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創価学会SGIを本音で語ろう

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  • from: れいなさん

    2011年09月30日 13時48分07秒

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    新刊本のご紹介


    池田大作が死去した後の創価学会

    著名ジャーナリスト4人の座談会

    ●池田死去後に学会を待ち受ける運命
    ●世襲に失敗!分裂しつつ衰退へ
    ●池田Xデーで浮上する相続と税金問題


    暁鐘編集室刊
    電話03-5382-7677
    FAX03-5382-7678
    頒価二〇〇円(送料別)


    出席者 (敬称略)
    溝口 敦(みぞぐち・あつし)
    ノンフィクション作家、フリージャーナリスト。『食肉の帝王』(講談社プラスα文庫)で第25回講談社ノンフィクション賞、日本ジャーナリスト会議賞、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞の3賞同時受賞。著書に『堕ちた庶民の神』『池田大作「権力者」の構造』『細木数子 魔女の履歴書』など多数。
    野田峯雄(のだ・みねお)
    フリージャーナリスト。著書に『闇にうごめく日本大使館』『池田大作金脈の研究』『破壊工作―大韓機〝爆破〟の真相―』など多数。
    段 勲(だん・いさお)
    フリージャーナリスト。著書に『私はこうしてがんを克服した』『創価学会インタナショナルの実像』『高額懸賞金付き!未解決凶悪事件ファイル』など多数。
    乙骨正生(おっこつ・まさお)
    フリージャーナリスト。フォーラム21を主宰。著書に『怪死』『公明党=創価学会の野望』『司法に断罪された創価学会』など多数。
    画像

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  • from: 22世紀さん

    2011年09月28日 08時01分40秒

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    高利貸池田大作〝取り立て〟のすご腕

    〝信仰心〟という〝葉っぱ〟を〝月三分〟という高利でくすぐり、〝出資金〟という〝お札〟に替えることに成功した大蔵商事は、その金を〝月七分〟以上で貸しつけ、或いは〝月一割〟という高利で手形割引にまわした。

     現在、年利一%台の預金金利が常識となっている時代には、一般庶民には考えられないような高利の世界である。だが、終戦直後のインフレ期からようやく抜け出そうという昭和二十五年当時では、当然といってよい金利であるし、現在でも、暴力団金融、町金融では、月五分、月八分、といった金利は、むしろ良識的ですらある。〝トイチ〟(十日で一割)とか、〝カラス銭〟(カラスがカーと鳴いたら一割上るという、日歩一割〟といった金融もいまだに根強く存在しているのである。  〝高利〟には、貸倒れに対する危険保障がふくまれる。貸倒れになる確率の高い金融ほど利息が高いのである。

     つまり、大蔵商事の貸付金利は、当時の経済情勢からすれば、リーズナブルなものであったのではないか。そして、その金利で利益を上げるということは、〝回収の確実性〟が必要である。貸しつける元金を確保するのも大仕事であるが、貸付けた金の回収は、もっと大仕事である。だからこそ、弁護士や、取立て屋や、更には暴力団などがそこでシノギをしている。だが、こうした〝取立て職人〟をつかえば、コストは飛躍的にはね上る。少々の利息など吹きとんでしまう。

     金融の営業マンの腕の見せどころは、まさに「取り立て」にあると言えるのである。  貸し出すときの調査、法律手続、担保、そして、コゲついた時の対応。  先述の森重章は、  「それは、池田先生は、群を抜いていましたよ。だれも及びませんでした」 と語った。  学会員から金を借り入れる時の、ニコヤカで礼儀正しい青年が、取り立てる時は、冷酷非情に徹しなくてはならない。

     よく、  「寝ている病人のフトンをはがして行く」 とか、  「ナベ、カマまで持って行く」 とかいわれるが、それに似た徹底さがなくては、金融業はやっていけない。  東京安全信用組合の失敗や教訓として、戸田城聖と池田大作は、貸出先を厳選した。聖教新聞の広告を見て、倒産間ぎわの学会員が大蔵商事を訪れても初めから相手にされなかった。  「うちは、あなたのような人が利用するところではありませんよ。利息は高いし、一度借金地獄に入ると抜けられなくなります。悪いことはいわないから、地道に努力しなさい。あなたのために言うんです」  会員をいたわるような口調でていねいにことわられる。  ことわられた会員は、  「戸田先生は、商売気抜きでそこまで私のためを思って下さる」 と逆に感激する。  その一方で、回収の見込みがあり、或いは担保の充分ある相手にはどんどん貸し付ける。それでもコゲついたら、容赦なく担保を流す。足りなかったら、「寝ているフトンをはがす」こともやる。

     こういう仕事の過程で暴力団など裏の組織との接触も当然生じる。  終戦直後のインフレ、そして次にデフレ。戦災で打ちのめされていた日本経済に、チャンスが訪れていた。  昭和二十五年から七年にかけての朝鮮動乱は、我が国に〝特需景気〟をもたらし、経済は一気に立ちなおりはじめた。  「一ヵ月たつと物価が倍になり、お札の値打ちは半分になる」 といった時代。  「ものを作ろうにも金も資材もなく、作っても売れない」 といった時代。  それをしのいだ後に、  「作りさえすれば売れる」 という時代が到来したのである。  町工場も企業も、設備投資と増産に走り、そしてそれがもうけにつながった。強い資金需要と好景気の中で、大蔵商事にとって有利な貸付先に不自由せず、しかも倒産とか貸倒れといったケースが少ないという経済状況は、願ってもないことであった。



