タイトル的に軽い感じを想像してたんだけど、思いの外重かったです。
主人公のカリヤが思い悩むキャラじゃないし、特にしがらみがあるわけではなく自分のしたいことをしているから暗いっていうわけじゃないんだけど。
国同士の戦争をこんな長期で読むとは。
敵対している国の話ぐらいは読んだことあるけども、こんなずっとガチ戦争してるのは初めてかもしれません。
前線は第一部だけではあるけれど。
転生だからチートではあるけども戦闘職ではなく生産職なので強さでチートではないです。
弱くもないですけどね。
カリヤ以外にも「転生者」と言われる現代でこのゲームをしてた人が死んでこの世界に来たらそのままのステータス持ってたっていう存在がいて。
極めてるプレイヤーも多いので、その強さを国が欲して利用したり、プレイヤー自身がそれを盾にして自由に振る舞ってます。
初期段階で転生者の扱いで争いが起きたり、隷属しようとしたりする動きがあったから冒険者ギルドっていうところが転生者の保護のために色々活動したのはいいことなんだけども。
そのせいで転生者の立場が偉過ぎて、何をしてもだいたい許される感がどうなのって思う。
っていうか転生者同士は元プレイヤーだから人と思っているけども、それ以外は全部ＮＰＣとしか思ってない転生者が多くて、ＮＰＣ相手になら何をしても問題ないみたいなのが信じられないです。
確かにゲームをプレイしているだけのときはＮＰＣに何をしたところでゲームだしそんなに思わないけども。
そこに転生したのなら、たとえＮＰＣに思えてもそこに生きている人なのに。
なぜモノのように扱えるのかと。
カリヤは自分が転生者で特別だっていうのに気付くのが遅かったのでＮＰＣだからとかそういう考え方は全然ないです。
自分が転生者っていう特別感もわかってないけども。
ゲームに転生後の暮らしがあまりよくなかったのでそのせいで国への想いとかは全くないし。
そのせいっていうか山暮らししてたっていうのが大きいかもしれませんが。
危なければ途中で逃げればいいぐらいの気持ちで戦争に参加したのに、結局一番深く関わることになります。
理不尽に命令されることに従おうとは思わないけども、普通にお願いしたら特に断る理由なければカリヤは結構色々してくれたと思う。
元は日本人なんだから普通にお願いしてくれれば的な発言最初らへんしてるけども、同じ転生者でもそういう人は少ないんじゃないかなと思いました。
私もこの序盤読んでるときは普通に言えばいいのにと思いましたが、カリヤのように優しい考え方する転生者の方が少ないかもしれない。
国の行く末が心配過ぎてＢＬ読んでるの忘れそうになる（苦笑
序盤この人が相手かなと思ったらそうじゃないし、次にこの人かなって思ったらそれも違うしで一体相手は誰なんだと思いながらしばらく読んでました。
惹かれあっていく二人っていうよりは気が付いたら好きになってたって感じかなぁ。
少なくともカリヤの方は。
結果どっちもカッコイイのです。
約束のためだけに、相手を救うそれだけのために命を張れるカリヤも、そのカリヤの数々の言動を見続けたウォルドがカリヤのために大きな決断をし成長していくのも素敵です。
長い二人旅で、途中で旅する仲間増えないと大変じゃないかなって思ったけど、旅する中で出会う人が信用できるかわからないんだから増やすのは無理だなって。
後々協力関係ぐらいなら相談できてもね。
二人だからこそカリヤもウォルドを守れるんだろうし。
最初から最後まで二人旅ではあったものの、良い出会いはあったし、この旅があったからこそ得られたものがあるっていうのは良かったですね。
そうじゃないとツラ過ぎるもの・・・。
予定よりは短くなったものの長旅を終えて色々成し遂げて帰ってきたというのに、平原での戦いっぷりを知らない人からしたらカリヤってそういう風に見えてしまうのかと悲しくなります。
これ以上ないぐらい頑張ったのに！本当に死ぬほど。
まぁあの平原にいた者はみんなわかってるし、戦いに参加した者は総じて力の限り戦ったんだけれども。
愛国心も戦う義理もないのにカリヤは最後まで戦ったんだからね！って言いたくなりました。
そりゃ戦場のこと知らなかったら知りようもないから仕方ないんだけれども。
ウォルドの指名でカリヤの護衛騎士になったライナーまでもがカリヤのことを軽んじてたのは悲しかったな。
ウォルドのことを想ってなのはわからなくもないけど、それはウォルドの見る目も疑ってるのではとも思うし。
敵視点もあって色々真相がわかるんですが、なんてことを・・・って思うぐらい敵が胸糞悪いやつです。
だからこそ遠慮なくやれるってもんだけど。
その敵によって終盤ピンチになるカリヤをめっちゃハラハラしながら読んでました。
どうなってるかわからないウォルド視点とかめっちゃ重かった。。
カリヤに近しい人間はみんな心配してるけど、あまり知らない人がカリヤのことを裏切者扱いしてるのとか耐えられないなって。
カリヤ視点がピンチなんだけど、カリヤの性格上カリヤ視点の方がまだ明るく思えます。
状況は最悪ですけどね。
ここからハッピーエンドに迎えて本当に良かったです！
長い間読んでいた作品だったので、終わって寂しい気もするけど綺麗にまとまって終わってくれて嬉しかったです。
悲しいこともある物語だったので最後また悲しい展開やモヤモヤする終わりだと嫌だなと思っていたので。
二人の行動１つ１つが後々に繋がり、人を助けたことが今度は自分を助けることになるのが最高でした。
お互い相手はこの人しかいないっていうのがまたよかったです。
愛して信頼してお互いに尊敬できる二人の関係がとても素敵でした！

