「Re:Re:Re:Re:金剛頂経の人格完成の４つの要素」

> それは、妙観察智が、阿弥陀如来の智恵であり、阿弥陀経の骨子がまさに永遠不変の真の愛を表したものであるということと、妙観察の意味が、相手をよく観察する、相手の為を思う、という意味であるからです。

私は、これをチームの中で生かしあうと言う意味にも取り、その意味合いからチームワークとしました。


> また、平等性智の平等とは、民主主義における平等の意味（区別されたお互いをそれぞれ等しい価値・権利を持っていると見る意味）とは違い、相手と自分を区別しないという意味であるとのことで、これはチームワークのほんとの意味になるのではないかと思い、四位基台においては正しい秩序・主管性にポイントが置かれる「対象」の位置に該当するのではないかと思います。

なるほど、チームの中の平等と言うことですね。
私は、自分と同じように相手を扱うと言う意味で「為に生きる」かなとも思いました。

たしかに、「平等」というのは複数と言う意味がありますから、「チーム」としたほうが良いし、「為に生きる」というのはどちらかと言うと対個人個人ですからそのほうが良いかもしれませんね。
こういう振り分ける根拠を吟味するとより説得力が出ますね。

また、私は「ドリームビック」は総合的な理想の実現と言う意味があると感じたので法界体性智の総合性も含んでいるのかなという思いもします。

「Re:Re:Re:金剛頂経の人格完成の４つの要素」

> 下記の解釈もあてはまるとは思いますし、そのほうが整理するにはいいですね。

私も少し時間をとって整理してからまた投稿しようと思っていましたが、さっと書いてしまいますと、

大円鏡智が主人意識、
成所作智が「必ずみ旨を成し遂げる」という固い決意を表したドリームビック、
というのはすぐわかるのですが、
妙観察智と平等性智は仏教独特の要素があって解釈が必要だと思います。

今のところ、私は、妙観察智が「ために生きる」「真の愛」「四位基台の主体」に該当すると思っていまして、

それは、妙観察智が、阿弥陀如来の智恵であり、阿弥陀経の骨子がまさに永遠不変の真の愛を表したものであるということと、妙観察の意味が、相手をよく観察する、相手の為を思う、という意味であるからです。

また、平等性智の平等とは、
民主主義における平等の意味（区別されたお互いをそれぞれ等しい価値・権利を持っていると見る意味）とは違い、相手と自分を区別しないという意味であるとのことで、
これはチームワークのほんとの意味になるのではないかと思い、四位基台においては正しい秩序・主管性にポイントが置かれる「対象」の位置に該当するのではないかと思います。

ここらへんも仏教の研究として面白いかもしれませんね。

「Re:Re:金剛頂経の人格完成の４つの要素」

下記の解釈もあてはまるとは思いますし、そのほうが整理するにはいいですね。

> 平等性智
> 現象世界に存在するあらゆる事物は、一見それぞれの特性があ
> ってみんな違っているようにみえるが、その本質においては平等
> であることをみきわめる智恵である。

平等性智を為に生きる

> 妙観察智
> 一切の事物の差別をみきわめる智恵である。
> あらゆるものが平等でありながら、特殊性をもつことを、われ
> われはこの智恵によって悟るのである。

妙観察智をチームワーク

> 成所作智
> 現実の世界において他にはたらきかける智恵である。

成所作智をドリームビック

「Re:金剛頂経の人格完成の４つの要素」

貴重な投稿文、ありがとう
ございます。
私は大日経にばかり目が
ゆくのですが、金剛頂経にも
これから注目してゆきます。

▽▽▽


感じた内容をまとめてみました。

●主人意識と大円鏡智

大円鏡智
大日如来の智恵を鏡にたとえたものである。
現実世界のあらゆるものがそのままうつしだされる智恵である。
一般仏教ではこの大円鏡智がもとになって、われわれの感覚世界にはたらく一切の認識作用がおこるとみる。

現実をそのまま受け入れ、正しく理解することが主人意識につながる。個性完成につながる。


●チームワークと平等性智、妙観察智

平等性智
現象世界に存在するあらゆる事物は、一見それぞれの特性があってみんな違っているようにみえるが、その本質においては平等であることをみきわめる智恵である。

妙観察智
一切の事物の差別をみきわめる智恵である。
あらゆるものが平等でありながら、特殊性をもつことを、われわれはこの智恵によって悟るのである。

違う中に同じ本質を見て、さらに特殊性を生かしていくことによってチームワークを築くことが出来る。また、このような理解を持ってこそ、夫婦も完成し、家庭も完成する。


●為に生きると成所作智

成所作智
現実の世界において他にはたらきかける智恵である。

為に生きることが授受を円滑にし現実の世界において働きかける智慧と言うわけですね。
為に生きることはすべてのキーポイントですね。


●ドリームビッグと法界体性智

法界体性智
密教独自の智恵で、他の四智を総括した智恵である。
絶対の世界を本質とする智恵の意味で、普遍的で永遠なる絶対智をいう。

神様が創造理想世界を築くという変わらぬ夢を持って摂理を進めておられるように、
すべての智慧を総合し、心情文化の主人となって、摂理を、理想を、必ず成し遂げるという永遠不変の御旨があるということでしょうか。
創造理想の完成、万物主管の完成ですね。

「金剛頂経の人格完成の４つの要素」

金剛頂経には人格完成の４つの要素（大円鏡智、妙観察智、平等性智、成所作智）が出てきますが、

天台宗 ： What's天台宗 声明
http://www.tendai.or.jp/shoumyou/index.html

これは、コア・バリューの４つの価値（主人意識、ために生きる、チームワーク、ドリームビッグ）に該当すると、私は思います。

そして、これはまた、おおまかに見ると、四位基台のそれぞれの格位（神、主体、対象、合性体）を構成する内容であり、すなわち、四位基台を完成させる意味を持っていると、私は思います。