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  • from: 21世紀さん

    2011年09月25日 11時46分24秒

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    「Re:第68世御法主日如上人猊下御指南」
    平成23年8月度 広布唱題会の砌

    (於 総本山客殿) 

    皆さん、おはようございます。
     本日は、八月度の広布唱題会に当たり、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
     本年も既に八月に入り、各支部ともに本年度の折伏誓願を達成すべく、昼夜を分かたず、僧俗一致の戦いを懸命に進めているものと思います。
     そもそも誓願とは、自らが仏に成るとともに、多くの人々を救済せずにはおかないという固い決意であり、一旦発起された誓願は必ず達成しなければならないのであります。
     特に本年は、多大な被害を出した東日本大震災をはじめとして、この大震災によって起きた原子力発電所の事故による放射能汚染問題、その後も続く余震による様々な被害、また異常な大雨による被害、さらにこのような天変地夭に呼応するかのように、政治も経済も混迷を極めているのが現状であります。
     しかし、こうした現状を見て多くの人々は心を痛めておりますが、さりとて、なぜこうした災難が起きるのか、また解決の方策はあるのかとなりますと、識者と言われる人達も懸命に模索している姿は伺えますが、根本からの解決の方途については、残念ながら全く不明であります。
     大聖人は『神国王御書』に、
    「我が面を見る事は明鏡によるべし。国土の盛衰を計ることは仏鏡にはすぐべからず。仁王経・金光明経・最勝王経・守護経・涅槃経・法華経等の諸大乗経を開き見奉り候に、仏法に付きて国も盛へ人の寿も長く、又仏法に付きて国もほろび、人の寿も短かかるべしとみへて候。譬へば水は能く舟をたすけ、水は能く舟をやぶる。五穀は人をやしない、人を損ず。小波小風は大船を損ずる事かたし。大波大風には小舟やぶれやすし。王法の曲がるは小波小風のごとし。大国と大人をば失ひがたし。仏法の失あるは大風大波の小舟をやぶるがごとし。国のやぶるゝ事疑ひなし」(御書1301)
    と仰せであります。
     すなわち、今の御文に「国土の盛衰を計ることは仏鏡にはすぐべからず」と仰せられ、また「仏法に付きて国も盛へ人の寿も長く、又仏法に付きて国もほろび、人の寿も短かかるべしとみへて候」と仰せの如く、仏教の明鏡に照らせば、その国の興亡盛衰は、ひとえにその国の仏法の善悪邪正の如何によるのであります。
     このことは、既に『立正安国論』においても、
    詳しく仰せられているところであります。『立正安国論』には、
    世の中の不幸と混乱と苦悩の原因は、すべて邪義邪宗の謗法の害毒にあり、この謗法を退治して正善の妙法を立つる時、国中に並び起きるところの三災七難の災難は消え失せ、積み重なる国家の危機も消滅して、安寧にして盤石なる仏国土が出現すると仰せられています。
     すなわち、仏国土実現の最善の方途とは、人々が一日も早く謗法の念慮を断ち、実乗の一善、すなわち三大秘法の随一、本門戒壇の大御本尊に帰依することであります。
     されば、私どもは御本仏大聖人の御金言のままに、確信を持って、世のため人のため、真の仏国土実現へ向かって謗法を破折し、折伏を実践していくことが今、謗法の害毒によって迷走し続ける日本を、また世界を救うためにも最も必要とするところであり、かつまた我ら本宗僧俗に課せられた最も大事な使命であり責任であることを、一人ひとりがしっかりと銘記していただきたいのであります。
     本年は「実践行動の年」であります。座して広布を語るのではなく、立ち上がり、実践行動をもって広布に挺身していくことが最も大事なのであります。
     どうぞ各講中は、僧俗一致・異体同心の団結と果敢なる実践行動をもって、平成二十七年・三十三年の目標達成へ向けて、そしてそのためにも本年度の誓願を必ず達成されますよう心からお祈り申し上げ、本日の挨拶といたします。

