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  • from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん

    2010年02月10日 19時11分18秒

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    忘れ去られた子供たちを日の当たる場所に誘おう


    手に入れた〈さだまさし〉の二冊の楽譜のこと…
    ★(⌒杰⌒) AMA-G'です

    〈さだまさし〉の弾き語りソングブックを二冊手に入れた。
    いつもの、NetショップとNetオークションから。

    一冊は70年代発行のもので、古いが未使用品。
    TAB無しの五線譜、27曲収録の完全レコードコピー(の触れ込み)。
    もう一冊は90年代発行のUSED品だが、これまた完品に近い上物。
    33曲収録のTAB譜付き。
    双方の曲目には数曲のダブりしかないので、併せて約60曲の
    〝さだネタ〟が手に入ったわけだ。

    〈さだまさし〉といえばデュオ〝グレープ〟が真っ先に思い浮かぶが
    意外やコンビでの活動は4年ほどであり、
    解散後、さだまさしはずっとソロで活動していて、その期間の方が長い。

    〈さだまさし〉約四十年のキャリアの中、
    日本でももっとも多くのライブ活動を行ってきた
    シンガーの一人だという。
    ※Pho.→Amazonより引用
    「さだまさし ベストデビュー30周年記念リマスター盤」


    ライブを観たことはもちろんないし、
    DVDも買っておらず、誰もが知っている程度の
    有名曲数曲しか、ワシは彼の歌を知らない。

    TVの音楽番組でよく見かけるのは、
    さだまさしがライブだけでなく
    メディアへの露出も多い証拠であり
    70年代フォークのくくりでいえば、
    〈南こうせつ〉と似たような立ち位置といえるかもしれない。
    ※こうせつも、よくNHKに出てますよね。

    今回、
    ソングブック入手の動機は、というと
    今年のライブで、〈さだまさし〉の曲も演ってみたいと思ったからだ。

    デビュー後の初期、
    二十代の頃のさだは透き通った伸びのある高音が魅力だった。
    さだまさしについて書かれたWEB情報によれば
    彼のその声質は、その後何度かの変遷、あるいは危機を経て
    年相応(五十代後半)の枯れた、鼻濁音を伴う渋い高音となって
    現在に至っているという。

    比較的、高音が出やすいワシは
    そのため、松山千春や井上陽水などのカバー曲を
    ライブでよく取り上げるが、去年までは〈さだまさし〉の曲は
    まったくやってこなかった。

    その理由は、
    知っている曲数自体が限られることもあるが、
    (実際はそんなことはないらしいが)自分が好きな千春が
    〝さだを嫌っている〟からで、
    なんとなく避けていたのかも知れない。

    しかし、
    時折、TVなどで観るさだのギタープレイは好きであり、
    〈案山子〉〈天までとどけ〉〈無縁坂〉〈縁切り寺〉など
    カラオケで歌っている唄も数曲あって、
    けっこうな食わず嫌いだったかも、と考え直していたのだ。

    そんな時に、
    この2冊の楽譜を手に入れて、
    他の70年代フォークシンガーたち同様、
    ライブにかけられる歌を自力で覚えていこうと思った。

    さだは、YAMAHAのアコギを良く使用している。
    デビュー35周年だかを記念して
    YAMAHAが企画した「LL120 MS」は、
    何本もの試作品をさだが試奏・監修して
    通常のLLシリーズとはヘッドの形状も変えて
    一本120万円!という受注生産品としてラインナップされている。

    YAMAHAのその試作品って、いったいどうなるんだろう?
    関係者の手を経て、いつか闇の市場に流出することもあるのか。

    「120万」のYAMAHA…弾いてみたいと思うが、
    果たして〔MARTIN D-28〕3〜4本分の価値ある音と満足感があるのやら。

    Simon&Garfunkle に影響されて曲作りを始めたというだけあって
    さだのフィンガーピッキングは、
    ベースになるコードをいろいろと崩しながら
    けっこうおかずの多いピッキングプレイが随所に見られる。

