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  • from: やぢうさん

    2005年08月26日 13時06分38秒

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    夏の終わりに恐い話・・・ 横浜編

    <出現地域:神奈川県横浜市金沢区>

    これもどっかに書いた記憶があるのだけれど・・・

    某ミ○ワ系の増改築会社に就職し、最初は神奈川県横浜市港南区(だったっけ?)に配属された。 そこでアホな支店長と先輩に「潰される」のを見かねた隣の営業所のI泉先輩が金沢区の支店(「能見台」が「京急 谷津坂」と呼ばれていた頃)に配属替えをしてくれた。

    このI泉先輩はかなり前に日記に書いた様に「若鮎の会」所属の面倒見の良い「兄貴分」で良く飲みに連れて行ってもらった。

    ある日、「業者さん」主催の「飲み会」があると言う連絡が入ったのでI泉先輩と鎌倉の建具屋さんに行く事になった。
    先輩の仕事が終わるのを待っていたら結構遅なってしまい、外は暗い。

    住宅街を通り抜け朝比奈へと社用車の「ホンダ シティ」を走らせる。
    朝比奈峠を越えれば「逗子ハイランド」、そして「小坪トンネル」を過ぎれば鎌倉だ〜

    ただ、朝比奈峠は結構急な峠でして、中頃に「霊園」もあるし夜中独りでは歩きたくない所。

    丁度、その霊園に差し掛かった所(時刻にして22:30頃)運転中の先輩が

    『おっ! 女が歩いてるよ!! ヒロシゲ(当時のおいらの仇名)声掛けろよ!!』
    『え? 女ですか? どれどれ??(先輩には逆らわない素直な私)』

    車窓の外には黒いワンピースに黒いつばの広い帽子を被った女性が歩いている・・・

    『ひゅ〜っ! お姉ちゃん、墓地でお茶しない?』

    と走り去りながら先輩の方が声を掛けた・・・

    その女性は反応せず、通り過ぎて行った・・・

                   が、

    突然、先輩が

    『ヒロシゲ、もう終バスないんじゃない?』
    『そうですかね? そう言えばなんで女独り歩いているんでしょうかね?』
    『真っ暗な中に黒い服着て歩道じゃない方を歩くか? 普通??』
    『戻って確認してみます??』
    『そうしよう・・・』

    終バスがあるかどうか?は不明であるが、夜の10:30ともなれば車の通りもほとんどない・・・
    近所に宅地もない・・・

    Uターンして、先ほど擦れ違った場所辺りに戻っても、何も居ない・・・

    『二人して幻を見るって事はないよな??』
    『幽霊なんですかね? 墓地も近いし・・・』
    『馬鹿だな、幽霊ってのは足ないだろ??』
    『そうですね、足はありましたよね・・・』
    『しかし、俺の声に無反応だったな・・・』
    『霊も男を選ぶんじゃないですか??』
    『・・・・・・・・・・・・・』

    その後、鎌倉の建具屋さんまで会話が停止した・・・

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