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    2007年02月20日 06時44分03秒

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    相対的授受相関対応説      中立進化論による相対的授受相関対応説の証明


    相対的授受相関対応説

    「3つの命題 http://pocs.info/josetu_text_meidai.htm
    を、科学に適用し得るように表現しなおしていくと、

    『すべての存在物は、絶対者によって目的とされた相対的関係を持つ形態で、存在している。』
    『相対的関係を持つという指向性が、現象に先立つ。』

    となる。
    これを『相対的授受相関対応説』という。

    物質の究極を探究するにおいても、生命の起源や生物の進化を探究するにおいても、この原理を適用することなしに解答を得ることは出来ない。」



    中立進化論による相対的授受相関対応説の証明

    「中立進化論は、同義置換の突然変異における進化速度について、矛盾のない説明をし、
    ダーウィン流の正の淘汰による進化の矛盾点を克服することができた。
    すなわち、進化のメカニズムは、ダーウィンの言った正の淘汰ではなく、中立進化に沿っている、と言うことができた。
    しかし、中立進化論によって言えることは確率についてのみであり、それが必ずそうなるということではない。そうなる可能性が無くはないと結論した、ということである。

    淘汰的に中立である突然変異遺伝子は、他の遺伝子と確率的に見て同等であるから、当然、それが残存する確率も突然変異しなかった他の遺伝子と同じである。
    すなわち、有性生殖生物で集団の個体数をNとすれば1/2Nである。
    その突然変異遺伝子が全体を占めるようになると結論するのには、確率論的に言って非常に無理がある。

    にもかかわらず、そのように他の遺伝子と残存率のまったく変わらない突然変異遺伝子が幾重にも重なりあって、ある新しい未知なる環境に対応しうる何物かができたということを、中立進化論は物語っているのである。

    これは、突然変異と呼ばれるものが、単に確率によってのみ支配されるものではないことを意味しており、

    むしろ、未知なる環境と生物進化との間に相対的授受相関対応があることを証明していると言わざるを得ない。」


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from: from POCS MLさん

2007年06月17日 06時41分24秒

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「Re:固定確率について」

中立説は自然淘汰万能主義を覆して主流となった説で、現在は自然淘汰説と融合されたものの、進化論の中ではダーウィン以来の大革命とされているようなので、それなりに科学者を説得しえた内容があると思われます。
そのため、私の論法で充分かはまだわかりませんが、最近、改めて調べなおすと感じる点がいろいろとあったので書いてみました。

「遺伝子とゲノムの進化」を読んでいなかったので議論に相対しきれなかったこともありましたが、木村資生著の「生物進化を考える」やインターネットの情報から論じてみました。

感想として、生物の変化に中立変異が関わっているというのは正しいのでしょうが、それが意味を持つ「システム」が良くわかっていないのではないか?ということが問題であると思いました。
それは単に表現型にどう関与するかということだけでなく、中立というのは生物の仕組みがあってこその中立であるので、単なる変化であり全ては偶然な平等主義だと考えるのは量だけ増えれば質が変わるというのと変わりないように感じました。

むしろ、中立が関与しているからこそ、そこを導くシステムや主体的存在は不可欠であると感じます。この結論は現代の進化論者の嫌うところだと思いますが、少なくとも中立変異そのものが根本システムでないと言うことは確実であることが結論できます。

こういった変異には現在の心身医学ではストレスなどの係わりも論じられ非常に複雑です。それにもかかわらず確実に人間原理で言われるような主流の方向性があります。

相対的授受相関対応説はこの複雑さに光を投げかけると思います。

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from: from POCS MLさん

2007年06月16日 06時46分08秒

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「固定確率について」

突然変異したものが集団の中で固定化するのは、有利な突然変異ならともかく、中立以下は通常固定せずに消えていく確率のほうが高いと考えられます。
この有利、不利、中立などの定義は議論のあるところらしく、ほぼ中立などの言葉の表現もあり曖昧さを伴っています。

これらの確率は、このようなものがあるとすればこうなるだろう、と言う説を立てて予想しうる部分と変動部分を式にするというような形になっているようです。
中立説の場合は、自然淘汰説よりも、何が生き残るかは偶然に頼っているようです。

固体によって多く子孫を残すものもあれば少ないものもある中で、多く残すものによって運がよければ変異したものが受け継がれていくと考えます。ですから、これは自然淘汰から解放される理論だと言うわけです。
もちろん、自然淘汰で優位に転じたり、たまたま、生き延びやすい環境にいたと言うようなことで生き延びる・・このようなプロセスがなければ生き残って主流となることはありません。