    開放弦を効果的に使って、
    じつにアコギらしさが良く出た奏法であることも
    〈さだまさし〉掘り起こしの動機になっている。

    また曲そのものについても、
    「暗さ」「叙情的」「マイナー調」「女々しさ」…などが
    先立つイメージでよく語られたりもするが、
    〈関白宣言〉をはじめとしたコミカルな曲も多くあり、
    今回入手した楽譜を頼りに、未知の曲を習い覚える中には
    きっと、自分の気に入る〈さだまさし〉が見えてくるに違いない。

    名作の題名のような情緒的タイトルや
    私小説みたいな歌詞の展開、
    頭のいい人がわざと馬鹿なことを言っているかのようなMCなど
    「素朴」「素直」「シンプル」とは対極にある
    〈さだまさし〉の世界が鼻についていたのも事実だ。

    好みや好き嫌いと言ってしまえばそれまでで、
    「70年代フォーク」の一角に位置していながら
    あえて唄わなかった理由も、いくつか思い当たる。

    〈小室等〉が嫌いなのと同じ理由だったかも…。

    どちらかといえば、
    先入観や思い込みの強いワシだが、
    こと「歌」は、やはり歌ってみないと分からないというのが実感。

    歌っているシンガーに対するイメージや
    聞いただけの、その曲調と歌詞についての違和感も、
    いざ、実際に自分が弾き語りをしてみると
    なんとも自分の声や気持ちにしっくりとなじむ
    「名曲」であることも、よくある。

    スポーツなどでも、
    「観る楽しみ」と「プレイする楽しさ」とはまったく別物で
    実体験を持たずに毛嫌いをしていると
    短い人生の渦中で損をしてしまうことも多い。

    〈さだまさし〉もシンガーソングライターとしては
    実に多作であり、作品数はかなりの数に上る。
    その中から、楽譜が入手でき、実際に弾き語りしてみて
    自分の持ち歌となる曲がどれほどあるだろうか。

    本好きで多読の人が読破数を稼ぐことは、やってやれないことじゃない。
    酒好きで多飲の人が地酒巡りで、飲んだ日本酒の本数を稼ぐことも、また然り。
    女好きで多淫のイケメンが……も、いわずもがな、だろうね。

    ワシのように、
    見知らぬ曲を楽譜やYou Tube等を頼りに、
    一曲一曲習い覚えるのは楽しいが、時間を必要とする気の長い趣味だ。

    ワシなどはまったくやらないが、
    息子達の世代だと、
    ニューリリースの曲を即座にNetからダウンロードできるが、
    三十年も四十年も昔の、聞いたことのないフォークを
    習い覚える行為は、街の骨董店を巡り歩き
    ホコリに埋もれた店の片隅から、LPレコードを探し当てるに似ているかもしれない。

    一度会っただけの人の顔と名前をずっと覚えている人間がいる片方で、
    ワシのように、しばらく会話がないだけで、会社のメンバーの名前が即座に
    浮かばない、なんていう呆けたうつけ者もいる。

    多作のシンガーソングライターだって
    自作の全てを覚えているわけがない。
    作ったきり、あまり気に入らず、未発表のままどこの場所でも
    唄いさえしない不遇の日陰者ならぬ〝日陰曲〟があるだろう。

    そんな、〝親〟からも忘れ去られた
    惨めな家無き娘たちを、草に埋もれた道端から連れ出してやり
    人々の前で「こんなにいい子がいたんですよ〜」と、
    教えてあげるのが、ワシの役目なのかも…。

    〈さだまさし〉に関していえば、
    今現在、ワシか知っている曲は実に少ない。
    2冊の楽譜のほとんどが未知の子供達ばかり。

    さあ、今週末から〈さだまさし〉の世界で
    初めて出会う〝子供達〟との、会話を始めよう。



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