あの夜の ｢篠原ともえ｣


本当に人生ってヤツは生きてみなけりゃワカランもの

彼女の10代の映像をあらためて見せられて

｢どうやってこの娘さんがこのお姿でここに?｣って

誰だって思うよねえ

｢お見事！｣ってのは､こういう現実を言うんだろうなあ

もちろんシノハラにも色々な日々を乗り越えて来た

僕たちには知るよしもない｢１人ぼっちの時間｣が

幾度となく存在したに違いないのだが

今｢あの素敵な笑顔と物言い｣を目の前に見せられると

まったく｢胸が熱くなるような感激｣すらおぼえた

彼女は｢拓郎さんがデザイナーへのあと押しをしてくれた｣

と語っているけれど・・

そんな一夜があったような記憶も｢うっすら｣あるんだが

正直に言えば｢僕はあの頃お酒飲みだったから｣(笑)

｢お前さあー､大した事ない歌とか中途半端なタレントを

続けるよりは得意の絵の才能を活かしてさー

洋服のデザインとかも興味あるみたいだし

そっちを目指したらどうなんだい?｣なんて事を

それこそ｢お酒の勢いで｣話したのかも知れない

吉田拓郎なんて､その程度の人間なんだから(自覚あり)

実質上は僕にも縁の深い松任谷正隆氏(妻はユーミン)の

｢ユーミンのステージ衣装やってみるかい?｣から

篠原ともえが開花して行く！事になったのだと想像する

いずれにせよ､その後の彼女の活躍ぶりは誰もが知る通り

今やビッグビジネスのまっただ中にさえ立ち位置を置き

見事なる成長を遂げたのである

その篠原ともえが､私たちの中に入ってくる時

彼女は｢あのシノハラ｣を捨て去った姿ではなく

｢あの頃のシノハラ｣を大切に守りながら(そこが素敵)

私たちと一緒に｢時を愛して｣その瞬間に身を投じていた

彼女は番組のリハも本番収録中(本人の出番が無い時も)

ずーっと前室(収録スタジオの横にある控え室)で

スマホを片手に当日の出演者の本番以外の素顔や

モニター画面に映るスタジオ収録の模様を納めていた

Love2愛のなせるワザにほかならない

私たちは｢誰がどういう立ち位置に居ようとも

どんなに多忙をきわめていようとも｣

そこに一緒にいる瞬間は｢すべてが同じ人間同士｣なのだ

この事は例えば5年前の｢Love2スペシャル｣から

新しく武部聡志をバンドリーダーとして結成した

新Love2オールスターズ全員そして番組を制作する

フジテレビ制作スタッフ全員まで共通の｢愛｣である

この｢愛｣無くしてLove2は｢あり得ない｣

収録後のステージ上での｢乾杯｣から

｢別れが切なすぎる｣と全員一致で前室へ戻っての歓談

剛はバックボーカルの吉岡ユウホ達と音楽論

光一は武部聡志達とLove談義

奈緒はシノハラと僕の｢恥ずかしい夫婦論｣に涙(笑)

そこにはキャリアも何も関係ない

ただ｢お互いへの想いと時を惜しむ気持ち｣があるだけ

あの夜の｢篠原ともえ｣が一貫して見せてくれた笑顔と涙

それを｢幸せ｣と感じる全ての出演者と制作スタッフの

これからも永遠なる｢ハッピー｣を願っている



拓郎さんの一番居心地のいい場所（家庭以外の）なんで
しょうね。
やはり「LOVE2」の日々は確かに拓郎さんを変えたと
思います。
しかし、「フワちゃん」なんて目じゃないほどの「シノラー」
であった篠原ともえさんの今日の姿を誰が想像したでしょう。
KinKiを含めた「拓郎ファミリー」、どこまでも大きく
育って行って欲しいですね。