さらに、中立の形質が、環境の変化によって有利になった場合、限界を超え、指向性選択によって、その形質量が増大すると見ます。この場合の進化は単純な純化なので速く、このような方法で品種改良もなされるそうですが、これはその生物は受け入れられる内容の範囲であるならバランスを取ろうとする形で変化して許容するという特性があるのかもしれません。
ただ、品種改良などは出来上がったものの掛け合わせや一部の機能を強調したようなものであるようなので、これを中立変異による進化に当てはめるには飛躍があるように思います。

固定確率というのは、こういう場合は生き残るだろうというケースを考えて作ったもの、あるいはこのくらいまでは想定しても良いだろうということで考えたものであると思われます。
中立説の場合、中立変異がどのくらい生き残っているか、実際、中立と思われるものが分子進化的に見てあるということは論じられてるようですが、
その中立変異が進化に対して表現型としての意味がわからなければ、また、意味を持つためのシステムがわからなければ、ただこういうものがあるよと言っているに過ぎないと思います。

集団に広がる方法も偶然であるし、それが表現型として意味を持つかも不明である。結局、中立説が意味があるのは分子進化は自然淘汰と関係なくなされる中立なものの蓄積と考えられるものがあるということが言えただけと考えられます。
私はこれが全体に広がる確率論に意味があると言うよりもこの変異がどのようにして内容を持つかを考えるなら、相対的授受相関対応がなされたと見ざる得ないと思うのです。

最近は、進化は進歩でなく変化であり退化も進化であるというようなことが言われているようですが、進化が発展的に秩序化が進み行くことを意味しなければ、生物が存在し得ないことになりますから知性的存在を否定したい方便のようにも思います。固定化は存在を維持しようとするものと維持するための環境、そして、その存在と環境に意思と法則と力を与えるものがあってこそ固定化があると思います。

ただ、偶然、中立であるなら、もともと何も存在し得ないと考えるのが理論的ではないでしょうか?

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from: from POCS MLさん

2007年05月10日 08時09分48秒

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「中立説の限界と評価」

中立説はある程度、実証されている進化学説ですのでその意味から検討し限界性を見出す必要があると私は思います。
下記が私の現在得ている情報からの見解です。


中立変異とは自然淘汰からみて有利でも不利でもない突然変異のことです。このような変異が蓄積された生物が集団のなかにはある一定比率存在し生物の集団に変化をもたらす。また、あるときに自然淘汰によって有利な方向で活性化されて飛躍的進化の原因となる。
これが現在の自然淘汰と組み合わせた中立説の考え方です。

中立説が通常の累積自然淘汰と違う点は有利な突然変異でなくてもよく、生物内で許容される自然淘汰で排除されることのないきわめて確率の高い変異であるので変異の累積や集団に一定比率で広がることが可能と言う点です。
しかし、これが有利な方向に活性化して新しい有利な機能を生み出すと言うのは有利な突然変異と何ら変わりのない、それ以上に難しいことではないでしょうか?事実、これに対しては証明がなされていません。

これは、量から質への転化の法則というのが共産主義の哲学にありますが、それに、非常に似ています。その実例としてあげられているものを批判すれば、それがいかに滑稽な理論かがわかります。
ボイラーを炊きすぎたらボイラーが壊れることやロープに力をかけすぎたらロープが切れるなど、どれも本来の範囲を超えたら破壊してしまうという例ばかりがそこにはあげられており、発展的な質を生み出すものではありません。
でたらめな変異が積み重なって生態のバランスを崩せばいい方向に行くことは通常ではないし、それが新しい質(機能)となることはまずありえません。

ただし、生体が環境対応の為にある程度コントロールした形でこの中立変異を利用している可能性はあり、そのような変化で多少手足が伸びたりというようなことがあることは生物の発展性の範囲で説明できることで完全に否定されるものではないと考えられ、実際の小進化と呼ばれる現象があるのでそのための情報提供の役割をはたしているかもしれません。

しかし、生物には自己同一性がありますから、このような変異で種を超えるような変化までは起こりません。
不利な突然変異が修正されるなどはこの自己同一性の作用であり、自然淘汰とは別の生物独自の作用と考えられます。しかし、これを自然淘汰と淘汰排除されたと現在の進化学では見ています。


中立進化説の現在の問題点をあげましょう。
それは遺伝子の変異(遺伝子型)が生物の形質として表現される表現型(「果実の甘さ」や「病気に対する抵抗性」など特定の条件・分析の結果で判明するような形質)の進化に対して直接適用できないと言う点です。

