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from: ☆(⌒杰⌒) AMA-G'ですさん
2013/04/02 11:17:20
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あの頃も、オレは、唄っていたんだな
唄っていたんだ、あの頃も。
大都市郊外の森の中で。
太古の樹々がうっそうと生い茂る原始林...そう、初夏の頃。
学生寮に暮したあの三年間。
寮裏手の森への入り口から、Guitarを抱えて入ってゆくオレ。
その頃、ただ一本きりだった相棒...70年代製、〔YAMAHA FG-240〕。
YAMAHAのFG...〝グリーンラベル期〟。
all合板、Top:spruce、Side&Back:mahogany。
longサドルの、western-body。
唄っていたんだ、あの頃も。
寝静まった学生寮の、風呂場の脱衣室で。
汗臭く湿った臭い、抜群の音響効果の誘惑に負けて。
唄っていたんだ、あの頃も。
関西出身の「 Y 」が弾くFiddle-tuneに感心しながら。
世の中には上手なヤツがいっぱいいると知った。
唄っていたんだ、あの頃も。
デイパックにwineとパンを詰め込んで。
やけに重たいHard-caseを弓手と馬手をとっかえひっかえしながら歩く。
学生寮裏手に広がる原始林にGuitarを抱えて散策に出かけてました。
毎週の休みにね。森の中には歩道が整備されているので、
ちょうどいい景色のあたりで倒れた木などに腰かけてGuitarを弾くわけだ。
たまに通り過ぎる人がいたりするので、
あまり人目が気にならないように、遊歩道から少し奥に入って弾いたりしたもんですが、
ある時、そんな場所にも通りがかった神経質そうな男がいて、
「あなたはGuitarを弾いて気分がいいかもしれないが、森の中の鳥たちが迷惑している」
と、さも自分がDr.ドリトルのごとく動物の言葉が分かるとでも言いたげに糾弾してきた。
乳牛にclassic音楽を聴かせると乳量が増えるという。
花に音楽を聴かせると喜んで成長が早くなるともいう。
ならば、鳥がGuitarを好きでもいいじゃないか。
人間なんて、存在しているだけで自然界では迷惑な存在だ。
それをさも自然の状態を荒しにやってきたみたいにキイキイいう人。
そりゃ、森の中にバッテリー付のアンプ持ち込んでエレキでHardロックやってりゃ、
動植物だけじゃなく他の人間にも迷惑千万。
じや、アコギならいいのか、オマエの歌ならいいのか、て論議をふっかけてくる人がいる。
それはいい。五月蠅けりゃ鳥はどっかに飛んでゆくだろうし、聴いていたけりゃその木に止まってるだろ。
第一、森の中でGuitar弾きながら、唄うのってアレよりコレよりよほど気持ちがいい。
そりゃあ、おんなじ気持ちがいいことでも、森の中の草原でいやらしいことしてたら、
そりゃあNG。焚火で牛の丸焼き...ダメだろう。穴掘って露天風呂作る...ダメというよりムリ。
そういうのに比べたら、森の木陰でドンジャラホイとGuitarの弾き語りするのって、ぜんぜんOKだろう。
客観性を欠いてはいけない。
自己満足丸出しで厚顔無恥は自粛すべき。
他人がどう感じるか他人がどう思うかに想像力が働かない人が多い。
ドアを開けて送り手もせずにそのまま行く人。
開いた隙を手も使わずすり抜けて行く人。
他人の目の前を挨拶もせずに横切る人。
キンコン鳴って遮断機下りた自動改札で後続の人に謝りもせず憮然とする人。
お早うごさいます、ありがとう、すみませんが全く言えない人。
反対意見を言われたらたちまち憮然とブスな顔になる若いオンナ。
過剰に人目を気にして過剰に環境保護を叫んで過剰に自分を過小評価する。
これまたよくない傾向。
なんでおまいは人間として生きているんだ、と言いたくなるような。
Guitarも歌もたいして上手くないのに、なんか自信たっぷりにやられると鼻白んじゃう。
自信過剰で自意識過剰でナルシスト。
誰もあんたのこと見ていないのに。
さりげなく入ってきて、あんまり見たことないbrandのGuitarなんか抱える。
こう、ぼそぼそ曲の説明なんかして、すっと前奏に入ったら小技の効いたFingeringでさ、
ちょいと玄人はだしの節回しでほどよいビブラート効かせて唄ってくれたら、
オレはそいつをスゴイと思う。
いつも、そういうのを目指している。
ダメなんだな、ついつい余計なことくっちゃべって半可通を気取った風に見られて。
そんなことない、なんも知らないんだ、何かしゃべらなくちゃというだけの理由。
きばって高音出したら、あらら声がカスレちゃった。
目指す理想の姿と現実のギャップ。
思い描いているような感じの雰囲気・イメージにはなかなかなれない。
猫の森には帰れない...好きだったT山H子の声。しびれる。高3で振られた娘に似ていた。
さりげないのがいい。
気張らないのがいい。
天狗にも卑屈にもならないのがいい。
春まだ遠い北国の弥生の先に卯月あり。
そうだオレって誕生日。そうだ京都にゆこうって、もう行かないよ。
三年暮らしてやんなった。あああーやんなっちゃったあーあーあんがあんがアンガールズ。
住むには辛く遊ぶに程よい京都の街。
夏暑くて冬寒い、当たり前?もとい、夏すんごくムシムシ、冬すんごくジンジン。
所詮、よそ者、お上りさん。腰かけ三年でこっちに帰ってきちゃった。
帰ろうかな。そして、すぐ帰って来た。
空から見た懐かしい景色を見たとたん、うずうずと郷愁が急襲。
空気がうめーやーって、ほんとそう思う。タダなのにこんなに美味い。
住めば都というけれど、西の都も東の都もオレには好かんたれ。
やっぱ田舎だよっていう根っからの田舎もん。
英語ならcountry-boy、なぜカッコいい?
かのJohn Denverが唄っておった。
♪神様に感謝するぜ!オイラが田舎暮らしだってことに♪
Thank God I'm a country boy...
それじゃ、また!
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