新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

アコギな世界

アコギな世界>掲示板

公開 メンバー数:22人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2010年02月01日 18時19分43秒

    icon

    〝ドライな人〟って言われないためにも…湿度調整剤を


    弾き語りながら香りを楽しめば「いと心地良し」。
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    「臭覚」は五感(直感・霊感を含めると六感か?)の中でも
    けっこう重要な感知器官ですね。

    「年増の色香に迷う」などとよく言いますが、
    通りすがりの女性の品の良い香水の香りには思わず〝クラッ〟となります。
    ならない? ワシはなりますよ。

    目新しい食べ物や賞味期限切れの生鮮品は
    必ずクンクンと臭いを嗅いで確かめます。
    はしたないという人がいますが、
    これは腐ったモノやちょっとあぶなさそうな食べ物に
    あたらないための自己防衛策です。
    なんのために鼻がついているんですか?
    いいふりこいて、腹を壊しても知りませんよ。

    USEDアコギの前所有者が喫煙者だったりすると
    その臭いが消えるまでにけっこう時間がかかります。
    猫が自分の縄張りを巡回してマーキングするのに似て
    自分の家の臭いになじませるんですね。

    今、
    ハードケース付きのアコギには
    〈湿度調整剤〉を入れています。
    が、所有アコギのほとんどはこのハードケースがなく
    アコギスタンドに立てたままで保存するしかありませんので
    練習場所である、二階の寝室の自然空調まかせです。

    ハードケースの中のこの〈湿度調整剤〉は
    楽器店やNetショップで千円以内で購入でき
    香りのついているモノがいろいろ出ています。

    〈GUILD〉と〈Taylor〉だけはハードケース有り、なので
    柑橘系ではないココナッツのような甘い香りのする
    〈湿度調整剤〉を入れています。

    知っている人も多いですが、
    この調整剤は、単なる乾燥剤とは違い、
    アコギにとって適正の湿度になるように
    ケース内の湿度が高ければ湿気を吸い込み
    逆に乾燥しすぎていれば湿気を吐き出す
    という調整機能のある優れものなのです。

    アコギは乾燥しすぎても湿気があり過ぎても本体に影響があり
    日本のような高温多湿の国で
    愛器を長く保管しようとしたら
    欠かせないアコギアクセサリーなのです。

    〈湿度調整剤〉はこうした基本機能のほかに
    アコギ弾きを良い気分にさせてくれる
    〝おまけ〟の機能があります。

    それは、さっき書いた「香り」なのです。

    ケース内で保存しておくと
    サウンドホール内というかボディの空洞の中には
    〈湿度著製剤〉のココナッツの香りが
    程よく移り込みます。

    〝美人の移り香〟なら大歓迎なワシですが
    このココナッツの香りも悪くはありません。

    ケースからアコギを取り出し、
    チューニングしたあと、やおら弾き始めると
    アコギ・ボディの振動はギター全体を震わせ
    サウンドホール内の空気の振動により
    ココナッツの〝移り香〟がにわかに漂い始めます。

    これがまたなんとも気持ちよく
    なんだがリッチな感じがするのですよ。

    ワシも含め、多くのアコギ弾きが
    アコギをよく女性に喩えて話をしますが、
    なだらかな女性の曲線美にも似た
    アコギボディをやさしく抱きながら
    その甘い香りに酔いつつ、弾き語りするなんて
    ああー、なんてアコギ弾きは幸せ者なんでしょう。

    変態的な妄想はこれくらいにして…

    ワシの住んでいる地域は
    夏の蒸し暑さとは無縁のカラリとした気候なので
    どちらかといえば、乾燥しすぎに気をつける方が良いようで
    西日で部屋の気温が上がりすぎたり
    冬の暖房で暑くならないように注意します。

    アコギ好きの人の中には
    とても神経質に、湿度計を設置してアコギの保存状態を
    日々コントロールしている人がいますが
    さすがに、そこまでナーバスではありません。

    そりゃあ、
    100万、200万のアコギならそれも〝あり〟でしょうが
    それとても
    弾いてなんぼのアコギですから
    あまり過保護に気を遣うよりは
    一回でも多く弾いてあげることの方が重要じゃないでしょうか?

    いくらキレイで気だても育ちも良い嫁さんをもらっても
    磨き上げてただ神棚に飾っておくだけじゃ彼女も不幸というものです。
    彼女の持ち味が最高のパフォーマンスを発揮できるように
    ディレクションしてあげるのが、ワシらの役なのですから。

    〈湿度調整剤〉は普通、半年ごとに取り替える方が良いといわれますが
    ワシは一年くらいは入れっぱなしですね。
    だから、もう効果がなくなっているかもしれないな。

    アコギ弾きの中には、小さな乾燥剤をそのまま
    サウンドホール内に入れてしまっている人もいますが
    あれは大丈夫なのだろうか?

    改めて
    アコギは人間の五感と六感をフルで使うモノだと思い知らされる。
    え!? 味覚を使うかーー? 六感ってなによ〜って思った人は
    まだまだ、〝アコギな世界〟への浸り方が浅いですよ。

    「触感」は言わずと知れた
    アコギを抱いた時のボディとの密着感や弾く指と指板や弦・ペグなどとの感触ですね。
    「視覚」は
    豪華なインレイを眺めたときの贅沢感や
    運指・フィンガリング時の、見ているようで見ていない視線の動き。
    「聴覚」なんて何をか言わんや…
    絶対音感がなくてもそこそこ聞き分けられる耳さえあれば。
    (俺はハートでアコギを聴いている? そんなアンタは凄い!)

    「嗅覚」は今回の場合、
    ココナッツの香りに酔いしれることですね。

    さて「味覚」は?
    たとえば、フォークなんかのジャンルだと
    ホルダーに取り付けて吹く10穴ハモニカからもたらされる
    空気や昼に食べた定食の残りカスの味…うへーーー

    あとは…
    ちょっとクサイこと言わせてもらえれば
    弾き語りの歌に込められた、歌い手である自分の半生からくる
    〝悲哀の味〟かな…。酸いも甘いも噛み分けた。

    そして最後の「第六感」は
    インスピレーション…。
    アコギを弾いていて、突然にひらめくピッキングの運指法や
    正しい音程の取り方、コードの押さえ方など
    日々、弾き続けていてこそ発現するさまざまな〝奇跡〟のことだろうね。

    もしも、
    ワシたち人間の嗅覚が犬族のような高性能だったら
    世間に渦巻く臭いや匂いの洪水の中で
    もだえ苦しんでしまうだろう。

    アコギのサウンドホール内から
    つま弾くメロディーの音の波に合わせて
    漂うココナッツの香りに、今夜もまたワシは軽く酔いながら
    アコギを抱きしめるのです。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 2

    icon拍手者リスト

    kuni ルパン

コメント: 全0件