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  • from: 22世紀さん

    2011年09月24日 19時13分36秒

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    池田大作「権力者」の構造

    折伏のための下工作機関としての民音

     昭和38年5月には、アジア文化研究所が設置された。同研究所は東京の東洋学術研究所に対するものとして京都
    に置かれ、翌39年5月に季刊雑誌『アジア文化』を創刊している。同誌はのちに東洋哲学研究所のアジア文化編集部
    から出されたが、51年3月、12巻4号で休刊している。
     38年9月には民音(民主音楽協会)が労音に対抗して設立され、本部を新宿区信濃町の聖教新聞社内に置いた。
    民音は一般国民の創価学会支持の獲得を狙って設けられ、組織論的には折伏のための「下種」つ゛くり(下工作)機関
    と位置つ゛けられよう。
    『聖教新聞』(昭和41年7月2日)は「民音に参加しよう」という社説を掲げ、その面でのいきとどいた注意を会員に与え
    ている。
    「・・・・・学会員でない人々を、民音に参加するよう勧めることも、また明るい健康な文化社会の建設に努力する学会に
    対する理解を深めていくひとつの要因になる。・・・・・ただ注意しなくてはならないのは、(民音の)演奏会終了後、帰り
    道などで性急に折伏を行うことである。・・・・・折伏するなら、また別の機会に、あらためて行なうのが、ふつうの場合は
    正しい行き方であろう」(清水、前掲論文から引用)
     民音は40年1月、財団法人に許可され、専務理事・秋谷栄之助の下で活動領域を拡大した。同年5月には民音アワ
    ーの放送を開始し、10月には会員78万人と発表し、43年10月には民音プロダクションを創設している。また民音の
    類似機関として39年6月に、民演(民主演劇協会)が設立されている。昭和56年現在、民音の代表理事は姉小路公経
    、専任理事は吉田要、理事に宮川〓也らがおり、年会費200円を納めている賛助会員145万名、職員190名という。
    月刊で『みんおん』を刊行している。民音の入場券押しつけは名高く、一方的に各ブロックごとに券を送りつける時期も
    あった。
     39年2月には、アジア民族協会が発足した。アジア問題、ことに文化交流を目的とする機関で、45年5月から季刊の
    機関誌『民族文化』を編集、日蓮正宗国際センター(理事は和泉覚、滝本安規)から刊行していたが、53年冬14巻3号
    で廃刊となった。なお昭和56年現在、日蓮正宗国際センターからは海外会員向けの英字機関誌『SEIKYO TIMES』
    (月刊、昭和37年3月創刊、公称5万部、編集長・松田友宏)が刊行されている。アジア民族協会の一時期の理事は
    中尾辰義、鈴木一弘、渡部城克、黒柳明、山崎尚見の5名であり、創価学会の政治進出の進捗に対応するアジア政策
    面での下部機構であった。
     またこの39年には、東西哲学書院が資本金100万円で設立されている。同社の役員は篠原善太郎、中西治雄、星
    生務ら創価学会幹部がつとめ、その事業目的には、潮出版社と同様、軽食、喫茶、保険代理業、文房具、化粧品、タ
    バコの販売、美術品即売会、貸画廊までをも掲げている。『牧口常三郎全集』などを出版し、54年には4億7,500万
    円の利益をあげたという。
     社長は創立以来、池田『人間革命』のゴースト・ライターといわれる篠原善太郎で、昭和56年現在の資本金は5,062
    万円、東京・信濃町の本部近くに書店「博文堂」、レストラン「ハクブン」「ニューハクブン」、青山に寿司「満月」、大阪・
    都島に「オーサカ」などを経営している。
     40年10月、創価学会は政治資金300万円を出資して財団法人公明協会(41年2月認可)を設立した。同協会は
    公明党の財産管理部といった役割をにない、その事務所は公明党と同様、新宿区南元町の公明会館に置かれ、代表
    は公明党書記長・矢野絢也、役員には石田幸四郎、吉田顕之助、阿部憲一、小平芳平ら、創価学会=公明党の大幹部
    が連なっていた。
     公明党は創設から44年6月までに公明協会の収入の9割強、4億円を出して同協会に公明党のための土地、建物の
    取得、車の購入等にあたらせた。公明協会は43年中に車両運搬費9,800万円を支出したが、そのうち8,600万円
    を千代田区美土代町の阿部商会一社に集中支出したという(「黒い〝鶴〟のタブー」44)。
     阿部商会は資本金4,179万円の株式会社で、自動車タイヤ、チューブ、部分品、計量器の販売を目的とし、代表取締役
    は阿部文治、取締役の一人に小宮開造がいる。小宮は養子にいった池田の実兄である。
     また公明協会は年々財政規模を拡大し、45年下半期の収入は3億2,897万円、支出は2億365万円にのぼった。
    が、47年1月、品川区上大崎に事務所を移し、48年千里ニュータウンでの土地問題の証拠隠滅のため解散した。
     41年7月には、男子部の機関誌『青年ジャーナル』、女子部の『華陽ジャーナル』がそれぞれ刊行されている。
     創価学会文化局は39年5月の公明党結党、衆議院進出の決定と同時に、その政治部を解消していたが、42年5月、
    池田の会長就任7周年目に、新たに理論部を設置し、さらに衆議院活動のための理論的準備を急いだ。
     理論部は第1部から第8部に分かれ、それぞれ創価学会=公明党大幹部の主任が置かれて次の名称を付された。
    ①東西哲学研究会 ②現代思想会議 ③政治刷新懇話会 ④中道政治研究会 ⑤福祉経済研究会 ⑥現代マスコミ
    研究会 ⑦近代マスコミ同志会 ⑧パールペンクラブ
     これらは『聖教新聞』『公明新聞』に時に論文を発表しているが、中でも主任・秋谷栄之助の現代マスコミ研究会が最も
    活動的で、44年5月には聖教新聞論説副主幹・岡安博司との共同編著で『創価学会と公明党』を総合ジャーナル社から
    刊行している。総合ジャーナル社は41年11月に創刊された文化部の機関誌『文化創造』の発行元でもあるが、昭和
    56年現在は休業状態とみられる。
     またこの年11月に、池田は総評、同盟に対抗する公明党の支持労働団体・民労(日本民主労働協議会)の創設を
    提唱した。が、労働界の反撃と、公明党の社会、民社両党との共闘関係により、いまだ提唱だけに終わっている。