ジョルジュは仕事中呪いにかかってしまう。
ラッキースケベの呪いと知って喜ぶが、発動相手がなぜか隊長のラコタ限定で。
呪い解除の旅に２人で行くことになります。
ジョルジュはラコタのことを尊敬できる上司だと思ってるし、ラコタはジョルジュのことを頼れる部下だと思っています。
とはいえ二人共ノンケなので、旅の道中ラッキースケベは発動するものの、ジョルジュは「おっさん相手に発動しても」と思うぐらいでときめきはありません。
むしろ目的地についたらジョルジュのカッコイイ場面があってラコタがめっちゃ感謝するぐらい。
旅の目的地であるラコタの故郷で冬を過ごすことになり二人の仲は深まります。
それでも恋愛感情をお互い抱いてるわけではないかな。
お互い好感度はとても高いんだけど、恋愛すっ飛ばした身体の関係を持ったからか親密度は上がるんですけど。
自覚するのはもっと後だけど、いちゃいちゃになってからも楽しかったです。
隊長としては堅そうなイメージだけど、ジョルジュのエッチなお願いは叶えちゃうぐらいエロ度高いのがニヤニヤできました。
ジョルジュはよくラコタにラッキースケベ発動する度に「おっさんが・・・」的なこと思うけど、ジョルジュが隊長の上司として見るからそうなるしノンケだからそう思うんだけど、傍から見たらラコタはモテる人です。
綺麗系かなと思ってる。ファンクラブあるレベルですし。
それでもジョルジュとの関係を否定されないのは、ジョルジュなら任せられると思われてるからっていうのがいいですね。
定期的に更新されていたので毎日更新されるのが楽しみでした。

読み切り作品。
オメガの姉の代わりにパパ活に行くことになったベータの理久はそこで好みドストライクの人と出会ってしまう。
めちゃくちゃ貢がれる理久。
でも相手の夏目は性的に手を出すことはしてこないです。
３０歳差はなかなかですね。
理久は夏目にぞっこんだけど、オメガだと嘘をついていることが引け目になって、LOVEが前面に出せてない感じ。
貢いでる夏目は理久が可愛いから貢ぎたくて仕方ないって感じかな。
触れない分貢ぐことで愛情を示してるというか。
さすがに年齢差があるからそういう関係にはならないようにしてるっていう真面目なまともな人です。
パパ活っていうところがまともじゃなさそうだけど、夏目も好きで登録したわけではなく無理矢理だったのでね。
ずっと手を出さなかった夏目が最終的には嫉妬して手を出したりするようになるのがニヤニヤしました。