このように実際に進化と言える表現型との直接的なつながりが疑問視されており、そのシステムが判明していません。すなわち、実際の進化に対しての影響力がわかってません。そのために有利な突然変異との棲み分けがなされています。これらのことから、中立変異は環境対応のために生物が蓄積する情報に過ぎない可能性もあり、環境対応レベルのために一定の速度で蓄えられているのかもしれません。
このように考えてみても進化として活性化するにはこの情報をどのように使用するかと言う別のシステムを考える必要があります。


新しい機能には性相と形状が創造目的を中心として授受作用すると言う四位基台構造が必要です。これが相対的授受相関対応説の意味するところです。

このように考えると、神様は中立変異を利用して遺伝子組み替えの作業を行なって別種を創造された可能性が0ではありません。
しかし、神様の力なしに偶然の大進化として中立説が成り立つことはあり得ないと言えます。


統一思想から見るなら、中立突然変異は、生物の環境対応範囲内の発展性が通常の役割であり、もしかしたら環境を変化させて必要な情報を蓄えさせ、そこに神様の力が働くことによって新生物への遺伝子組み換えをもたらすと言うようなことを神様はなされたかもしれない。

これが、現在の私の中立説に対する評価です。


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from: from POCS MLさん

2007年05月09日 07時23分28秒

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「Re:前適応を準備した絶対者の存在」

中立説の利点は変異を自然淘汰に逆らわずに蓄積できるところなのでしょうね。ただそれが、蓄積されてある有用な機能に転化したり、意味のある機能のための構造を生み出したり、構造を改良するのに役立つと言うのは、中立だけにランダムで、根拠のないことであると思います。

(だから、ほぼとかいって少しでも方向性を持たせようとするのでしょうが)

自然淘汰の有用な変異の累積の難しさを補うものでありますが、相対的授受相関対応がないと、飛躍的進化を遂げるにはかなり高いハードルがあるように思います。


> この中立変異が突然活性化し有利に導かれる

これはある意味「量から質への転化」と似たようなことを言っているとふと感じました。でたらめなものがいくら増えても有用な機能とはならないと思います。
仮に自然の秩序の流れに沿っているからといっても、生物の自己同一性(個体や種の維持)の力で押し戻されてしまう環境対応での変化の範囲が通常の中立変異の限界かと感じます。

それ以上にそのままでは適応は無理だと感じます。


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2007年05月08日 07時54分53秒

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「前適応を準備した絶対者の存在」


中立進化論というのは、最近はダーウィンの自然淘汰の考えを補うものとされていますが、もともとは自然淘汰の考えを否定する要素が多かったと思います。

自然淘汰によって選択されたり捨て去られたりすることがないものであって偶然に蓄積されるものが、あるとき活性化されて突然有利な形質として現れるとするものです。

しかし、この中立変異が突然活性化し有利に導かれるのは、ある意味有利な突然変異が自然選択されることと同じ、あるいはそれより難しいように感じます。
斎藤先生は偶然の前適応という意味でおっしゃったのでしょうが、文字通り環境に適応させるために前もって準備した絶対者の存在が必要だと考えることは十分に可能だと、私は思います。


ここで、統一思想の段階的創造がヒントになると思います。、

1)全ての存在は自己同一性と発展性の両面を持っている。
それは、同一性を持ちながらも、環境に適応すると言う側面を持っていることを意味する。
(進化論の場合、これを小進化として大進化の前触れと理解するが拡大解釈である)

2)1つの種が、形態においても機能においても、総合的変化をして別の種に変わっていくためには、何らかの創造的入力、すなわち神の力を認めなければならない。

3)飛躍的変化は神の力がロゴスに従って変化させるよう作用することによって起こる。
これは物理的にいえば遺伝子の組み換え、あるいはプログラムの変更がどのようになされたかという問題である。


神が遺伝子のプログラムを変更され、新しい種が創造されたと、統一思想では見ます。ただし、古い種は必ずしも滅びたのでなく、多くの種はそのまま残されています。ただ、創造の過程にのみ必要だった種は新しい生物の出現とともに滅びました。
(このことは創造は必ずしも自然淘汰的ではないことを意味すると思われます)

創造は連続的でなく段階的で、神の力が作用してひとつの種が創造された後は成長期間、準備期間というような一定の期間を経過した後、再び神の力が作用して新しい種が創造されるというように、神様は「段階的創造」を行われたと見ます。



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from: from POCS MLさん

2007年05月07日 06時59分45秒

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「Re:Re:中立進化論についての質問 合祖過程 」

斎藤成也先生にお返事させていただいたメールを転送いたします。


(Sent: Tuesday, April 17, 2007 9:19 AM Subject: Re: ご質問 固定確率について)


