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  • from: とおるさん

    2017年06月18日 21時00分41秒

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    17年06月18日Sunday

    ついにやってきた、市民合唱団、定期演奏会本番。そりゃいいんだけど。まず、朝の集合時間。『水のいのち』のリハーサルは、だいたい昼前である。しかし、朝の時間を守りたい。だが、バスがない。集合時間の1時間前に文化センターに到着するやつか、集合時間にアパートの最寄を出るやつのどちらかである。こりゃどうしたものかと考え、団員時代からよくお世話になっているメンバーに連絡を取り「別に遅く来てもいいと思うよ」との返答をもらって。じゃあゆっくりいこうと。
    7時20分、起きる。洗濯機を回して、しまった朝飯が何もない。近所のミニストップに行って、パンを買い込んで朝食を済ませる。ばたばたと洗濯物を干して、出かける。集合時間にアパートの最寄を出るバスで、文化センターへ。日曜の朝だな、定刻通りに来るし、客は乗ってないし。とか思ったら、安高通りに来たところで、わさわさ客が乗ってくる、だんだんスタートの時間ね。

    9時過ぎに文化センターに到着し、中ホールに直行。荷物を放り出して、1ステージのリハーサルを見守る。見ながら思った…頑張れば、1ステージも立てたな。今年のコンクール課題曲以外は、なんとかなったな、うん。
    2ステージのリハーサルの時間帯に、雑務を頼まれた。受付のセッティングである、団員が居ないのは現役時代から重々承知だ、引き受ける。中ホール入口のテーブルを出して、プレゼントを置くテーブルも必要だよね。事務所から長机もひっぱり出す、もうこれで汗だくだ。
    3ステージのリハーサルのころに、今度は弁当が届いたという話である。3ステージは賛助の薫小野ばらコーラスのリハであるが、いかんせん現団員は忙しいので、手隙のOBメンバーで弁当を運搬する。あとは楽屋に引っ込んで、みんなで世間話である。
    さあ4ステージのリハーサル、ここで全員そろうぞ。しまった、配置図がない。楽屋前に掲示してある配置図を取りにダッシュ。ステージに持っていき、全員が位置を確認、間に合ってよかった。時間も時間なので、曲を通すくらいで終わってしまう。あとは出入りの確認もする、これ大事ね。リハーサルをしながら…いまは関係者しかいない客席、果たしてどれだけ埋まるだろうか。
    ばたばたと昼休みに突入、ああ弁当を配らないと。急いで楽屋前に戻って、弁当の準備。Yさん「ごめんね、いろいろやってもらって」いいんですいいんです。弁当を配りながら「前まで団員だったよね」「復帰したらいいのに」と、ベテランの先輩方に言われて…あ、ええ、はい(汗)。自分の弁当を平らげて、いつもなら昼寝…だが寝たら声は出なくなるので、今度は客席に走る。おろしてある座椅子を、片っ端から跳ね上げる。これ意外と忘れがち、うん。楽屋前に戻って、今度はからの弁当容器の回収。「いろいろやってもらってごめんね~」いいんですいいんです。そこにスタッフさんが来て「ピアノのわきの椅子って…」え?あ…。今日って譜めくりの人はいるんでしたっけ?Hさん「いない」あ、ちょっと保留させてください…。着替えたりなんだりしているうちに、もう開場前だぞ。あ、S先生、椅子は…。「ごめん、片付けて!」とかやってるうちに、開場しちゃって。スタッフさん「こんな恰好ではあれなんで、お願いします」確かに、作業着ではステージに出られない。ので、私がステージにささっと出て椅子を回収して、スタッフさんに渡す。まだどたばたは続く、今度は弁当容器の運搬である。これまた手が回らず、私とKさんで地下駐車場まで運ぶ、こんなところに空容器置き場があったのか。