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  • from: 22世紀さん

    2011年09月22日 01時16分35秒

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    再登場

    22世紀です。

    宜しくお願いします。

    敬具。

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  • from: 21世紀さん

    2011年09月21日 18時19分42秒

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    「Re:第68世御法主日如上人猊下御指南」
    唱題行(7月31日)の砌

     皆さん、おはようございます。
     今月一日から行ってまいりました総本山における七月度の唱題行も、本日をもって終了いたします。今まで参加されていた皆様には、たいへん御苦労さまでした。
     また、今日は全国の少年部の諸君もこの唱題行に参加され、まことに御苦労さまでございます。皆さんが、普段から所属の寺院、あるいは自宅で唱題行を行っていることと思いますが、ここ総本山において行う唱題行は、またひとしおのものがあると思います。
     大聖人様は『四信五品抄』に、
    「問ふ、其の義を知らざる人唯南無妙法蓮華経と唱へて解義の功徳を具するや不や。答ふ、小児乳を含むに其の味を知らずとも自然に身を益す。耆婆が妙薬誰か弁へて之を服せん。水心無けれども火を消し火物を焼く、豈覚り有らんや」(御書1114)
    と仰せであります。
     解りやすく言いますと、妙法蓮華経の五字について、その意義や難しい理屈などを知らない無智の人が、ただ南無妙法蓮華経と唱えているだけで、妙法蓮華経の意義を理解している人と同様の功徳が得られるかどうかとの問いに対して、子供が乳を飲むのに、その養分などは知らなくても、飲めば自然に成長する。また名医と言われる耆婆の作る薬は、患者がその薬の調合がどうなっているかなどを知らなくても、これを飲めば病気は治る。水には心はないが火を消し、その火はまた、ものを焼く。もとより、これは心あってのことではないと、このように答えられているのであります。
     つまりこの御文は、南無妙法蓮華経の偉大なる功徳を示されたもので、たとえ南無妙法蓮華経の深い意義を知らなくても、御本尊様を信じきって一心に題目をあげれば、必ず大きな功徳が顕れると仰せられているのであります。
     今日お集まりの少年部の皆さんのなかには、多少なりとも南無妙法蓮華経の意義について知っている人もいるかも知れませんが、大半の人は小学生でありますから、充分には知っていないと思います。しかし、それでも構いません。ただ一心に御本尊様を信じ、お題目をあげていくことが大事なのであります。
     真剣にお題目を唱えていけば、御本尊様の偉大なるお力によって、必ず大きな功徳を頂戴することができるのであります。いかなる困難も、必ず乗りきることができます。いかなる障魔も、必ず打ち破ることができます。我々の欠点も、必ず長所に変わります。今、悩んでいることも解決します。大切なことは、御本尊様を信じ、真剣にお題目を唱えていくことであります。
     どうぞ少年部の皆さんは、これからもお寺や自宅で唱題に励み、来たるべき平成二十七年ならびに三十三年の誓願達成へ向けて、少しでもお役に立つ人材となっていただきたいと思います。
     今日は、このあと少年部大会が行われますので、これをもって本日の挨拶といたします。

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  • from: 21世紀さん

    2011年09月21日 18時17分59秒

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    「Re:第68世御法主日如上人猊下御指南」
    平成23年7月度 広布唱題会の砌

    (於 総本山客殿) 

