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from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん
2010/05/11 18:14:03
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「ながらアコギ」でもっと上手くなる
恋に破れた中年以上にはアコギとワインが良く似合う…ぞ。
★(⌒杰⌒) AMA-G'です
甘党で酒飲みだ。
転職して10キロ太ったので自重して
間食と晩飯を控えたら5キロ戻って
まずまずの適正体重になったが
ケーキもぼたもちもあいかわらず大好物。
酒は、もっぱら日本酒と乙類焼酎を好む。
(焼酎はいわゆる本格焼酎。現在は法律上、甲・乙の分類はなくなった
が、焼酎はやはり芋や麦などの乙の方が断然美味い)
休みの日の昼にスパゲティを作った時には、安い赤ワインを飲む。
自分で作る餃子の時は、やっぱビールだ。
若いときはかっこつけてケンタッキー・バーボンとか飲んでたが
今、ウイスキー系の強い酒は胃の腑が受け付けない。
飲んだら車など運転しないのは当たり前だが
ほろ酔いでもアコギを弾くのは難しい。
人並みの酒量で酔い覚めも早いほうだが、
飲んでアコギを弾くことは、まず…ない。
飲んでもアコギのいじれる人は、夜が長い季節に退屈しなくていい。
飲んだら調子が出る、という人もいるだろう。
〝ライブ前には軽くガソリン入れるぜ〟てな、パンクな人は
すごいな、と思う…、ワシは絶対ムリだけど。
ワインを飲みながらギターをつま弾く、
というシチュエーションはあり得なくもないが
そこには多くの危険が潜んでいて
アコギ好きはほとんどやらないと思う。
グラスの水滴が着いた右手でピッキングすれば指が滑るし弦のサビが早まる。
まちがって酒をギターボディにたらした日にゃ、目も当てられん。
ギターを大切に思う人は絶対にやらない、かっこつけたポーズ。
軽く酔ったほうが、フィンガリングや運指がスムーズ、
という意見もあるだろう。
ほろ酔いの頭でまともな音感が保てるとは思わないけど…。
ノリで弾く、でたらめなテンポの曲ならそれも良い。
日常的な練習や、真面目にアコギと対峙する時には
やはり「飲酒」はNG&タブーじゃないか。
ただ、こんなシチュエーションでは
酒とアコギの組合せは憎らしいくらいに良く似合う。
ありきたりだが、恋に破れたときなど。
それも長く付き合っていた恋人から突然の別れを切り出され
しかも、別れの理由がどうにも納得のいかないものだった場合。
かつ、その恋が二十代や三十代の人のものではなく
酸いも甘いも噛み分けた中年・壮年が
ようやく探し当てたささやかな幸せの香りがするような〝恋〟。
そんな恋が陽に照らされた淡雪のように消え去ったとき
声だかに喚くわけには分別が先に立ち、
やけ酒で憂さを晴らすには体力のなくなった
中年・青年が向かう先は、いつも一人の部屋で弾いていた
型は古いがえオール単板で良く鳴るアコギのところ。
サムピックをつけずに弾き下ろしただけでも
深く響く低音から抜けの良い高音までがバランス良くコードを奏でてくれる。
アコギは裏切らない。練習不足の時にはコードチェンジにつまずき
たっぷりと弾き込んだ曲だと驚くほどの素敵な音がする。
サヨナラを告げた相手を恨む気持ちが
アコギの音ともに解けてゆく。
弾き始めればいつの間にか時の過ぎるのも忘れ
繰り返し繰り返し、課題のフレーズを弾いていた。
部屋に備え付けの
ワインと日本酒専用の低温クーラーから
安いカリフォルニアワインを一本取り出して
コルクではない簡易な方式の栓を開け
これまた部屋に置いてある小さな水屋から
○イソーで見つけた中くらいのワイングラスを取り出す。
グラスに注いだ深紅の液体を喉に流し込むと
ふいに涙がこぼれそうになった。
悲しいからじゃないんだ。
このアコギがいつもと同じように良い音をさせ
この安ワインがいつもと同じようにそこそこ美味いから。
変わらないものと変わらざるを得ない自分の暮らし。
そこにあの人がいないだけさ。
なんだ、なんだ、どこかの三文フォークの
歌詞みたいになってきたぞ。
ま、
こういう場面設定なら
ほろ酔いでのアコギ弾きもアリかな、と思ったまでなのだ。
いまの自分の家ではそのようになっていないが
居間兼食堂兼寝室兼のワンルームに暮らす
独身者なら、常に手元にアコギをおいて置けるから
部屋にいる間は、常時「〜ながらアコギ」が可能だ。
すなわち、
TVでお笑いを見ながらアコギ、
Macとコーラでランチしながらアコギ、
遊びに来て流しに立ち料理をこしらえてくれてる彼女と話しをしながらアコギ、
手を使わず下半身の動きだけでスエットを脱ぎパジャマに着替えながらアコギ、
ということができる(しないか?)
○○ニーを覚えた猿のごとく
のべつまくなしアコギを抱いていたい者にとって
「ながらアコギ」ほどうってつけな「ながら」は無い。
触れる時間の多さに比例するのがアコギの上達度合いだ。
弦上で常に指を這わせていれば
フレットを見ずにコードが押さえられるし
サムピックを着けたままでフィンガーロールをやり続けていれば
ハイスピードでの切れ目のないピッキングが知らずに身につくだろう。
「ながらアコギ」に最適なのは
2/3スケールのような小さいサイズのBabyなアコギ。
もう10年くらい前に、「Angel」というブランドの
小振りな国産アコギを新品で入手したことがあったが
試奏の時は正常だったのに
入手後、チューニングの精度が定まらなくなって
リサイクルショップに二束三文で売り払ったことがあった。
「Baby Taylor」や「Martin Backpacker」みたいな
小さくて軽くてもしっかりしたものを手元に置いておけると
「ながらアコギ」生活が満喫できるだろう。
しばらくアコギ弾きから離れていて
いまさらドレッドノートを新たに購入するのも
おっくうだなと、二の足踏んでる貴兄へ。
造りの良い小さなアコギを入手して!
「ながらアコギ」で、またアコギを弾くことが楽しくなるぞ。
それじゃ、また。(*^^)v
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