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  • from: とおるさん

    2019年09月14日 23時46分28秒

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    19年09月14日Saturday

    一昨日、お好み焼き店のマスターの言葉「そうか、あとは呉がええな、JRで行けばすぐじゃけ」へぇ~、そうですか。

    朝、いつも通りの時間帯にアラームをかけて、起きる。今朝も嘲笑はしっかりと、朝から若干食べすぎた気がしないでもないが、昼飯がいつになるかわからないので、そこはきっちり食べておく。食べ終えて部屋に戻り、荷物をまとめる。どこにお土産を入れたら、落ち着きがいいものか。なんとかパッキングして、ホテルを出る。
    路面電車で広島駅へ、今朝で路面電車も最後になるな。最初はホテルまでけっこう距離があると思っていたが、あっという間に感じるようになった。それだけ乗ったということだな。バスに近い感じの路面電車、けっこう好きだったかも。
    広島駅に到着。今日も出て歩くので、荷物はロッカーへ。北口のほう、水曜日に預けたロッカーとまったく同じところにスーツケースを押し込み、いざ出発。の、前に。改札前のセブンで、アイスコーヒーを調達する。いつ来てもここのセブンは混んでいる、改札の目の前だし。
    そんなアイスコーヒーを片手に、改札を抜け、呉線広行。山陽線と同じ車体だが...なんかこう座席の配置が微妙だよな、なんだこれ。私が座ったのはボックス席。と、前の席に来たおっちゃんが椅子の持ち手のところに手をかけ、えいやっと...椅子の向きが反対になった、何これ、可変とか...だから座席の配置が微妙だったのか、これは知らなかったぞ。
    そんな驚きもありつつ、列車は出発する。列車に乗りながら、一瞬ラジオ福島をつける。不意に福島なまりが聞こえて、懐かしくなる。だいぶ耳がこっちに慣れてきたということなのか。列車は走り、途中から沿岸沿いを走るようになる。穏やかな瀬戸内の海、天気もいいし、いい日だな。常磐線を思う。

    降り立った、呉駅。マスターの言う通り、確かに広島から小一時間だったな、近い。改札を出て、改札わきのセブンで麦茶を買う。どうもJR西日本のキオスクはセブンの経営らしい。
    駅を出て、観光センターの案内に従って進む。市民サービスセンターの中が観光案内所みたいになっている。そこでガイドブックと市街地の地図を受け取り、街へ繰り出す。ご丁寧に案内板があるのが、本当にありがたい。
    まず真っ先にやってくるのが、大和ミュージアムである。ここはあの戦艦大和を主な展示テーマに、戦前から戦後への歴史、当時の武器や艦船、書物などの展示がなされている。ゆっくりと見て歩く。戦前、海軍が来てからものすごい栄えた呉。海軍による多くの産業が発展、技術もトップクラス。艦船もどんどん造船されていたという。そんな豊かな呉だが、やっぱり軍都だと目を付けられる。第二次世界大戦下、呉は空襲を受けて焼け野原。広島はピカドンで焼け野原、呉は空襲でまっさら、戦争なんて本当にいいことがない。だが皮肉なことに、技術は戦争で発達するのだ。何度となく聞いている話ではあるが...やっぱり悲しいね。当時の艦船の設計図や機密文章、はたまた市民の残した手紙など。その他武器や戦艦の部品など、貴重な資料が多数展示されている。土曜日ということもあり混雑気味でなかなかゆっくり見られなかったが、それでも貴重なものを見た。
    展示室を移ると、戦闘機や潜水艦、砲弾の模型もある。原爆資料館でも思ったが...やっぱりこうして戦争はあった、間違いなくあった。今こうして展示を眺めて、うわ~すげえ、と子供たちが見ている。こんな平和な時間を、どうやったら維持できるのか、考えたい。お国のために、と言って命を散らさないために。
    建物の上のほうへ。1階からずっと見えている、戦艦大和1/10スケールの模型。上から見ても...これで1/10って、すごかったんだな。そしてこれが海の底に沈んでいる、多くの御霊とともに。今現在、実際に沈んでいる大和の調査が行われているようだが、これからどうするのだろう。

