新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

アコギな世界

アコギな世界>掲示板

公開 メンバー数:22人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2009年12月18日 18時31分36秒

    icon

    ばあちゃんからもらったオールドGIBSON?


    John Denverみたいな幸せを子供や孫に……
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    ばあちゃんからもらったのがOld GIBSON Guitar。
    そんな幸せな子供だったのが、かのJohn Denver。

    〔This Old Guitar〕という、彼の歌でも
    Guitarとの出会いや、ギターがもたらしてくれた
    幸せな出来事が語られているけれど、
    幼年期に手にしたオモチャがGIBSONだなんて
    すごくうらやましいと思う。

    Johnは、ライブ版などで
    『小ちゃい頃、ばあちゃんからFホールタイプのGIBSONをもらった』
    と語っているが、かのアメリカなら
    そんな話はきっとよくあることなのだろう、

    と同時に、
    家族や親戚に音楽やアコギをする人がいて
    彼らから愛用のアコギを譲られて
    それを弾き続けていくというのは
    なんて素敵なシチュエーションだ、とも思う。

    さしずめ日本なら、
    親父から譲られたYAMAHAの
    国産オールドアコギ〝赤ラベル〟を
    今でも大切に弾き続けています、てな感じか。

    家族で音楽をする趣味があるのは幸せだ。

    先日も、
    いつも行く、〔S楽器〕に
    よく似た顔の親父と息子が来ていて
    しきりに値段の下がった、MARTIN D-28
    二人して見ていた。

    自分と同じ年回りの親父は
    この不況下でありながら例年通りのボーナスが
    入ったかなにかで
    趣味が同じ息子に、X'masプレゼントとして
    MARTINを贈ろうとしていたのかもしれない。

    にくいことする親父だ!
    かつ小憎らしい。
    かつ羨ましい。(^0^;)

    今、
    子供がいる、孫がいる、というアコギ弾きなら
    愛用のアコギを彼ら彼女らに引き継ぐことができる、
    可能性がある。

    残念ながら、
    ワシの息子二人はアコギに興味がなく
    ワシの集めたアコギが、ワシが黄泉に旅立ったのち
    果たして未来の子孫に伝わるのかどうか…。

    そ〜んなたいしたアコギでもないけど
    毎週月曜の大型ゴミの日に
    町内会の収集場に捨てられていたら
    痛ましい。

    親が集めた書画・骨董のたぐいを
    価値の分からぬ子供・孫が売っ払う、という話は
    「何でも○定団」で良く聞く。

    あんなに好きで弾いていた親父のアコギを
    二束三文で売り払い、刹那の銭をフトコロに
    飲み・打ち・買う肉親に、あの世からの悲痛なメッセージは
    届かないものだろうか。

    書画・骨董とは違い、
    楽器は、愛用したひとの肉感の痕跡を残すものだ。

    どんなに日がな一日眺め続けても
    古備前の壺に穴は空かない。

    その点、
    ボディのピックの弾き傷、指板の減り、
    トップの汗じみ、サウンドホール内の匂い、
    ネックのカポダストキズ、ヘッドの当てキズなど
    アコギに残された、持ち主の痕跡は生々しい。

    Clarence WhiteのギターがTony Riceへ、
    みたいに、名人が使った名器は
    伝説を伴って受け継がれていく。

    ワシら一般人のそれなりのアコギも
    できるなら次代に引き継ぎたい。

    たとえ、
    NetショップやNetオークション、あるいはUsed店を介して
    まったく見知らぬ人の手に渡ったとしても
    弾き続けられるなら、
    苦労して手に入れた甲斐があるというものだ。

    長い間倉庫に眠っていた
    弾き手のない古いアコギが
    ふとしたきっかけで見つけられ、市場に出る。

    恐らく70年〜80年代の
    そんな国産オールドアコギが
    いま、Netオークションに沢山出品されている。

    バイオリンやビオラを造っていた同族会社の
    楽器メーカーが、勃興著しいフォークブームに乗って
    アコギづくりも手がけるようになった。

    一つの会社は大きな戦争を境に
    いくつかの系列企業に分化していき
    それぞれが独自の楽器づくりを展開。

    そんなあるメーカーのあるオールドアコギ。

    ブームの刺激を受けた持ち主は、
    まずはカタチから、と、
    教則本・音叉・カポダスト・クロス・ストラップなどを揃えた。

    ところが、
    昔から飽きっぽかった。
    〝人まねばかりして〟と母にはよく言われた。
    部活の先輩には、アコギが弾ければ女にもてると、そそのかされた。