    皆さん、おはようございます。
     本日は、七月度の広布唱題会に当たりまして、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
     皆様には既に御承知のとおり、今月は『立正安国論』上呈の月であります。『立正安国論』は、文応元(一二六○)年七月十六日、宗祖日蓮大聖人御年三十九歳の時、宿屋左衛門入道を介して、時の最高権力者・北条時頼に提出された国主への諌暁書であります。
     『立正安国論』上呈の由来につきましては『安国論御勘由来』に、
    「正嘉元年太歳丁巳八月廿三日戌亥の時、前代に超えたる大地震。同二年八月一日大風。同三年己未大飢饉。正元元年己未大疫病。同二年庚申四季に亘りて大疫已まず。万民既に大半に超えて死を招き了んぬ。而る間国主之に驚き、内外典に仰せ付けて種々の御祈祷有り。爾りと雖も一分の験も無く、還りて飢疫等を増長す。日蓮世間の体を見て粗一切経を勘ふるに、御祈請験無く還りて凶悪を増長するの由、道理文証之を得了んぬ。終に止むこと無く勘文一通を造り作し其の名を立正安国論と号す。文応元年庚申七月十六日辰時、屋戸野入道に付し故最明寺入道殿に奏進し了んぬ。此偏に国土の恩を報ぜんが為なり」(御書367)
    と仰せあそばされています。
     すなわち、大聖人様は正嘉元(一二五七)年八月二十三日の大地震をはじめ、相次いで起きた天変地夭、飢饉疫病等の惨状を見て、かかる国土退廃の根本原因は、ひとえに邪義邪宗の謗法の害毒にあると断ぜられ、直ちに邪義邪宗への帰依を止めなければ、自界叛逆・他国侵逼の二難をはじめ様々な難が必ず競い起こると、法華経・大集経・仁王経等、あまたの経証を挙げて警告をされ、こうした災難を防ぐためには、
    「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば身は是安全にして、心は是禅定ならん。此の詞此の言信ずべく崇むべし」(同250)
    と仰せられて、一刻も早く謗法の念慮を絶ち、「実乗の一善」に帰することであると諌められているのであります。
     「実乗の一善」とは、大聖人様の御正意は文上の法華経ではなく、法華経文底独一本門の妙法蓮華経のことであり、三大秘法の随一・大御本尊のことであります。すなわち、この大御本尊に帰依することが、国を安んずる最善の方途であると仰せられているのであります。
     よって日寛上人は、
    「立正の両字は三箇の秘法を含むなり」(御書文段6)
    と仰せであります。
     すなわち「立正」とは、末法万年の闇を照らし、弘通し給うところの本門の本尊と戒壇と題目の三大秘法を立つることであり、正法治国、国土安穏のためには、この本門の本尊と戒壇と題目の三大秘法の正法を立つることこそ肝要であると仰せあそばされているのであります。
     また「安国」の両字については、
    「文は唯日本及び現在に在り、意は閻浮及び未来に通ずべし」(同5)
    と仰せられています。
     つまり、国とは一往は日本国を指すも、再往は全世界・一閻浮提を指しているのであります。また、この『立正安国論』の対告衆は時の最高権力者・北条時頼でありますが、実には一切衆生に与えられた諌言書であります。
     すなわち『立正安国論』は、大聖人様が日本国の上下万民が謗法の重科によって、今生には天変地夭、飢饉疫病ならびに自界叛逆難、他国侵逼難等の重苦に責められ、未来には無間大城に堕ちて、永劫にわたって阿鼻の大苦に責められることを悲嘆せられ、身命を賭して、北条時頼ならびに万民をお諌めあそばされたところの折伏諌暁書であります。
     されば、今日の混沌とした現状を見るとき、今こそ我々は『立正安国論』の御正意を体して、一切衆生救済、仏国土実現を目指して、僧俗挙げて折伏に励んでいかなければなりません。
     なぜなら、今回の東日本大震災をはじめ、国の様々な混乱の原因は『立正安国論』に照らして見るに、まさしく、
    「世皆正に背き人悉く悪に帰す」(御書234)
    故であり、その根本原因は、すべからく邪義邪宗の謗法の害毒にあるからであります。したがって今、私どもは、
    「早く天下の静謐を思はぶ須く国中の謗法を断つべし」(同247)
    との御金言を肝に銘じて、一人ひとりが天下の静謐を祈り、国中の謗法を断つべく、折伏を行じていかなければならないのであります。
     所詮、天下泰平・国土安穏は、我らが等しく願うところであります。
     仏法には依正不二の原理が説かれておりまして、正報たる我ら衆生と依報たる国土世間とは、全く無関係にあるわけではありません。『瑞相御書』には、
    「人の悦び多々なれば、天に吉瑞をあらはし、地に帝釈の動あり。人の悪心盛んなれば、天に凶変、地に凶夭出来す。瞋恚の大小に随ひて天変の大小あり。地夭も又かくのごとし」(同920)
    と仰せであります。
     すなわち、正報たる我ら衆生が一切の謗法を捨てて、実乗の一善たる本門の本尊に帰依すれば、妙法蓮華経の計り知れない力用によって、我ら衆生一人ひとりの生命が浄化され、それが個から全体へ、衆生世間に及び、社会を浄化し、やがて依報たる国土世間に及び、仏国土と化していくのであります。
     逆に、我ら衆生の生命が悪法によって濁れば、その濁りが国中に充満し、依報たる国土の上に様々な変化を現じ、天変地夭等となって現れるのであります。
     『立正安国論』には、
    「若し先づ国土を安んじて現当を祈らんと欲せば、速やかに情慮を廻らし怱いで対治を加へよ」(同248)
    と仰せであります。
     国土世間が安穏であることは、我々の幸せにとって極めて大事なことであります。そのためには、謗法を対治しなければならないのであります。
     すなわち、すべての混乱と苦悩と不幸の原因は、ひとえに邪義邪宗の謗法の害毒にあり、この謗法を対冶し、折伏を行じ、苦悩にあえぐ多くの人々を救っていくことが今、我々に課せられた最も大事な使命であることを知らなければなりません。
     されば、我ら本宗僧俗は、遠くは一天四海本因妙広宣流布を目指し、近くは来たる平成ニ十七年・三十三年の目標達成を目指し、まずは全支部が、一支部たりとも遅れを取ることなく、眼前の目標である本年度の折伏誓願を必ず達成されますよう心からお祈りを申し上げ、本日の挨拶といたします。