    次の目的地、海自資料館、てつのくじら館へ...行こうと思ったのだが、若干迷う。これこっちじゃなくて?10分弱くらい歩いて...なんだよ、大和ミュージアムの目の前じゃないか。無事にたどり着いた。
    ここは主に海上自衛隊の潜水艦についての展示がなされている...鉄のクジラ、ってそういうことか。内部に入ると、まず自衛隊が行っている魚雷の掃海任務について紹介がされている。始まりは世界大戦の後処理から、のちに世界へ。こうした業務にあたっておられる自衛官は命懸け、平和を守るのは大変だ。魚雷の模型もあったりする、こんなのが沈んでいると思うと、ぞっとする。それを取り除く任務、まさに命懸け。
    進んでいくと、護衛艦や潜水艦の説明が出てくる。果たして護衛艦とはどんなものか、潜水艦の設備はどうなっているか。模型などで解説されている。船員の居住スペースの再現もあり...狭っ。限られた空間内であれだけの人数が任務にあたっているのだ、こうでもしなければ収まらない。
    とか思っていたら、一番の見どころ。なんと、退役した潜水艦の内部を実際に見られるという、こんな貴重な経験、なかなかない。いざ内部へ進んでいくと...とてつもなく狭い、居住スペース、会議スペース、通信室。そしてなんと操舵室まで。スイッチやレバーやメータが大量に並ぶ。これを見ながら操舵するなんて、本当に一部の限られた人でなければできないであろう。なかなか見られるものではない、たまげた。これも様々な技術が集約された結晶だ。
    展示を見終えて、玄関付近。海自カフェみたいになっているのだが...目の前で海軍カレーが売り切れたぞ、マジか。う~ん...市内どこかで食べられるだろう、次の目的地へ。
    地図を片手に国道沿い、駅よりこっちは、ずっと自衛隊のようだ。さすが海軍の街、街のこんな近くに自衛隊があるなんて。
    さて...なんだ?行きたいところは基地の中なのか?エリアマップに自衛隊の建物が記載されている。守衛の自衛官の人に聞いてみる。もっと道沿いにもっと上...歩くのだが、早くも足が重い。ここ3日間のいろいろがたまっているようだ。そして建物が見えたが...門越しでよく見えない、マジか。
    気を取り直して、さらに上へ。歴史の見える丘、なるポイントがあるようだ。若干息を切らしながら登っていくと、あそこの歩道橋か?あ、あった。歴史の見える丘、そこから海を眺める...港湾都市、呉の沿岸部が一望できる。目の前には造船所、そして工場地帯。栄えた街並み。呉だなぁ、青い空と海と街並み、こんな平和な時間が続けばいいのに。広島市しかり、呉市もここまでよく復興を遂げた。そして改めて思う、戦争はいらない。また街が壊されるのは嫌だ、このままの街並みがいいよ。
    さて、坂を下って、次の目的地。こっち?曲がって...ここが呉市立美術館、見てる時間はなくはないが、ちょっとパス。その先にある、入船山公園を目指す。
    やってきた入船山公園。ここにも歴史的な建物があると聞く、ノー勉強なので、詳しくは知らない。ボランティアガイドさんに声をかけられ、案内してもらう。まず郷土館にて、呉の歴史を大まかに説明してもらう。どうして軍都呉が出来上がったか、戦争からどう復興したか。これはガイドさんがいないと、なかなか難しい話だし、貴重な展示物もどう貴重なのかを学べた。
    次に、ここの公園のメイン(?)である旧呉鎮守府司令長官官舎へ。その名の通り、海軍の司令官の人が、終戦まで住んでいた建物である。洋館の後ろに日本家屋がくっついている、もう和洋折衷を絵にかいたような建物。日本家屋のほうは一見すれば、ちょっと部屋数の多い古民家くらいの話なのだが、洋館のほうは手が込んでいる。当時最先端の工法を用いて、そして呉の繁栄を象徴すべく金唐紙という、金を使った壁紙...まさに歴史ドラマで見る世界が、そこに広がっている、実際に触れる部分もあるのだが...この菌の量はすごいぞ。中には、建設当時からの壁紙をキープしている個所もある。進駐軍に使われていたころは壁という壁がペンキで塗られていたそうだが、そのペンキをはがして、元の姿をキープできていた部分もあったのだという...奇跡だな。こういうところも、ガイドさんなしでは気づけない部分であった。
    建物を出て、公園内をざっと説明。各地から公演へ移築された、火薬庫や時計台。一番すごいのは、あの東郷平八郎が住んだという住居、なるほど...。
    こうして長時間にわたり、ガイドさんに説明してもらった。なかなか自分だけで見ると気付かない部分が多かった、ありがとうございました。ガイドさんは福島から来たというと、やっぱり原発の話題が出たけれど、地震のことも気遣ってくれた、やさしいガイドさんだった。
    さて、もうここまでだ。昼飯、駅近くの立体駐車場に入っているテナントへ。2階の食堂...海軍カレーは完売。時刻は14時を回っている、そりゃあな。かと思えば、1階のフードコート的なところでは、カレーがあった。そこでいただく。料理に関しては素人なので...とりあえず美味いんだ、どう美味しいのかを表現する語彙力がないのをご勘弁いただきたい。でも味わい深かった、ごちそうさまでした。