> お忙しいところをお返事くださいまして、
> まことにありがとうございます。
>
>
>> 以下のふたつの表現:
>>
>> 1)「どの遺伝子も平等に子孫に広がる可能性があって、
>> 全体に占める割合(確率)はみな1/2Nである」
>>
>> 2)「どの遺伝子も平等に、
>> 子孫全体に広がる可能性(確率)が1/2Nずつある」
>>
>> では、意味がまるっきり違うという御意見ですが、
>> 「まるっきり違う」 という表現はちょっと極端だと思います。
>> たしかに指摘されたとおり、後者の場合、集団が存続することを
>> 前提としています。
>> これは、集団の大きさNが一定だと仮定する、
>> ということを受け入れると、そうなってしまいます。
>> ここでは集団そのものが絶滅することは考えていません。
>> なぜなら、今存在している集団のなかの遺伝子を考えているから
>> です。
>
>
> 指摘させていただいたのは、「1/2Nの意味」です。
> (集団の存続は異論ありません。)
>
> 1/2Nの意味について、
>
> 1)では、突然変異した遺伝子の濃度がずっと1/2Nという意味であり、
>
> 2)では、2N個の遺伝子のどれかが必ず全体を占めるようになるから、
> 突然変異した遺伝子が全体に占めるようになる割合は1を2Nで割って
> 1/2Nという意味ですが、
>
> 「どれかが必ず全体を占めるようになる」かどうかはわからないでしょう、
> という指摘です。
>
>
>> 「遺伝子とゲノムの進化」29頁の、合祖過程の説明図を見ていただくと、
>> それが明確におわかりになるかと思います。
>> 同様に、表現(1)でも、今後もこの集団が絶滅しないという、
>> 暗黙の前提があります。
>> あくまでも、そのように存続を続ける集団のなかでの、各遺伝子の間
>> の相対的な固定確率のことを論じているわけです。
>
>
> 合祖過程の説明は「どれかが必ず全体を占めるようになる」場合の説明
> に過ぎないと思います。
> 最初から、検討しているのが、同じ先祖を持つ場合のことだからです。
> 2個の場合も合祖することが前提となっており、n個の場合もそうです。
> 合祖することを前提として、何代前に合祖するかを考えています。
>
> ですから、これは合祖するものに対する検討に過ぎず、
> 合祖しないものは検討に含まれていません。
> すなわち、最初から合祖するという前提に立ってしまっての話です。
>
> p34の図6を見ますと、これもあたかも共通祖先遺伝子が全体に広がる
> 有様を示しているように見えますが、
> この図では、共通祖先遺伝子が子供に受け継がれる確率が極端に大きく
> 書かれています。
> 実際は、中立なのですから、他の白色遺伝子も黒と同様に遺伝するので、
> 黒色の遺伝子は、10世代になっても1世代と同様、1個のはずです。
> この図は対立遺伝子についての説明だからなのでしょうが、
> とても誤解が生じやすいと思います。
>
>
> 第1章では、進化、すなわち、突然変異遺伝子がどのようにして全体に
> 広がっていったのか、を中立説で説明しようとしているわけですから、
> 最初から全体に広がることを前提としてしまっては説明にならないのでは、
> というのが私の意見なのです。
>
>

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from: from POCS MLさん

2007年05月06日 08時20分25秒

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「Re:中立進化論についての質問   固定確率 」

斎藤成也先生から返事がきましたので、転送いたします。


(Sent: Sunday, April 15, 2007 2:40 PM Subject: Re: ご質問 固定確率について)


> 拝復、
> ようやく一息つきましたので、遅くなりましたが、ご回答させていただきます。
>
> 以下のふたつの表現:
>
> 1)「どの遺伝子も平等に子孫に広がる可能性があって、全体に占める
> 割合(確率)はみな1/2Nである」
>
> 2)「どの遺伝子も平等に、子孫全体に広がる可能性(確率)が1/2Nずつある」
>
> では、意味がまるっきり違うという御意見ですが、「まるっきり違う」
> という表現はちょっと極端だと思います。
> たしかに指摘されたとおり、後者の場合、集団が存続することを前提と
> しています。これは、集団の大きさNが一定だと仮定する、
> ということを受け入れると、そうなってしまいます。ここでは集団その
> ものが絶滅することは考えていません。なぜなら、今存在している集団
> のなかの遺伝子を考えているからです。
>
> 「遺伝子とゲノムの進化」29頁の、合祖過程の説明図を見ていただく
> と、それが明確におわかりになるかと思います。
> 同様に、表現(1)でも、今後もこの集団が絶滅しないという、暗黙の
> 前提があります。あくまでも、そのように存続を続ける集団のなかで
> の、各遺伝子の間の相対的な固定確率のことを論じているわけです。
>
> ご理解いただければ幸いです。
>
> 斎藤成也