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  • from: 22世紀さん

    2011年09月18日 12時36分29秒

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    池田大作「権力者」の構造

    池田大作「権力者」の構造 投稿者:管理人 投稿日:2011年 9月18日(日)12時35分17秒   通報 返信・引用
     知的アクセサリーとしての文化機関

     一月に設立された東洋学術研究所は昭和40年12月に財団法人東洋哲学研究所と改組され、『東洋学術研究』
    (年二回刊)という雑誌を出している。一時期、代表理事は篠原誠、理事は多田省吾、原島崇らであったが、昭和
    56年現在の理事長兼出版代表は後藤隆一、編集代表・穂坂幹夫である。1億7,600万円の資産を持つ。
     同研究所は創価学会系「研究所」のはしりで、その後、創価学会は現代宗教研究所、現代仏教研究所、新社会科学
    研究所、現代思想研究所、東洋思想研究所など、多数の機関を設置している。それらは創価学会理論の構築、豊富
    化を意図するものだったが、見るべき成果をあげられなくとも、いかめしい名称を付された存在それ自体が、創価学会
    の知的アクセサリーになるという仕掛けを持っていた。
     また、その一つである現代政治研究所は、公明協会(後出)所有の元赤坂のマンションに事務所を置き、月刊誌『現
    代政治』を刊行していた(昭和45年6月、28号で廃刊)。同誌は『公明』と『潮』の中間をいく創価学会の政治理論誌で
    43年3月に創刊、会員外には無料で配布され、公明党が資料研究費名目で年間(43年3月ー44年3月)1,100万円
    を同研究所に支出していたという(「黒い〝鶴〟のタブー」36)。
     同誌の執筆者の多くは一般新聞の論説委員、政治部記者、学者だった。
    「この『現代政治』の執筆者を見て感じられることは、8割までが各新聞社の論説委員クラスの人たちであるということ
    である。このことは、これまで新聞が極力創価学会・公明党についてふれることを避け、批判らしい批判をしなかった
    事実を考え合わせると、そこに『なにか』を感ぜずにはいられない」(上条、前掲論文)
     9月に創刊された『公明』は公明党機関紙局から発行されている月刊政治理論誌で、編集長は市川雄一、昭和56年
    現在、7万部を刊行している。公明党からは『公明新聞』(日刊、37年4月創刊、公称85万部、代表・市川雄一)、『公
    明新聞・日曜版』(44年10月創刊、公称140万部)、『公明』のほか、党内部向けの『公明月報』、『公明グラフ』(35万
    部)、『公明写真ニュース』等が刊行されている。
     『灯台』は一般主婦と教師を読者対象とした月刊雑誌で、はじめの発行元は灯台刊行会、昭和56年現在、前述のよ
    うに第三文明社から刊行されている。
     『言論』は当初言論部の月刊機関誌で、39年末、公明党の発足とともに、同党への支援を目的に自由言論社から旬
    刊誌に衣替えし、40年なかばに、週刊にかわって『週刊言論』となった。池田の「若き日の日記から」を連載し、その後
    発行元が潮出版社に移り、前述のように47年に421号で休刊した。
     またこの年37年3月には鳳書院が資本金100万円で設立されている。同社は秋谷城永『創価学会の理念と実践』、
    小平芳平『創価学会』を出版し、その歴代の役員には北条浩、秋谷栄之助(城永)、多田省吾、青木享、小島重正など
    の創価学会大幹部がついていたが、昭和56年現在、休眠状態とみられる。
     昭和56年現在の資本金は1億8,000万円、事業目的には書籍、雑誌の出版販売の他、喫茶店経営、玩具・古物
    の仕入れ販売が掲げられ、また一時期不動産売買も手がけていたという。
     池田はこうした多面的な出版活動について、「共産主義者は、ソビエトで、何よりも先に印刷工場をつくった、と聞いて
    います。そうすることが革命への方程式だとも聞いています。広宣流布という大事業をやろうとした場合、われわれも
    当然出版に力を入れなければならない。それを実行しているだけです」といっており(央忠邦『日本の潮流』)、喩が大き
    すぎるきらいはあるにしても、心情的にはそのようなものだろう。が、出版社経営を含む出版活動には、別に、大幹部
    の収入の途を講ずるといった面があったのではないか。現に池田自身の基本収入は印税のほか、聖教新聞社主とし
    ての手当である。読書人口とはいえない階層も信心の付加によって組織されると、たちどころに良質の購買者となり、
    創価学会とその大幹部たちの経済を悠揚迫らざるものにしていた。

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  • from: 22世紀さん

    2011年09月13日 01時13分51秒

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    創価学会激震!