    駅に戻ってきて、改札わきの売店でレトルトの海軍カレーと、地元のアイスもなかを買い求める。歩くとすぐ汗だくなので、アイスがしみる。ボーっと、ホームで列車を待つ、この風は潮風なんだな。
    ホームに広島行の快速列車が入ってくる。ビバ各停人間だが、まあ余裕をもって広島駅に入っておきたいので、快速に乗る。座れず、運転席の後ろを陣取る。見える操作盤...やっぱりJR東日本と違う。JR西日本なりの特徴なのだと思う。そしてこの列車、3両編成ワンマン。若い女性の運転手さんは研修中なのか、わきでベテランっぽい人が見ている。そして見ていて思ったが...ワンマン運転しづらそうなんだけど。もっとも運賃精算などの処理がないからなのだろうが、こちらのワンマン運転より面倒そうに見える。これも違いだ。
    いつの間にか満員列車で、広島駅に到着。今日はちゃんと地下じゃないほうの改札を出る。コインロッカーで荷物を取り出し、若干詰め替える。最後にお土産館で、自分用のもみじ饅頭を購入。ラッキーなことに試食で生もみじを食べられた、ラッキー。何個かもみじ饅頭を買って、新幹線改札を抜けた。切符は郡山で購入済みである、早めの購入でしっかり窓側。
    ホームに上がって、売店で缶コーヒーと麦茶を買う。待合室で、ただただボーっと新幹線を見ている...あのこだま号の車体はなんだろう?あれが九州新幹線か。そんなこんな見ているうちに、だんだん時間が近づいてきた。
    滑り込んできたのぞみ号東京行に乗り込む。過行く広島駅...4日間ありがとうございました。途中までは街並みを眺めていたが、寝そうなので、新大阪までこの記事をしたためている。記事をしたためたのち、ウォークマンに転送したラジオ番組の録音しておいたやつを聞く。おかげで全然眠くならない。窓の外には...確か昨日が満月だったんだっけ。月がきれいに見えている。新幹線の動きに合わせて、あっちに行ったりこっちに行ったり。
    列車は福山・岡山・新神戸・新大阪・京都・名古屋と止まる。だいたい後者3駅では人の乗降が激しい。コンスタントに席が空いて埋まってを繰り返す。日本の大動脈、東海道新幹線。窓の外は、灯りのともった街並みが見える。あんなところに在来線が走ってる、こんなところにこんな会社の工場が。そういったものは、昼間より夜のほうが気づきやすいかもしれない。通過している街にも、いつかは降りてみたいものである。
    ところで14時にカレーを食べて以降、試食の生もみじしか食べていない...腹減った。乗り換え時間も少ないから、弁当買ってる暇もない。じゃあ東北新幹線に乗り換えてから車内販売...って、やまびこ号は車内販売がないじゃないか。しまった、次に車内販売が来たら、絶対に買うぞ、高くても仕方ない。後ろから車内販売のワゴンが、すいませんお弁当ってありますか?「こちら4種類ございます」メニュー表を見て、東海道新幹線弁当を頼んだ。一番安かったというのもあるが、いろいろ入っているので。名古屋の味噌カツ&エビフライ、静岡の黒はんぺんなど、バラエティに富んでいる。彩も楽しく、美味しくいただきました。で、これだけでは絶対足りないので、さっき買ったもみじ饅頭を取り出した。生もみじこしあん、生地がもちもち、食べ応え十分。そしてもう1個、あたらしもみじ、瀬戸内レモンを使用しており、あんの風味が爽やかなんだ。いずれも美味しくいただきました、ごちそうさまでした。食べ終えてから、再度記事をしたためる。
    列車は品川を通過。こののぞみ号から乗り換えるやまびこ号、乗り換え時間は11分。間に合うのか?大丈夫か?弁当のごみを捨てて、網棚から荷物をおろし、デッキ付近に待機。前に並んでいるお客さんが降りたら、ダッシュを決めるつもりである。やがて東京駅に到着、階段へ早歩き。エスカレータは使わず、スーツケースを抱えて、階段を駆け下りる。時間が時間だけに、通路はすいているので小走り。乗り換え改札を抜けて、ホームまでの所要時間約3分。普通に歩いても間に合ったとは思うけれど、落ち着かなかったとは思う。
    ホームの新幹線の放送を聞いて、まず安心。乗り込むやまびこ号、これ北海道新幹線の車両だな、まあ変わらないけど。乗って、席に着いたときの安心感たるや。車内放送、車掌さんの案内ですら、もう帰ってきた感がすごい。列車内では、これまた録音したラジオを聴いたり、音楽聞いたり。とにかく眠気がひどいので、なんとか起きている。
    そして無事に郡山に降り立った、ついに帰ってきた。改札を出て、バス乗り場。サタデーナイトそこそこフィーバー、終バスの乗車率もそれなりに。そんなバスに揺られて、無事にアパートに戻ってきた、帰ってきた。

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