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from: from POCS MLさん

2007年05月05日 06時33分26秒

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「中立進化論についての質問   固定確率 」

後から気がついて、斎藤成也先生に再度送ったメールを転送いたします。


On 2007/03/26, at 22:20

> たびたびすみません。どうしてもお伝えしておきたいことがありまして、
> メールを差し上げます。
>
> 先生からのご返答をよくよく考えてみまして、ひとつ大きな認識の違
> いがあるのではないかと思われました。
>
> それは固定確率についてです。
> 「遺伝子とゲノムの進化」p30にある固定確率の説明を見てこれを
> 書いております。
>
> 中立論では、中立な突然変異を仮定していますので、2N個の遺伝子
> が平等に子孫に広がる可能性があります。
>
> しかしここで、
>
>「どの遺伝子も平等に子孫に広がる可能性があって、
> 全体に占める割合(確率)はみな1/2Nである」というのと、
>
> 「どの遺伝子も平等に、子孫全体に広がる可能性(確率)が1/2N
> ずつある」というのとでは、
>
>意味がまるっきり違います。
>
> 前者は2N個の遺伝子を平等にみて全体に占める割合を考えています。
> しかし、後者は、遺伝子が全体に広がることを初めから想定して考え
> ています。
> 固定確率は後者の考えに基づくものだと思います。
>
> しかし、「2N個の中の1個に中立な突然変異が起きた」ことを仮定
> しただけでは「全体に広がる」という想定は出てきません。
>
> そして出てくる結論は全体に占める割合が1/2Nだということだけ
> だと思います。
> なぜなら、2N個の遺伝子は平等に振舞うのですから、
> 機会均等ゆえ、全体に占める割合も当然1/2Nずつになるからです。
>
> 私は固定確率は中立な突然変異が起きたという仮定だけでは説明が
> つかないと思うのですが、いかがでしょうか?
>
> どうぞよろしくお願い致します。
>

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2007年05月04日 06時59分25秒

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「Re:Re:Re:Re:中立進化論についての質問     確率の意味 」

斎藤成也先生にお送りした返事を転送いたします。


(To: "Saitou Naruya" <nsaitou@...> Sent: Saturday, March 24, 2007 12:29 PM Subject: Re: ご質問)


> お返事、ありがとうございます。
> でも、思いますが、仮説に基づき科学的客観的に判断すれば、1/2Nの確率はそのままずっと変わらないと思います。
>
> これが事実と合っているかを検証するのが科学だと思います。
>
> 全体に広がる確率が高いというのであれば科学的に理解できますが、
> 「きわめてまれな現象」というのではおそらく事実の説明にはなっていないと思います・・・。
> むしろ客観的に結論を下せば、全体に広がることはあり得ない、となるのではないでしょうか。
>
> もし何かほかに参考になるようなものがございましたら、お教えくださいませ。
> ほんとうにどうもありがとうございます。
>
> でも、今の状態は、完全に疑問として残っております。
> しかも、さほど難しくない確率の問題としてです。
>
> しかし、一方において、中立説がまるっきり間違っているとも思いません。
> 結局、中立説は現象の一側面のみを捉えたものだと私は思います。
>
> 創造目的学会では、相対的授受相関対応説という説を提唱しております。
> 偶然と必然だけがすべてではないという内容です。
> 掲示板の内容ですが、ご参考までにご紹介いたします。
> http://bbs.goo.ne.jp/ac55492/message/20070317?format=time
>
> http://pocs.info/josetu_text_setu.htm
>
> これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
> 先生のご活躍を祈念しております。


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2007年05月03日 06時23分21秒

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「Re:Re:Re:中立進化論についての質問  確率の意味 」

斎藤成也先生からお返事が届きましたので、転送いたします。


(Sent: Saturday, March 24, 2007 10:22 AM Subject: Re: ご質問)


> 拝復、
> 大変遅れましたが、ご返答いたします。
> 「最終的に集団全体に広まる」過程がわかりませんということでしたが、
> 1/2Nの確率で生じる、きわめてまれな現象であり、残りの
> (2N-1)/2Nの確率で消えてゆきます。
> 確率過程はそういうものですとしか言えません。
>
> 斎藤成也
>