    創価学会激震! 投稿者:管理人 投稿日:2011年 9月13日(火)01時06分8秒   通報 返信・引用
    反学会に転じた
    池田名誉会長の「金庫番」

     「彼は池田大作・創価学会名誉会長の最側近で、私生活も含め、池田氏のカネや身の回りの世話をする
    秘書役でした。それだけに、彼が知っていることをすべて話せば池田氏や創価学会にとって大ダメージに
    なるのは間違いありません」(ジャーナリスト・乙骨正生氏)
     埼玉・所沢市にある「能安寺」という寺の機関紙(9月1日付)に書かれたコラムが、創価学会関係者の間
    で大きな話題を集めている。「ある学会幹部の入溝」と題したコラムの内容は、聖教新聞社専務理事などを
    歴任した中西治雄氏が今年7月、学会と対立関係にある日蓮正宗(以下、宗門)の信徒になったというもの。
    中西氏は、池田氏が会長に就任(1960年)する前の1950年代から側近として仕え、一時は「影の会長」
    「池田氏の金庫番」と呼ばれていた人物である。
     裏方として、池田氏を公私にわたって支えていた中西氏だが、一度だけ表舞台に立ったことがあった。
    それが1989年6月に起きた「捨て金庫事件」だ。横浜市のゴミ処分場で、現金1億7,000万円が入った
    金庫が見つかり、捜査の結果、金庫は聖教新聞社からゴミとして出されたものと判明。世間では「学会の裏
    金ではないか」と囁かれた。このとき、「20年以上前に、自分が学会内で不正に蓄財したカネで、その存在
    を忘れているうちに誤って捨てられた」と名乗り出たのが中西氏だった。「当時、中西氏は会見を開きました
    が、説明はしどろもどろ。約2億円もの大金の存在を忘れていたというのに、自宅を担保に350万円を借金
    していたことも判明した。あまりに不自然で、学会内部でも『中西氏が池田氏と学会のために泥を被った』と
    いう見方をする者は少なくなかった」(元創価学会幹部)
     以来、学会の役職から身を引き20年以上、一学会員として沈黙を守ったが、ここへ来て対立する宗門側
    への転身。本誌が都内にある自宅を訪ねたが、中西氏は、「その件については、どなたにもお話ししないこ
    とにしています」
     と語るだけだった。
     昨年6月以降、公の場に姿を見せず重病説も流れる池田氏。新たな心労が加わったことだけは間違いな
    い。(週刊現代2011、9、24/10、1)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     まさか、中西治雄氏が脱会して、法華講に入溝するとは、「たいしたた

