを救出せり


    お邪魔しまんにゃわ〜(吉本新喜劇風に後半をゆっくり粘っこく)
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    最近、またアコギを2本手に入れた。
    と同時に、2つの事からしばらく足が抜けなくなりそうになっている。

    そんなお話ですが、ちょっと長いですよσ(^◇^;)

    アコギ1本目は、
    「Garrison(ギャリソン) Guitars」というカナダブランド。
    そのAGシリーズのエントリーモデルをNetオークションで落札。

    Garrisonは、このNetオークションで初めて知ったブランドで、
    調べてみると、アコギのトップ(表板)のプレーシング(響鳴棒)が
    木ではなくグラファイト製だというので
    ちょっと話題になったメーカーだったのだ。

    Netオークションに出品されたものは
    あるUsed Shopからのものだったけど
    ややマイナーブランドのためか、
    競合もそれほど多くなく
    とてもリーズナブルに落とすことができた。

    なにより、あまり中古市場に出るものではないし
    最近関心のあった(入手のモデルは中国製だけど)カナダブランド
    ということもあり、手に入れられてラッキーだった。

    2年ほど前に購入され、
    さして使われずにShopに出されたもののようで
    使用感のごく少ない、見た目にもとてもきれいな一本だった。

    サウンドホールを覗き込めば
    プレーシングは本当に木ではなく、
    グラファイト製のようで、初めて見たせいか
    ちょっと感動!

    さっそく新しい弦に張りかえてチューニング。
    弦の伸びが落ち着くのを待って、試奏してみた。

    粘っこい低音の響きも心地良く
    低音から高音までバランス良く鳴り
    コード和音の響きもまんずまんずGood。

    出品者のShopに感謝である。

    弦高設定もほどよく、
    次回の弦取り替え時に、もう少しだけサドルを削れば
    さらに、弾きやすいアコギになりそうだ。

    Garrisonに関して、さらにNet検索を試みると
    話題になったグラファイトのプレーシングが
    際モノ評価で市場からあまり受け入れられなかったとか、
    企業が、Gibsonに買収されたとか、
    いろいろとネタが引っかかってくる。

    そんな話題はともかくとして、
    いままでに出会ったことのない一本のアコギが
    自分の元にやってきた運命を思うと
    ちょっとセンチに、心がほんわかしてくるのだよ。

    さてと、もう一本のアコギのこと。
    こちらは、近所のリサイクルショップから〝救出〟しました。
    まさに、救出というべきで、あのまま、ほこり臭い店内に
    置き去りにされたままだとしたら、なんとも可哀想なことになってしまうところだった。

    ふと覗いたお店の中に、ぽんと立て掛けられていたのが
    「YAMAHA FG-250D」でした。

    YAMAHAはAMA-G'が高校時代に初めて手に入れたブランド。
    当時も今も、このあまりにも有名すぎるアコギメーカー。
    その、「FG-240」いわゆるグリーンラベルの一本は
    40年近く私の手元にある大切なアコギ。

    それは70年代の国産で、
    トップ・スプルース、サイド&バックがマホガニー。
    今も、現役でよく鳴ってくれる相棒の一本です。

    くだんのリサイクルショップ見つけた、FG-250Dは、
    80年代前半にかろうじてまだ国内で生産された
    FGのドレットノートタイプ。

    用材の高騰から、
    YAMAHAは、この頃から生産拠点を海外に移行し始めます。
    だから、リサイクルショップのそいつは
    端境期の貴重な国産アコギであった訳です。

    これまたNetで調べると
    当時の低価格モデルとはいえ、30年前ですから
    物価推移を現在換算すれば、中級クラスのモデルといえなくもない。
    トップはスプルース、サイド&バックはカランタス、ネックはナトー、
    指板がバリサンドル。
    用材の高騰が如実に表れたスペックだ。

    オークションでの落札価格を参考にしつつ、
    全体的な状態はとてもきれいでしたが
    〝これ、30年前のアコギなんですよ。少し安くなりませんか〟
    などと、知ったかぶりしつつ女性店主と交渉して、
    これまた、お買い得な価格で手に入れられました。

    FG-250Dは、チューニングマシンにトルク調整が
    付いているので、ペグ回しもスムーズ。
    高めの弦高を削って12フレットで約3.5ミリまで下げると
    まんずまんずの弾きやすさに。
    まだ、0.5ミリ以上は下げられると思う。

    ホコリを落として、ボディにワックスをかけ
    指板もキレイにして、弦も取り替えてあげましたら
    とても、入手した価格では手に入らないような
    キレイにアコギになりました。

    低音弦の響きは深く、中太で振動が心地良く身体に伝わってきます。
    コードを弾いてみると、中音から高音域のバランスがよいのか
    全体的に落ち着いた響きを感じさせてくれました。

    前の持ち主のことを考えてみた。
    いったんは手に入れたものの、ほとんど弾くこともなく
    押し入れにしまったまま。
    やがて仕事も家庭も忙しくなってきて、
    アコギどころではなくなり、いつしか行き場のない
    そいつは、リサイクルショップに持ち込まれてしまう運命に。

    たしかに、70年代から80年代は、
    国産アコギの全盛期。
    メーカーはイケイケドンドンで生産し、
    それこそ、猫も杓子もこぞってアコギを手にしていた黄金期。

    それなのに、ああーそれなのに…
    たいしてボディを震わせることなく、
    指板をこすくられることもなく、
    何度も弦を取り替えられることもなく、
    邪魔者扱いで部屋の隅っこに追いやられて
    すっかり忘れられた存在になってしまったFG-250D。

    AMA-G'は、
    ここしばらく、Netオークションチェックと
    リサイクルショップめぐりを止められそうにないや。

    コレクターではないので
    あくまでも自分で弾くために集め始めたアコギだけど、
    きっと、世の中には、弾かれず触られないままの
    アコギたちが、淋しさと恨みのうめきを上げているに違いない。

    骨董好きのヒトも同じことを言うらしいが、
    〝そいつを見つけたとき、持って帰って、という声が聞こえた〟と…。

    おまえが買わなくてもいいのじゃ。
    誰か他の人が買ってくれるから。
    でも、今買わなければ、きっと後から後悔する。
    あの時、手にいれておけば良かった、と。

    よくある話だが、
    掘り出しものを見つけて〝少し考えて後から買おう〟
    と思っても、それがずーっと残っているとは限らないし、
    売れたら最後、次に手に入るかどうかは、その確率は非常に低い。

    全世界の人口67億9千万人。
    たかだか70年の一人の人生の間に、自分と出会える人が
    いったい何人いるのか。

    それを考えたら、
    いま関わりのある人たち、家族や親戚や会社や取引先やブログや…
    そんなもろもろの人たちと一緒の時代に生きていることの
    偶然とラッキーとアンラッキー、運命の出会いを大切にしなければならん、と
    考えてしまうのだ。

    最後は、哲学オチか…。うへへ……。(^_^;

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