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  • from: 21世紀さん

    2011年08月17日 22時38分14秒

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    かくも長き不在―本部幹部会欠席満1年

    投稿日: 2011年8月11日 作成者: okkotu
    メルトダウンする池田独裁体制
    乙骨正生 ジャーナリスト

     虚構の神話で情報操作

     創価学会の池田大作名誉会長が、本部幹部会に出席しなくなってから、今年の6月で1年が経過した。昨年6月3日開催の本部幹部会から始まった池田氏の欠席。その際に池田氏が欠席理由を述べたメッセージは次のような内容だった。
     「法華経の会座において、幾度もくり返される弟子の誓願があります。それは、〓私たち弟子は、師匠の仰せの通りに広宣流布を成し遂げます。どうか、ご安心ください。心配なさらないでください〓という誓願であります。弟子たちが、本気になり、一丸となって、不惜身命の祈りと行動を起こしてこそ、真実の勝利がある。これが法華経の後継の真髄なのであります。
     ゆえに、私は、きょうは、あえて出席いたしません。厳然と一切を見守っておりますから、原田会長を中心に、皆で明るく元気いっぱいに行いなさい」(平成22年6月4日付「聖教新聞」)
     創価学会が教義上の拠り所とする法華経には、「釈尊」に対して弟子の「菩薩ら」が、「釈尊滅後の弘通」を誓う場面が説かれている。池田氏は、そうした「菩薩」の「誓願」の意味を我田引水的に解釈し、自らの本部幹部会欠席に、さも宗教的な意味合いがあるかのように主張している。しかもこれに続く文脈において池田氏は、晩年の戸田城聖創価学会二代会長の本部幹部会欠席と自らの本部幹部会欠席を重ね合わせ、本部幹部会を欠席するのは、創価学会の後事を託すための儀式ででもあるかのように強調している。
     「戸田先生は、75万世帯の願業が一歩一歩、達成に近づいていくなかで、私たちに、一つ一つ、戦いの指揮を託していかれました。先生は『みんなも立派に育ってきたからな。君たちに任せるよ。自分たちで責任をもって考え、進めていきなさい』と言われ、時には本部幹部会等にも出られなかったのであります。
     それは、未来のために考え抜かれた獅子王の訓練であることが、私にはよくわかりました。先生は、仏法において、何よりも大切な『時』というものを鋭く見極められて、弟子たちが永続的に前進し、勝利し、発展していける流れを創ってくださったのです。
     特に、私に対しては厳しかった。『大作、私が打てる手は全部、打っておいたぞ。あとは、おまえが思う存分、戦いまくれ!勝ちまくれ!』と厳命されたのであります。
     今、私も、戸田先生とまったく同じ心です。君たちに万事を託していく総仕上げの『時』を迎えているからであります」(同)
     この池田メッセージによれば、戸田は晩年、後継の弟子らに後事を託すために、意図的に本部幹部会を欠席した。それは弟子らの成長を受けての措置だったが、同時に戸田は池田氏に後事をすべて託していたということになる。その上で池田氏は、自分も戸田と同じ心持ちであり、創価学会の将来を託すために、「あえて」本部幹部会を欠席すると、もったいをつけた物言いで本部幹部会の欠席を正当化している。