また、堕落性本性の４つの内容（神と同じ立場に立てない、自己の位置を離れる、主管性転倒、犯罪行為の繁殖）も、このそれぞれの格位に対応し、

堕落人間が、その堕落性本性をもつようになった経路と反対の経路をたどることによって、
堕落性を脱ぐための蕩減条件を立てるという内容（神の立場にあるのと同じ立場をとる、自分の位置を守る、主管性を正しく立てる、善を繁殖する）も、
この内容に該当すると思いますので、

金剛頂経はまさしく実体完成を説いているということが出来るのではないか、と思います。

「空海密教について」

空海密教について、体、相、用の正分合作用で解釈可能な内容や内的、発展的四位基台で解釈できそうな内容、象徴と悟りと三密と四位基台との関係など、解明すると面白そうです。

資料もあらたに注文しましたので、今月は空海密教に力をいれたいと思います。

▽▽▽


投稿、ありがとうございます。
体、相、用は、空海は
どのような表現をして
いますか？
投稿、期待しております。

「Re:Re:絶対’性’」

シンポジウムで、ある人が発言した内容ですが、
イスラムでは男女比が１：１ではなく、女性の数がかなり多く、
女性の救済策として一夫多妻を認めている、というのがありました。

確かに、イスラム教創設時の過酷な宗教戦争によって男性が極端に少なくなり、そういった制度が出来たというのは事実のようです。

http://www.inagakilaw.com/asof/html/07x07/070607.html

しかし、現在でも男女比は等しくないのか、
というのは確かめてみる必要があると思います。

いずれにしても、男女比が違うから一夫多妻を認めるというのは、
神様の創造目的を全く無視した人為的なやり方なので、
間違いは間違いとして指摘する必要があるとは思います。

「Re:絶対’性’」

このポイントは重要ですね。
ぜひとも
創造目的学会の柱に
してください。

▽▽▽


ミクシーのＳ様のコミュ二ティーでもモルモン教の一夫多妻の話が出ております。

私は男女がほぼ同数誕生するという科学的見地からも、愛の絶対性からみても、
絶対’性’の一夫一婦制が原則であるという見解を主張しようと思っています。

イスラムでは貧しさから、富んだものは多く養うべきだということで、一夫多妻は権力の象徴とされている、と聞いたことがあります。

しかし、それは、貧富の差という非原理的な世界観に基づいた見解であることを見失ってはいけないと思いますし、
ユダヤ教では私の知る限りでは一夫一婦制が原則だと思いますが、そのうち調べなおしたいと思います。

「絶対’性’」

ある国際シンポジウムで、ひとつ大きな問題の発見がありました。

それは、絶対’性’の問題です。

Ｓ先生という方が、この問題を取り上げ、
医学的にみて夫婦は統一思想で言うように一対一であることが望ましい、という発表をされました。

これに対して、会場からは、賛同の声が上がると思いきや、
イスラム圏の方々から、イスラムでは一対多である、
といった意見が聞かれるなどして、一時騒然となりました。

しかし、この問題に対しては、神様の創造目的に鑑みて、
真の愛の価値を永遠なものとして実現するためには一対一でなければならないだろうということが思われます。

この一対一ということに関しては、
例えば、抗生物質は問題分子に合った形であることによってペアとなり安定することで問題を回避するものであったり、
電子は、スピンが反対どうしの２つの電子がペアになることによって極めて安定した状態となり超伝導状態に入ったり、
電子軌道においては各軌道にスピンが反対の電子が対になって入るというように、
この世界においては、対が極めて安定な状態を作り出すことが知られています。

こういった説明のしかたが可能なのではないだろうかと思いました。

「Re:ダ・ビィンチコードとイエスとキリスト教」

> ①ユダヤ教は、創世記二章の「男女は一体となる」を根拠に男性は結婚を原則とし、神聖なものとしていた。

イエス様も、母マリヤに「婦人よ。私と何のかかわりがあるのです。私のときはまだ来ていません。」というように、結婚を望んでいました。


> ②預言者エレミヤなどは神から命じられ結婚することを禁じられていた。エッセネ派やパブテスマのヨハネも結婚しなかったが、パブテスマのヨハネは預言者として尊敬されていた。

預言者は神のみ言葉を伝えるので尊敬されていました。
釈尊も、もともと独身ではありませんでしたが、修業後は出家した身で家庭生活をしたとは思われず、尊敬されていました。

統一原理的に見れば、これは天使の役割であり、本然の人間は、結婚し、神の子を生み、神の家庭を築き、神の民族を築くべきであると見ます。


> ③四福音書は初期キリスト教のころから信奉されており、現在の信仰形態はイエス死後の復活の後の数年間の信仰告白を元に形成され、それが初期キリスト教の教義となった。
>
> その後２〜３世紀以降に多くの異端文書が出現したが、それらは正当と認められることはなく会議にて圧倒的多数で正統派が勝った。

ここで信徒の信仰告白は十字架についたイエスを神の子として信奉することを証するものでした。

当時の状況として、それが中心になることは止むを得なかったことと思われます。しかし、福音書そのものには、イエスは十字架を避けるためにともに祈ることを求めたし、ゲッセマネの祈祷をしたことが書かれています。
また、エルサレムの民に自身を信じることを訴えました。

十字架はたしかに真の愛を示し、サタンを屈服させたのですが、同時に信徒たちの不信仰が原因であったことも事実なのです。

このようなことから、もしエルサレムの民がイエスを信じていたなら、別の道が開けたことは充分考えられるのではないでしょうか。