「確率」の指し示す意味が少しおかしいと思うのですが、
どうしてこういうことになるのか、まだ、理由がわかりません。

でも、このあたりに、中立進化論の根本的な間違いがあるような気がします。


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2007年05月02日 06時40分53秒

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「Re:Re:中立進化論についての質問 」

斎藤成也先生に、再度、ご質問をお送りさせていただきました。


(Date: Mon, 5 Mar 2007 20:58:09 +0900 (JST) Subject: Re:ご質問)


>お返事をどうもありがとうございました。
>とても感謝しております。
>
>1番目の質問ですが、まだよくわかりません。
>重ねてお聞きしてもよろしいでしょうか。
>
>
>>> 淘汰的に中立である突然変異遺伝子は、他の遺伝子と確率的に見て同
>>> 等ですから、当然、それが残存する確率も突然変異しなかった他の遺
>>> 伝子と同じで、有性生殖生物で集団の個体数をNとすれば1/2Nで
>>> あると思います。
>>> その突然変異遺伝子が全体を占めるようになると結論するのは、確率
>>> 論的に言って非常に無理があると思いますが、いかがでしょうか。
>
>>
>>いいえ、無理ではありません。
>>まさに1/2Nの確率で固定します。
>
>これは、わかります。
>
>
>>きわめて小さな確率ですから、大部分の中立突然変異は消えてゆきますが、
>
>わかります。
>
>
>>1/2N の確率で
>
>はい、わかります。
>
>
>>最終的に集団全体に広まる
>
>ここがわかりません。
>
>
>>ということになります。
>
>
>淘汰上中立な突然変異遺伝子の残存確率が1/2Nなのはずっと変わらない
>と思います。
>他の遺伝子とまったく差がないのですから、全体に占める割合はずっと1/2N
>のままのはずです。
>
>それとも、先生は、確率以外に何かお考えになっているのでしょうか?
>今私の手元に、岩波書店から出ているシリーズ進化学2「遺伝子とゲノムの進化」
>があります。
>これの34頁の図6のイメージでしょうか。
>


(質問の中の34頁の図6のイメージというのは、有性生殖の集団の中で遺伝子の一つが突然変異したあと全体に広がっていくのを図にしたものですが、突然変異した遺伝子が子に引き継がれる割合が他の遺伝子よりも大きい図で、中立という前提をまったく反映していない図なのです。)


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from: from POCS MLさん

2007年05月01日 06時44分27秒

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「Re:中立進化論についての質問 」

国立遺伝学研究所の斎藤成也先生から質問に対するご返答がありましたので、転送いたします。


(Subject: Re: ご質問 Date: Sun, 4 Mar 2007 17:33:54 +0900)


>拝復、
>ご質問をいただき、ありがとうございます。

>以下、引用文のなかの3個の質問のあとに、私のお答えを書き込みます。

>> 中立説では「淘汰的に中立な遺伝子」を考えています。
>> そこで、3つ質問があります。
>>
>> 淘汰的に中立である突然変異遺伝子は、他の遺伝子と確率的に見て同
>> 等ですから、当然、それが残存する確率も突然変異しなかった他の遺
>> 伝子と同じで、有性生殖生物で集団の個体数をNとすれば1/2Nで
>> あると思います。
>> その突然変異遺伝子が全体を占めるようになると結論するのは、確率
>> 論的に言って非常に無理があると思いますが、いかがでしょうか。

>
>いいえ、無理ではありません。まさに1/2Nの確率で固定します。き
>わめて小さな確率ですから、大部分の中立突然変異は消えてゆきます
>が、1/2N の確率で最終的に集団全体に広まるということに
>なります。
>

>>
>> さらに、そのように他の遺伝子と残存率のまったく変わらない突然変
>> 異遺伝子が幾重にも重なりあって、ある新しい未知なる環境に対応し
>> うる何物かができたというのは、いったいどういうことだと理解した
>> らよろしいのでしょうか。

>
>大部分の突然変異は有害ですから、それらは自然淘汰で消えてゆきま
>す。ごく少数の突然変異が生き残ってゆきますが、それらの大部分は中
>立だと考えられます。ですから、適応はさらに生き残った遺伝子のごく
>一部によっていると考えられています。また、中立ではなく、正の自然
>淘汰によって環境に適応している遺伝子と考えられているもののなかに
>も、かなりのものが実際には中立なものがあるだろうと、私は個人的に
>考えています。適応を証明するのはむずかしいですから。
>

>>
>> また、木村資生先生の4段階説で、これまで淘汰上中立だった突然変
>> 異が新しい生活環境において生存上有利となり正の淘汰となる、と
>> 言っていますが、これは、時間を短縮して考えるとダーウィン流の正
>> の淘汰と同じことになってしまわないのでしょうか。