     しかし本誌の176号(平成22年9月号)の特集記事「『闘病記』を発表した戸田城聖と情報不開示の池田大作の落差」で詳述したように、戸田が本部幹部会を欠席したのは、重篤な肝硬変を患っての闘病のためであり、後継の弟子らに後事を託すためではなかった。まして戸田が「君たちにまかせるよ」と指揮権を委託ないしは譲渡したり、池田氏に創価学会の後事を託したという事実はない。
     というのも戸田は、昭和33年2月11日に行った自らの全快祝いの祝宴において、向後7年間にわたって会長を続ける意志を表明しているからである。その発言内容は、池田氏がメッセージ中で紹介した「みんなも立派に育ってきたからな。君たちに任せるよ。自分たちで責任をもって考え、進めていきなさい」との戸田発言とはまったく逆。会長である自らが病気で不在となった昨今は成果があがっていないと、暗に弟子らによる運営を批判し、創価学会の振興は自分にかかっているとして、再び先頭に立って陣頭指揮をとる強い決意を次のように明かしている。
     「会長就任以来七年になるが、私は七年目ごとに難に逢っている。今度の病魔も打ち破ったのだから、もう七年また会長としてがんばるから一つよろしく頼む。末端指導、末端指導と今までずい分力をそそいできたけれどもこのごろは余りその成績が上がっていない。それはもっと根本がしっかりしなければならないということである。『源深ければ流れ遠し』の通りで、要するに学会の振興は会長自身がしっかりしなければならん。私自身が私を教育し磨いて行く。支部なら支部長がしっかりすることだ。そうなって行けば自然に地区部長も班長もしっかりしてくる。自己が大切だということを自覚して、明日から以前と同じように本部へ行って指揮をとる。皆も従前通りよろしくたのむ」
     戸田は、この発言からわずか1カ月半後の昭和33年4月2日に死去する。要するに戸田は、死の直前まで自分が陣頭指揮を取る意志を示していたのである。
     すでに戸田の死から半世紀の月日が流れており、戸田死亡時の事実関係を知る学会員がほとんどいないことから、池田氏ならびに創価学会は、自らが陣頭指揮をとるとの戸田の意志とは全く異なる虚構の「弟子への委託」神話を構築し、それを吹聴することで、池田の本部幹部会欠席の正当化=池田の健康状態の悪化を糊塗するとともに、ポスト池田大作体制構築のための一環として情報操作を繰り広げているのである。
     周知のように日本の原子力発電は、虚構の「安全神話」に基づいて建設され、稼働してきた。そして虚構の「安全神話」を守るために東京電力などの電気事業者をはじめとする政・官・業・学癒着のいわゆる「原子力村」は、事故の隠蔽やデータの改竄などの情報操作・情報統制をくり返してきた。だが、甚大な放射能被害をもたらした福島第一原発の事故は、「安全神話」の虚構性を白日の下に晒した。この事実が示すように、もはや虚構の「神話」を構築し、その「神話」を情報操作・情報統制で維持し、組織や法人の利益や利権を守ることなど無理な時代になってきているのである。
     だが「原子力村」ならぬ「信濃町(創価学会)」は、相変わらず虚構の「神話」作りに腐心し、その「神話」を学会員に刷り込むことで体制の維持を図ろうとしている。そのためのツールとして活用されているのが、過去の池田氏のスピーチ映像である。冒頭で紹介したように池田氏は、昨年6月以来、月例の本部幹部会を欠席しているが、本部幹部会では毎回、池田氏のメッセージが代読されるとともに、元気だった頃の過去の池田スピーチが放映される。