    まげた」

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  • from: 22世紀さん

    2011年09月12日 09時39分09秒

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    池田大作「権力者」の構造

    池田大作「権力者」の構造 投稿者:管理人 投稿日:2011年 9月12日(月)09時37分18秒   通報 返信・引用
     文化活動の強化

     池田の会長就任時、創価学会の定期刊行物としては、『大百蓮華』『聖教新聞』『聖教グラフ』の三紙誌を数える
    のみであった。
     これらはいずれも会員を対象にしたもので、創価学会独自の販売店を通して会員に売り捌かれた。一般の定期
    紙誌とは異なり、営業面での危険性は少なく、利潤はきわめて大きく、また安定していたが、購読者数の増加を
    会員増だけに仰ぐという閉鎖的な、内部結束用の刊行物であった。
     一応、これらの概況を述べておこう。
    『大百蓮華』は月刊誌で、昭和24年7月に創刊された。聖教新聞社の発行で、教学部研究室長・原島崇が54年
    8月に除名された後、同年8月号から編集兼発行人は桐村泰次。内容は同会の教義理論誌といったところで、
    55年1月現在の公称発行部数は244万部であり、その部数は実質的な創価学会員数をつかむ有力な目安の
    一つである。
     『聖教新聞』は同会の日刊機関紙で、昭和26年4月に創刊された。はじめ旬刊で発足したが、28年9月に週刊、
    40年7月に現在の日刊紙に移った。発行元は聖教新聞社。55年時の公称発行部数は454万部で、広告料も三大
    紙並みという。
     昭和56年現在、聖教新聞社の代表は秋谷栄之助、出版代表・山崎良輔、編集代表・松岡資、営業代表・横松昭
    である。従業員は1,300人だが、一時期、創価学会の外郭団体である「21世紀研究会」「近代マスコミ同志会」
    「現代マスコミ研究会」「近代思想研究会」「東洋思想研究会」等が取材陣をカバーしたという(浅野秀満『あすの創
    価学会』)。
     『聖教グラフ』も同社の刊行物で、池田の創価学会総務時代、34年1月に創刊された。当初の年刊から、その後
    季刊、月刊と変わり、37年3月に現在の週刊となった。聖教新聞の写真版といった内容で、55年時の公称部数は
    109万部、編集長は乙成宣昌である。
     なお聖教新聞社は池田の『立正安国論講義』などの講義ものや『人間革命』既刊十巻、創価学会教学部編『創価
    学会入門』など、会員に教科書、参考書として読まれる単行本、46年からは聖教文庫なども刊行している。
     以上の三紙誌がすべて会内コミュニケーション用だったのに対し、池田による文化面への進出は、会外部に向け
    ての宣伝に重きが置かれ、その統括には36年5月に設立された、前述の文化局があたった。
     文化活動という語は曖昧だが、創価学会においては、「広宣流布は文化活動である」(『聖教新聞』昭和36年5月
    13日)と、広汎に定義され、具体的には政治、経済、教育、言論、学芸等に関する、同会のセクションと、公明党を
    筆頭とする外郭団体の活動、それらにともなう出版活動を意味した。
     清水雅人は、創価学会が「広宣流布は文化活動である」という以上、文化局の活動は、さまざまの名称で呼ばれた
    ところで、結局、間接的な折伏、間接布教にほかならなかったと指摘している(清水「創価学会文化局」、『中央公論』
    昭和46年7月特別号)。
     池田の文化面への進出には、かつて選挙運動を文化運動と称したと同じ思想がより巧妙な形で貫かれていたわけ
    であり、その目的とするところは、贅沢な資金を新事業に振り向けてさらに増収をはかるという営業的な側面、現代風
    な組織や刊行物による、創価学会の知的デコレーション――イメージ・アップ策、間接侵略風の思想工作、の三つが
    あったとみられる。
     池田の最初の文化面へのスタートは昭和35年6月創刊の『潮』できられた。同誌は当初、青年部の機関誌で、市販
    されなかったが、38年4月から、現在の創価学会臭をほとんど感じさせない月刊総合雑誌へと編集方針を転換した。
     『潮』は創価学会の「一般への窓」(央忠邦)の最たるもので、上条末夫はその機能を、「第一は、文化人の〝撫徇
    工作〟であり、第二には一般人の〝懐柔工作〟である」(上条「創価学会の〝文化人工作〟」、『改革者』昭和45年
    3月号)と評している。執筆場所の提供や高額な謝礼によって、大学教授や文化人に関係をつけ、また心理的な負い
    目を負わせて彼らを自陣、もしくは中立に立たせ、さらに購読者に対しては、著名な文化人の執筆論文で釣り、創価
    学会アレルギーを解消するという戦術である。
     昭和56年現在の発行部数は32万部といわれ、発行は潮出版社(42年12月設立、資本金1,600万円、従業員
    86人)が行っている。同社は一時期、『週刊言論』(公称50万部)、季刊雑誌『日本の将来』を発行していたが、『週刊
    言論』『日本の将来』とも47年11月で休刊している。潮新書、潮文庫などを持ち、44年には2億169万円の利益
    (税務申告)をあげている。
     代表取締役は旧華族の島津矩人、取締役に創価学会総務の池田克也(編集局長兼任)、八矢洋一、他に公明党
    国会議員の黒柳明、渡部通子も取締役だったが、言論抑圧問題の最中、45年3月11日に、同年1月5日付の辞任の
    登記をしているという(「黒い〝鶴〟のタブー」25、『赤旗』昭和45年4月8日)。
     昭和56年現在の社長は富岡勇吉、編集代表志村栄一であり、「ヤングミセスの生活全般にわたる実用実利を追求
    する」と銘打つ『婦人と暮し』(月刊、48年4月創刊、公称52万部、編集長・鈴木征四郎)、少年漫画誌『少年ワールド』
    (月刊、53年7月創刊、公称30万部、編集長・門脇良充)、『別冊少年ワールド』なども刊行するようになった。
     また同社の設立目的には、雑誌、書籍、レコードの出版、販売のほかに保険代理業、不動産の売買、仲介、賃貸し、
    植木の栽培、通信教育、講演会の開催等が掲げられている。保険代理業や不動産業は戸田以来の創価学会系企業
    の伝統である。
     『潮』以外にも35年には創価学会学生部の機関誌『第三文明』が創刊されている。同誌は創価学会教義の応用誌と
    いった性格をもち、のちに第三文明社の刊行になる。同社は以前、公明協会の所有するマンションに事務所を構えて
    いた創価学会系の出版社である。創立は昭和44年7月、資本金1,800万円で従業員30名。社長は栗生一郎、編集
    代表・狩野良平という構成であり、月刊誌の『第三文明』(公称18万3,000部、編集長・佐々木利明)のほか、月刊の
    教育研究雑誌『灯台』(37年創刊、公称26万5,000部)、レグルス文庫などを刊行している。なお同社は、今では山
    崎師団の現場指揮官・広野輝雄、北林芳典などが一時期、在籍したことで知られている。
     また学生部は38年10月に『学園ジャーナル』を発刊し、さらに週刊機関誌『大学新報』公称15万部を大学新報刊行
    会から発行している。
     36年は文化局とその下部機構の設置に費やされ、翌37年に創価学会は具体的な文化活動に入った。この年は文
    化面での全面進出への転換点ともいうべき多彩さで、おもな事項を拾っただけでも、次のように活発である。
     1月27日   東洋学術研究所設置
     4月2日    『公明新聞』発行
     8月4日    富士吹奏楽団結成
     8月21日   広報局に映画部設置
     9月13日   『公明』発刊
     9月18日   教育部機関誌『灯台』発刊
     11月1日   言論部『言論』発刊

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