>
>ちがいます。これはあまりいい表現ではないのですが、「前適応」と呼
>ばれる現象です。突然変異が蓄積する途中までの過程では中立で、ある
>程度の頻度となったとき、環境の変化によって生存に有利になるという
>状況ですから、時間の短縮は関係ありません。
>

>>
>> 以上、不躾な質問でたいへん申し訳ありませんが、なにとぞご教授く
>> ださいませ。
>>
>> よろしくお願いいたします。
>>
>>

>斎藤成也 (Saitou Naruya)
>国立遺伝学研究所
>nsaitou@...
>

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from: from POCS MLさん

2007年04月30日 07時19分59秒

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「中立進化論についての質問 」

「遺伝子とゲノムの進化」
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31625929

の著者である、国立遺伝学研究所の斉藤成也先生
http://www.brh.co.jp/s_library/j_site/scientist/saito-n/

に質問のメールをお送りいたしました。


(Sent: Sunday, March 04, 2007 2:01 PM Subject: ご質問)

> 中立説では「淘汰的に中立な遺伝子」を考えています。
> そこで、3つ質問があります。
>
> 淘汰的に中立である突然変異遺伝子は、他の遺伝子と確率的に見て同等ですから、当然、それが残存する確率も突然変異しなかった他の遺伝子と同じで、有性生殖生物で集団の個体数をNとすれば1/2Nであると思います。
> その突然変異遺伝子が全体を占めるようになると結論するのは、確率論的に言って非常に無理があると思いますが、いかがでしょうか。
>
> さらに、そのように他の遺伝子と残存率のまったく変わらない突然変異遺伝子が幾重にも重なりあって、ある新しい未知なる環境に対応しうる何物かができたというのは、いったいどういうことだと理解したらよろしいのでしょうか。
>
> また、木村資生先生の4段階説で、これまで淘汰上中立だった突然変異が新しい生活環境において生存上有利となり正の淘汰となる、と言っていますが、これは、時間を短縮して考えるとダーウィン流の正の淘汰と同じことになってしまわないのでしょうか。
>
> 以上、不躾な質問でたいへん申し訳ありませんが、なにとぞご教授くださいませ。
>
> よろしくお願いいたします。
>

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from: from POCS MLさん

2007年04月14日 06時32分28秒

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「Re:ドーキンス氏とグールド氏」
> ドーキンス氏は、創造論者の「進化論は偶然」と言う批判を受け、自然淘汰による必然性を強調し、
> グールド氏は化石などの古生物学的観点から淘汰(選択)は必然と言うよりも偶然であると言うのです。
> ドーキンス氏が偶然を嫌うのはそれでは累積が生じるとは考えにくいからだと思います。
>
> このような進化論の対立と進化学からくる結論との矛盾を突き詰めると、

進化論者の対立は、結局、偶然と必然のうちどれくらい偶然を認めるかという程度の差だけなんですね。
民主と共産がどれくらい個人の権益を認めるかの程度の違いだけであるのと似てますね。

偶然にも必然にも属さない相対的関係があるということ、
相対的授受相関対応説を知ってもらうしかありませんね。


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from: from POCS MLさん

2007年04月13日 07時30分09秒

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「ドーキンス氏とグールド氏」
先ほどの進化論の説明はドーキンス氏の説明にプラスしてカンブリア爆発などの進化論者が言う説明を私なりに解釈した説明です。
ただ、グールド氏の場合はどうみても自然淘汰と思われないたまたま生き残ったのではないかと言う奇怪な生物がいるという見解を持っているようです。ただ、書籍は読んでいないのでインターネットでの情報レベルですが・・。

ドーキンス氏は創造論者の進化論は偶然と言う批判を受け自然淘汰による必然性を強調し、グールド氏は化石などの古生物学的観点から淘汰(選択)は必然と言うよりも偶然であると言うのです。
ドーキンス氏が偶然を嫌うのはそれでは累積が生じるとは考えにくいからだと思います。

このような進化論の対立と進化学からくる結論との矛盾を突き詰めると、創造目的によるデザインによる相対的授受相関対応説がそれらの矛盾点を克服する唯一の案であると思います。

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from: from POCS MLさん

2007年04月12日 06時46分21秒

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「ドーキンス氏の説明」
ドーキンス氏の言葉では、ダーウィン淘汰でしか説明できないものが「適応的複雑さ」であるとのことです。
これが累積でしか起こらないと言うのですが、「ただ単なる偶然の一撃で生ずるなんてありえない」と言っています。長い間、自然淘汰が選択してきた結果だというのです。