     過去のスピーチ放映はXデーの準備

     池田側近の長谷川副理事長による池田スピーチの代読は、池田氏の健在を誇示する役割を果たしている。過去の池田スピーチの放映も、全国の会館で本部幹部会の録画映像を見ている学会員には、あたかも本部幹部会に池田氏が出席しているとの錯覚をある程度はもたらすだろう。しかし、その効果は限定的であり、むしろ過去の映像の繰り返しは、「お元気」(平成22年9月・本部幹部会での原田発言)であるはずの池田氏の「かくも長き不在」を、視聴する学会員に否応なく意識させるものとなっている。その意味で過去の池田映像の放映は、「かくも長き不在」を続けている池田氏が、「永遠に不在」となる日に向けての予行演習、馴化のプロセスとして放映されているといえようか。
     実際、本部幹部会では池田スピーチを流す前に、原田会長が必ず池田スピーチを放映する意味に言及するのだが、その発言内容は「私どもは永遠に池田先生のご指導通り、正義の前進を貫いてまいりたい」(今年4月度本部幹部会)などと、池田氏の「永遠の不在」を意識したものとなっている。以下に今年6月・4月・2月と、直近の3回の本部幹部会における池田スピーチに関する原田発言を紹介しよう。
     まずは婦人部結成60周年記念全国婦人部幹部会を兼ねた6月の新時代第49回本部幹部会、ここでは2007年1月の本部幹部会・全国婦人部幹部会における池田氏のスピーチを放映した。スピーチに先立って原田会長は、次のように言及した。
     「このあと2007年1月におこなわれた本部幹部会、全国婦人部幹部会での池田先生のご指導を拝聴したいと思います。池田先生の青年部へのご期待、婦人部へのご慈愛を命に刻んで前進の糧にしてまいりましょう」
     同様に、池田氏の会長就任記念日である5月3日を慶祝する5・3記念と銘打たれた今年4月の新時代第48回本部幹部会の原田発言。ここでは池田氏の会長就任記念日を祝福する意味あいもあってか、前出のように池田氏の「永遠性」が強調された。
     「このあとここ関西池田記念会館で2007年に行われた本部幹部会、関西総会での先生のご指導を拝聴したいと思います。私どもは永遠に池田先生のご指導通り、正義の前進を貫いてまいりたい。東北の皆さまも、全世界の同志が祈っております。先生がメッセージでおくってくださった、『断じて負けるな、勇気を持て、希望をもて』、この言葉通りに断じて負けないでください。東北の皆さん断じて勝利しましょう」
     芸術部総会と結成60周年記念第2回青年部幹部会を兼ねて開かれた今年2月の新時代第47回本部幹部会で原田会長は、戸田が死の直前に広宣流布のバトンを弟子なかんずく池田氏に託したと創価学会が主張する、昭和33年3月16日実施の「広宣流布の模擬試験(日蓮正宗総本山・大石寺の大講堂落慶法要)」の意義を語る池田スピーチを学習する姿勢を強調した。
     「さあいよいよ3・16から4・2、そして5・3へ、これが創価の師弟を貫く勝利のリズムであります。このあと池田先生が3・16の意義などについて語ってくださった2009年3月の本部幹部会でのご指導を拝聴し、決意を新たにしてまいりたいと思います。全同志が師弟の精神で、断じて勝利し、栄光の5・3、晴れ晴れと集いあってまいろうではありませんか」
     昨年6月から池田氏は本部幹部会を欠席しているが、それ以前はほとんどすべての本部幹部会に出席して、スピーチや指導を行っている。また各種の会合で池田氏は指導・スピーチを繰り返している。したがって創価学会には、池田氏の指導やスピーチの映像はそれこそ枚挙に遑のないほどにストックされているはずである。
     そうした池田氏の指導・スピーチの内容は、宗教指導に名を借りた十年一日の内容(主として自己宣揚と自慢話だが)であり、2005年のものでも2007年のものでも、はたまた2009年のものであってもたいして変わりはない。
     それゆえ今年2月の本部幹部会において、「3・16」の意義を強調する2009年の池田スピーチ映像を流してもなんら違和感がないのである。
     4月の本部幹部会で、2007年の関西総会を兼ねた本部幹部会での池田スピーチを流したのも、4月の本部幹部会の会場が関西だったからに他ならない。
     同様に6月の本部幹部会で、2007年の婦人部幹部会を兼ねた本部幹部会の池田スピーチが流されたのも、6月の本部幹部会が創立60周年記念全国婦人部幹部会を兼ねており、6月には全国各地の組織で婦人部総会が開催されることから、婦人部幹部会を兼ねた本部幹部会での池田スピーチが流されたのである。
     要するにこの先も、九州で本部幹部会があれば、かつての九州総会や九州総会を兼ねた本部幹部会での池田スピーチを、11月の本部幹部会であれば、11・18の創価学会創立記念日を祝福した本部幹部会での池田スピーチを流せばいいのである。そうした池田氏の映像を繰り返し放映し、「私どもは永遠に池田先生のご指導通り、正義の前進を貫いてまいりたい」(4月後本部幹部会・原田発言)と強調しておけば、当面、困ることはない。
     かくして全国の学会員の心底に、「永遠の不在」への免疫が醸成され、飼いならされた学会員は従順に世襲体制を受け入れると、創価学会の執行部は目論んでいるのだろう。
     だが原発の「安全神話」が福島第一原発の事故で脆くも崩壊したように、創価学会の「炉心」である池田氏が「メルトダウン」を迎えた時、創価学会が世襲体制へと安定的に移行できるかどうかは未知数である。〓無謬・常勝・正義〓などの「池田神話」が国政選挙の敗北、司法による断罪、日蓮正宗からの破門などで次々と崩壊する中、「神話」に基づいた世襲体制など、砂上の楼閣に過ぎないからである。
     「かくも長き不在」が「永遠の不在」に移行した瞬間から始まる池田独裁体制のメルトダウンは、日本の政界・社会にいかなる影響を及ぼすか。警戒を怠ることは危険である。

    乙骨正生(おっこつ・まさお)フリージャーナリスト。1955年生まれ。創価中学・創価大学法学部卒。宗教・政治・社会分野などを取材、週刊誌・月刊誌を中心に執筆。著書に『怪死』(教育資料出版会)『公明党=創価学会の野望』『公明党=創価学会の真実』『司法に断罪された創価学会』(かもがわ出版)など。

    FORUM212011年7月 特集

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