五悠でオメガバース。
浮気している五条を悠仁が受け入れようとする話。
自分以外の女と関係を持っていることに気付いた悠仁は傷つきながらも受け入れようとします。
それすらも受け止めて五条を愛するんだって。
五条には何も言わずに一人で抱え込んでヤバい人に洗脳されちゃう話。
五条が気付いたときにはもう既に遅くて・・・。
五条を責めるとか落ち込むんじゃなくて受け入れようとするところが健気ですね。
洗脳って言っても過激ではないしモブ悠とかでもないです。
ただなんか厄介な洗脳ではあるなって思う。
洗脳されてることに気付かせたら、それはそれで五条の浮気に傷つくかもしれないし。

終わるの早いなぁ。
友達が平良の恋を応援してくれるのが良かったです。
指舐めヤッバ。
あそこまでやっといてキスは躊躇するんだ。
正直指舐めの方が気持ち悪い感あるけど。
平良の「好きな人がいるの」発言にはびっくりしたわ。
少なくとも稽古場での清居はあからさまだったろうに。
あの時点でさえ気付かなかったのか。
あんなに平良は清居のこと一目見たときから好きなのに、告白は清居からになるっていう不思議。
しかもあの清居をあそこまで取り乱さして。（なんか日本語おかしいけど）
最後までしてるー！
さすがにテレビで放送できないからね！されても大丈夫か不安になるけど。

読み切り作品。
４人パーティでダンジョン攻略中閉じ込められて出られなくなってもう死ぬのを待つのみになったら、最期にいい思いをしたいと性欲が爆発する話。
こういうノリの作品も楽しくていいですよね。
無理矢理だったら嫌だけど、最初は強引だったものの合意しての行為ですし。

シャルルは一目見たときから大好きだった婚約者のファビアンが友人と話しているのを聞いて、自分がいかに傲慢な貴族であったかを知ってしまう。
自分がファビアンを好きなのと同じように好かれている思っていたのが思い上がりだったのだと思い、披露宴前に逃げて平民として生きていくことにする話。
転生とか転移ではないです。
それでファビアンが話しているのを聞いただけで自分が最低だったことを自覚できてそのうえで貴族から平民として生きていこうと決意して実行するのが凄いですね。
シャルルが聞いてしまったファビアンの話は真実で本心ではあったものの最後まで話を聞いていればこういう展開にはならなかったっていう話ですが、ここで距離を置いていたからこそ再会したときにより惹かれあったんだろうなって思えますね。

メールに全部感想とか保存してるから消えたらと思うとぞっとする。
昨日下書きで色々感想書いた状態で受信箱のメール見てたらなんかフリーズしちゃって。
普通だったらほっといたらいつか戻るかなって思えたんだけど、よりによって迷惑メール削除してるときにだったからなんかヤバいのだったのかなと思ってドキドキが止まらなくなって怖くなって再起動しちゃいました。
強制シャットダウンした後普通に起動して本当によかった。
そしてちゃんとメールも立ち上げられたし。
しかも書きかけのメールもちゃんと保存してくれてる！

pixiv作品。タイトル通りのあらすじです。
受けが翻弄する展開になるまで攻めの受けに対する扱いは酷いです。
なんでこんな攻めが好きなのって思うぐらい。
受けはそれが酷い扱いだってわかってても嫌いになれなくて翻弄しようと試みます。
見事に上手くいったけども予想以上に重い愛を返される展開に。
それだけ好きになったのならまぁいいかなっていうエンドですね。
クズだった攻めが受けのおかげで変われたならそれはそれでいいかなと。

pixiv作品。
流れで片想いしている先輩に抱かれてセフレになる話。
攻め視点だと興味本位で手を出したら沼にハマった話。
めっちゃ受けに貢いでる（課金してる）けど、愛の言葉は囁かないです。
そのためずっとセフレだと受けは思ってるし、最近モテだしたことに気付いた攻めが受けのネガティブキャンペーンをしているところを受けに聞かれてしまい誤解が深まります。
なんやかんや有耶無耶のまま終わってしまうので付き合うエンドにはいたらないけども、エロメインだと思ったら仕方ないかな。