    案の定、
    手頃な価格のアコギを買ってはみたものの、
    結局薬局特許局、見よう見まねでスリーコードを
    覚えただけで、〝オレにはやっぱり無理!〟
    とほっぽらかし、ケースごと物入れにぶち込んだ。

    そしてそのまま時は流れて三十年……。

    洋画によくあるエピソード。
    隠れん坊していた子供が
    物置で何かを見つける……放蕩しすぎで家出したと噂で聞いた
    親戚の叔父さんの〝国産オールドアコギ〟。
    ほこり臭い物置の隅っこに立て掛けられていた
    黒いギターケースを見つけるわけだ。

    開けてびっくり玉手箱。
    ボディとサウンドホール回りにアバロンバインディング。
    指板のポジションマークもスクエアのアバロン。
    ヘッドストックにフラワーポットのアバロンの見事な螺鈿細工。

    しかし、
    悲しいかな子供の通報を受けた親に
    アコギの趣味はなく、かつ、その価値さえも判定できなかった。

    やがて、
    その国産オールドアコギは
    フルセットでリサイクルショップに持ち込まれ
    二束三文で引き取られる。

    わずかな銭でも
    その親子がMacでジャンキーなランチを
    しばくには充分で、
    哀れアコギは流れ流れて
    Netオークションという大海に漂う身となりにけり。

    リサイクル店で無情に買い叩かれるくらいなら、
    自分の子供や孫、音楽好きな親戚の某(なにがし)に
    (もちろん)タダで譲りたいと思いませんか。

    ワシの親父はアコギなど弾くような人間ではないが
    もしも、若い時、ガットギターで
    古賀メロディーでも弾いていて
    使わなくなった〔木曾スズキ製〕の一本を
    譲ってくれる、なんて言ったら
    ワシはこそばゆい気持ちながら
    すんごく嬉しいだろうね。

    アコギって
    どんなに安物の一本でも、
    けっこう音は鳴るもので、
    それなりの部材を組み合わせて作られていれば
    楽器としての存在感は、あるものだ。

    リサイクルショップから救出した
    三千円のアコギであっても
    上手な弾き手が、ひとたび手にして弾き語れば
    たちまち無敵のカラオケ装置。

    どんなにどんなに傷ついていても
    ボクはちっとも気にしない。
    どんなにどんなに匂いがしても…
    いや、煙草の匂いは好きじゃない。

    部屋の中に一本アコギが置いてあるだけで
    ただのインテリアというより
    その部屋に暮らす人のゆとりある生活が想像できる、
    ライフスタイルアイテムになる。

    ♪ボクの古いギターは愛を唄うことも
    笑い方も泣き方も教えてくれた♪
    ♪ボクの古いギターが彼女と巡り合わせてくれ
    人生と愛すべき多くのものを与えてくれた♪

    ※John Denver〔This Old Guitar〕 より抜粋要約。

    ばあちゃんからもらった古いGIBSONを手に
    John少年は聞き覚えた古いフォークソングや
    カントリーソングを弾き語り始めた。

    気まぐれな子猫は友達になるけれど
    一緒には歌ってくれない。
    可愛い子犬をエサに彼女気を引くことはできるかもしれないが
    振られた彼女に捧げる歌を作る手伝いはしてくれない。

    アコギを部屋のインテリアに使う。
    弾けないけど飾っておく、というのは
    〔絵は描けないが好きだから飾る〕ことと同じか?

    彼の部屋に入り、壁の絵を見て、
    「絵、描けるの?」って聞く人はいないよね。

    アコギがギタースタンドに鎮座している。
    ルックスの良い、そこそこの造りのアコギだったとしたら
    「アコギ、弾けるんだ?」
    って聞かれるのは、ごく自然なこと。

    子供にも孫にも、自分のアコギを引き継げないというアナタ。
    知り合いの子供達で〝かあちゃん、オレ、ギター弾きたい〟
    と言っているよなのは、いませんか?

    アコギの蘊蓄をひとくさり語りながら
    愛用していた一本を、さりげなくプレゼントしましょうよ。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 2

    icon拍手者リスト

    kuni ルパン

コメント: 全0件