    14時、開演。ステージ袖で、ゆっくり曲を聞くことにする。郡山市民合唱団、創立45周年記念、第37回定期演奏会。
    1ステージは、愛唱歌などである。林光『日本叙情歌曲集』から始まる、ああ懐かしい。そして続いては、今年のコンクール課題曲。これが三善晃作曲の組曲『五つの願い』から『子供は』課題曲と言ってしまえばそれまでだが、まあ有名どころ。しかもこの曲は市民合唱団にもゆかりがある、二十数年前の定期演奏会で『五つの願い』を全曲やったそうだ、つながっているなぁ。あとはがらり雰囲気を変えて、ポピュラーソングを1曲ばかり。MCも交えながら、楽しいステージがお送りできたのではないだろうか。
    2ステージ、信長貴富作曲の組曲『初心のうた』この中の『とむらいのあとは』が、いつだったかの課題曲だった。正直、この曲だけ聞いていると、重くて暗い組曲なのかな、と思っていた。しかし今回、初めて通して聞いて。確かに重い部分もあるけれど、ちゃんと曲の終わりで明るく結んでいて。ああ、ちゃんとストーリーがあるんだな。OBの私が言うのもあれだが、現役メンバーの人数で組曲を一つやるのは、本当に大変だ。それでもちゃんと完成度をもって、披露できた。練習に頭が下がる。
    3ステージ、時を同じくして発足した薫小・野ばらコーラスの賛助出演。この間にOBOG有志メンバーはステージ袖に待機して、ポジションを確認。ステージが終わったら、影アナの方と野ばらコーラスの指揮者であるS先生に場をつないでもらって、最終準備。さあ、いよいよである。
    4ステージ、高田三郎作曲、組曲『水のいのち』総勢50名弱で、ステージに上がる。ステージから見渡す、お客さんが入った中ホール。久しぶりの光景が広がっていた、わりと埋まっている。ありがたいことじゃないか。そして演奏が始まった。これまでの練習で積み重ねてきたこと、それを忠実に。みんなの反応がいい、きっちりきっちり決めていく。歌っていて、ちゃんと『水のいのち』が演奏できているな、と個人的に感じだ。始まってしまえばあっという間に終わってしまう。終わってからもらえた拍手が、本当にうれしかった。
    さあ、アンコールは用意しておいたのでやる(笑)。カーテンコールに花束贈呈という一連の流れを終えて、Hさんから一言があって、アンコールは『水のいのち』を意味するところを、自分たちなりに表現する試み。『海よ』の後半から始まって『雨』につなぐという、普段なら絶対にやらない演奏。でもね、いのちが繰り返されることを表現するとしたら、間違いなくこうなのだ。最後までみんなで無事に駆け抜けた、いい演奏ができた。
    そしてこうしてOBOGでも迎え入れてくれる合唱団にも、感謝。

    無事に演奏会は終了し、間髪入れず今度は記念写真撮影。ジューンブライドのあれで、写真屋さんが夕方しか来られないというわけで。終演後に写真撮影である。ぱぱっと撮影して、急いで着替えて、今度はステージの撤収作業。だが昨日も書いたように、そんなに手の込んだステージではないので。手分けして片付けたら、すぐに終わってしまった。楽屋のゴミも撤収して、流れ解散だ。現役時代にお世話になったメンバーとあいさつを交わして、私も撤収する。
    バス停に向かうと、HさんとS先生。お疲れ様でした。「本当にありがとうございました」いえいえ。「来てくれるとやっぱり雰囲気変わるよね」「だな」そんなことを言っていただいて、恐縮です。こうやって帰ってこられる場所があるのは、本当にありがたい。途中までHさんと一緒にバスに乗り、先に降りて行った。
    私も無事にアパートの最寄に到着して、はあ。今日はパーッとやろう、明日有休でも取れれば打ち上げにも参加したが、取れないので。ベニマルに寿司を買いに行って、帰宅して一人打ち上げ。でもパタンが、いつもの日曜の夕方と変わらない。片付けてラジオを聞いて、今に至る。

    そして、思ったことを書いてみる。今まで何度か演奏してきた『水のいのち』だが、自分の中では一番良い演奏ができたと思う。そりゃ今までの経験値ってのもあるかもしれないが。声もよく出たし、自分なりに表現もできた。でもそれができたのは、久々に演奏できる、こんな大人数で合唱できる喜びがあったからかもしれない。みんなでこうして楽曲を作り上げ、アンコールを含めて自分たちなりに、きちんと曲を解釈できたからだと思う。同じ方向に進んでいけることの素晴らしさ、それがあったんじゃないかな。『水のいのち』という、偉大な組曲にも感謝。今回参加したメンバー皆様にも感謝、お客様にも感謝である。そして3.11に眺めた海が。
    そして、演奏を終えてから、今までに感じたことのない感覚に包まれている。演奏会やコンクールを終えて、ああ終わったし次行くか、という感覚でもない。引退したときの感覚ともまた違う。なんだろうな、終わっちゃったな、っていうさみしさ?みたいなやつ。現役時代は次があることがわかっていたし、引退するときはすっぱりやめることもわかっている。ただ今回は単発で、目標に突き進む、そしてそれが終わった瞬間のこの感覚。もしかしたら、生きてきて初めての感覚かもしれない。
    終わってからしばらく頭の中を流れていたのは『水のいのち』ではなく、木下牧子作曲の組曲『光と風をつれて』だった。なんでだろう。ただ、この組曲で私は合唱にはまった。そして『水のいのち』で、合唱の魅力を知った。本当に学生時代に『水のいのち』に出会えたことに、感謝したい。やっぱり、合唱が好きなんだろうな、ステージに立つあの感覚が、みんなで作り上げる過程が。やめたとはいえ、合唱への感覚は間違いなく残っている。そうなんだな、合唱に出会えてよかった。

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