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from: 隼架さん 2018/11/23 05:43:03 icon 『アルファ王子の陰謀 ~オメガバース・ハーレム~』https://www.b-boy.jp/novels/129527 
 著:鈴木あみ 画:みずかねりょう
 発売:B-BOY NOVELS
 価格:890円+税
 【内容】(公式HPより)
 オメガのジブリールは発情中襲われかけていたところを王子ユーディウに救われ新しい愛妾(オメガ)として後宮に入ることに。でも所詮はただのオメガ。性技にも美貌にも自信のないジブリールは王子の恩に報いようと後宮内でも懸命に働く。国の未来を語り、自分をひとりの人間としても扱ってくれる王子のことをジブリールは胸が痛むくらい好きになってしまっていた。ある日、ジブリールはユーディウが王位を手に入れるため画策する冷酷な声を聞いてしまい...!?
 感想
 まさかの2段構成で開いた瞬間びっくりした(笑
 最初王子に救われる前が長かったらどうしようかと思ったけど、いい感じの短さでよかったです。
 タイトルにあるからもしやと思ってたけど、後宮にいるオメガはジブリールだけではないんですね。
 ユーディウは間違いなく最初からジブリールに優しく接してくれてはいたけれど、好きになったとかではなく。
 単純にそういう人柄だったというだけですね。
 ジブリールは最初自分自身を好いてくれていると思ってしまった部分があったから、優しさ自体は本物でも愛ではないと知って反発してしまうのが意外でした。
 あらすじだけ見てるともっと大人しい子かと思ったけど、しっかり自分を持ってて好感が持てました。
 王子にそんな態度とって大丈夫なのかと心配になるほどに(苦笑
 くだけた口調なのは王子からしたら嬉しいぐらいらしいけど。
 自分だけを愛してるわけじゃないのに抱かれるのは嫌ってちょっと珍しい受けだなと思ってしまいました。
 いや、そりゃもちろん愛あってこそでしょとは思うけど、身体だけでもっていう受け多いし。
 なによりそこを拒否するのに他の誰かに抱かれる可能性というか危険性を冒してまでユーディウのために動こうとするっていうのが。
 それだったらユーディウに抱かれて身籠る方がいいのではと思いながら読んでました。
 ユーディウは結構最初からジブリールに惹かれてたんだろうけど、惹かれてるということに自分で気付いてないって感じですね。
 それでジブリールに対して数いるオメガのうちの一人みたいな発言をするからジブリールが素直になれないというか反発してしまって。
 そこに早く気付いて口説いてればすぐ丸く収まったのに。
 明らかにジブリールに対する接し方はユーディウが他と平等にしてるつもりでも慈しみを感じますもの。
 他のオメガと接してるシーンほぼないんで比べられないですけど。
 だからこそジブリールは自分が愛されてるって思えたのに、「男の子を産まなければ・・・」的な発言するからオメガはそのためだけの存在なんだって思っちゃうわけですね。
 わりにこの世界ではオメガの扱いが酷いのに対してユーディウはちゃんと人権ある扱いしてくれてるしそれを広めてくれようとしているのでオメガを見下してるというわけではないんですけど。
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