彼の説明を要約すれば、何らかの方向性を得た動物はその方向性においては生存や繁殖に有利な方向性があり、
その方向性に何らかの優位な変異を持ったものは生き残り子孫を増やしていく、
それが積み重なって生き残るのが進化を生み出し、それがあるピークに達するとバランスをとる方向性になる、
というようなことを、軍拡競争に例えて言っています。

そして進化論者が言うには、変異の量は淘汰圧によって生じますから、環境が変わるときは変異が多くなります。
その時までに中立突然変異でさまざまな複雑さが蓄えられていればぱっと変わることも可能だと考えられますし、変異が多ければ不利なものも多いけど有利なものもあると考える、これが彼らの考えです。

しかし、この考えには二つのことが基盤となっています。
それは、環境の相対関係のバランスや変わらぬ法則性があるということ、
今存在している生物は、淘汰によって、生じた環境に適した生物であること、
です。

ドーキンス氏の説明は、自然と偶然にできた遺伝子のコピー機能の相互作用の累積ですが、
この基盤は神様が相対的関係を設定し、生物が創造される方向性を作り出して適応させていなければ何の根拠もないし、そもそも生物が存在したでしょうか?

ドーキンス氏は、複雑な適応的な機能に、それが自然淘汰であることにその希少価値に畏敬を覚えると言いますが、
唯物論では「我思うゆえに我あり」の「思う我」はいつまでたっても出てこないし、
畏敬を感じることはないでしょう。

私の思う進化論の雑感と言ったところです。結局、大進化の定説に至ることは進化論ではありえないと思います。

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from: from POCS MLさん

2007年04月11日 06時47分22秒

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「Re:Re:相対的授受相関対応説      中立進化論による相対的授受相関対応説の証明」
> 少なくともドーキンス氏も中立変化で大進化が起きるとは思われないと言っていますが、中立進化は大進化の説明を補うレベルのものでしかないと思います。


ドーキンス博士もそう言っているのですね。
進化論者どうしで意見が対立していますね。
同じ偶然でもいろいろあるというわけですね。
そもそもの偶然というところが間違っているわけですから、
まったく不毛な対立ですね。

中立進化論で、なぜ新しい環境で優位になったのかと問えば、
それは偶然だよという答えが返ってくるのは目に見えている
感じがします。
たまたまその環境に適合したんだ、ということでしょう。

もし、それがほんとに中立進化論からの回答だとすれば、
時間を短縮すれば正の淘汰と同じことになってしまうので、
自己矛盾することになると思います。

ポイントはここだと思います。
どうでしょうか。

国立遺伝学研究所の斉藤成也先生に聞いてみることにいたしましょう。


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from: from POCS MLさん

2007年04月10日 08時06分30秒

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「Re:相対的授受相関対応説      中立進化論による相対的授受相関対応説の証明」
> 中立進化論による相対的授受相関対応説の証明
>
> 「中立進化論は、同義置換の突然変異における進化速度について、矛盾のない説明をし、
> ダーウィン流の正の淘汰による進化の矛盾点を克服することができた。
> すなわち、進化のメカニズムは、ダーウィンの言った正の淘汰ではなく、中立進化に沿っている、と言うことができた。
> しかし、中立進化論によって言えることは確率についてのみであり、それが必ずそうなるということではない。そうなる可能性が無くはないと結論した、ということである。
>
> 淘汰的に中立である突然変異遺伝子は、他の遺伝子と確率的に見て同等であるから、当然、それが残存する確率も突然変異しなかった他の遺伝子と同じである。
> すなわち、有性生殖生物で集団の個体数をNとすれば1/2Nである。
> その突然変異遺伝子が全体を占めるようになると結論するのには、確率論的に言って非常に無理がある。
>
> にもかかわらず、そのように他の遺伝子と残存率のまったく変わらない突然変異遺伝子が幾重にも重なりあって、ある新しい未知なる環境に対応しうる何物かができたということを、中立進化論は物語っているのである。
>
> これは、突然変異と呼ばれるものが、単に確率によってのみ支配されるものではないことを意味しており、
>
> むしろ、未知なる環境と生物進化との間に相対的授受相関対応があることを証明していると言わざるを得ない。」


ここで、たまたま環境の変化によって生存に中立だった機能に優位性が出たと言う自然淘汰に絡めた説明の批判もほしいところです。

私は優位でも不利でもなかった中立な変異からできた変化が優位な機能として働くまでの機能となるという大変化を得られる理由は全く無いように思いますが・・

少なくともドーキンス氏も中立変化で大進化が起きるとは思われないと言っていますが、中立進化は大進化の説明を補うレベルのものでしかないと思います。




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