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  • from: 哲ちゃんさん

    2019年07月28日 09時20分24秒

    icon

    拓郎さんからのプレゼント 4

    ツアー・ライナーノーツ4

    2019/07/27

    11:アゲイン
    もともとはスタジオで他の曲をREC中に
    歌詞が浮かんでその場で即興でメロを付け
    武部鳥山にアドリブでバックを付けさせた
    いい感じだったが歌詞が完全ではなかった
    この曲を「どう締めくくるか?」
    「歌の最後のフレーズをピシッと決めたい」
    毎日毎晩「そこの歌詞」を探し続けた
    僕は自分の生きて来た長い音楽の道を
    断片的ではあるが思い出す事は出来る
    ただ「いつ、何を考え、どこへ向かって」
    それは記憶に薄いし又記憶から消えもした
    そういう瞬間が今はもう蘇る事は無いのだ
    では、あの頃、あの時、あの場所で
    僕たち若いエネルギーは「どう生きて」
    自分を証明しようとしていたのだろうか
    浮かんできた言葉は「自由」だった
    あの頃、皆んな自由を探していたのでは?
    我が家に、学校に、社会に、友人関係に
    そして恋愛に!
    押しつけられる事への反発
    決めつけられる事への自立
    自由でない事への不満
    あれから数十年の時が流れた
    人も心も変わってしまった今
    私たちが失わずにいるたった1つの事
    「僕らは今も自由のままだ」
    これだ!このフレーズだ!

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    12:運命のツイスト
    ステージで僕はツイストを踊った
    リハではバンド仲間には見せないで
    本番で驚かせるつもりだった
    ステージで踊る吉田拓郎
    はて?僕の長いライブ人生で
    「踊った」事が過去にあったか・・
    踊りたくなる曲に仕上がったから
    体が動くから「踊ろう」と思った
    つくづく思うのだ「このバンドはスゲー」
    近々にスタジオに全員揃って入る
    通常より広めのスタジオで
    ステージと同じ感覚でレコーディングしたい
    「セーノ1発録り」と僕は呼び好きな方式だ
    各ブースにメンバーが入って録音する
    通常のこのやり方だと確かに1人1人の音が
    クリアでミックスしやすい
    今回の僕のやり方だと各人の出す音が
    1つの空間に響き渡る事になり
    お互いの音の中に他の楽器の音が混ざる
    だから誰かが演奏上でミスをした場合は
    OKテイクまで何回も皆で演奏する事になる
    では、これだと何が良いのか?
    ライブと同じ環境により近いから
    全体の臨場感が増す、そこがネライだ
    「私の足音2019」とこの曲
    そして、あのアイドル達に書いた3曲を
    RECする予定だ
    「運命のツイスト」
    実は今回のライブでもこの曲は毎回
    歌うたびにメロディーが違っていたのだ
    ほとんどアドリブっぽい歌い方だった
    RECではキッチリ決めよう
    踊りながら歌うのもいいかも

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    13:純
    すごかったなー
    この曲の迫力はリハの時とは比べものにならない
    バンドがこの歌の歌詞と僕のボーカルに
    触発されたかのような迫力だった
    歌い終わって「疲れたー」と正直に思ったのは
    間違いなくこの曲だった
    それぐらい毎回力が入ってしまう
    この選曲には実はちょっとしたエピソードが
    リハの中で鳥山が言った
    「この曲って前にも何回か
    リハーサルでトライした事ありますよね
    で何故か実現はしなかった」
    そうなんだ・・過去のツアーでも毎回のように
    リストアップしてはリハに臨むのだが
    僕のボーカルが「どうしても乗り切れない」
    理由はただ1つ「歌詞がメチャクチャ字余り」
    今だから言えるのだが
    自分で作っておいて「すごい字余りと不揃い」
    に悩まされる・・そんな目に会おうとは
    今さらだが・・よくもまあレコーディングで
    「歌いこなしたもんだ」と自分に驚く始末
    まったく吉田拓郎の作る曲は
    「歌いにくい」ってのは確かである
    それにしても今回のライブでのバンドの
    グルーブはものすごい迫力だった
    ボーカルチームのノリも最高だ
    レゲエやスカのビートで歌うのは僕も大好き
    こんな演奏をするライブステージなんて
    そうは見られませんよーこの国じゃー

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    14:王様達のハイキング
    メンバー紹介をする曲を決める時にひらめいた
    封印してあるこの曲を何とかうまく使えないか
    「純」がスカ、レゲエ風のアレンジだから
    この曲も元々レゲエっぽいしメドレーすれば
    武部が「王様達の・・」を少しソウルフルに
    ボーカルチームに歌わせるアレンジ
    「うーんノリノリでカッコイイなー
    このまま曲に入り込んで全部歌いたくなる」
    ってところでグッと我慢して(笑)
    「最初の1節だけを歌ってカットアウト」
    それで決まりだ
    全編を歌うつもりはもちろん無いし
    (亡き母とのかたい契りである)
    このアイデアは文句なしに楽しそう
    リハーサルでも何回やっても笑顔でOK
    最高のメンバー紹介が出来た
    僕がなかなか歌い出さないで
    バンド全員がニコニコになった名古屋
    素敵なライブ映像をお楽しみに

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    15:ガンバラナイけどいいでしょう
    この曲については多くは語らない
    とにかく歌詞を見てもらいたい
    僕自身がガンバレナイ時期があった
    それは人間として生きる中での
    きっと誰にも通じる心の弱さや
    あるいは表現はキツイかも知れないが
    時に避ける事の出来ない自分の「ずるさ」
    そんな時が必ず日常にはおこり得る
    女も男も関係なく
    人はガンバレナイ時があると思う
    そんな時僕はガンバラナカッタのだ
    そんな自分が決して立派だなんて
    思ったりはしないが
    ガンバレナイ自分
    それでは「いけませんか」
    僕は思った「いいでしょう」と
    「私なり」って事でいいでしょうと
    そしてこの曲はガンバレナイ自分に
    心を込めて小さな声で「ガンバッテ」
    と応援するつもりで作った曲だ
    涙のステージとなった

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コメント: 全1件

from: satoさん

2024年01月25日 16時15分45秒

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こんな素晴らしい拓郎さんの文章があったんですね。涙が出ると同時にずっと拓郎さんを聴いて来てよかったと思いました。ありがとうございます。
一生の宝になりそうです。

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