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  • from: 泥詩さん

    2007年03月19日 21時28分34秒

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    なぜ関東の土では泥団子が出来にくい?

    現在、練馬区立中村児童館で四日間にわたって、「光る泥団子」を指導しています。ここでも、子供たちに今まで泥団子作りに成功したかを聞きましたが、やはり誰も成功していません。これまで何百人かの子供たちに聞きましたが、ほんの数名を除いて、成功した子供が居ないのが現実です。

    泥団子の本の執筆者やマスコミ関係の方は、この現実をどのようにお考えでしょうか?

    関東、特に東京の子供たちが校庭や庭の土を団子にしようと思い丸めても次の日あるいはもっと短時間で壊れてしまいます。
    これは、火山活動と大きく関係してます。
    北関東では、浅間、赤城、男体の各火山、南関東では、富士、箱根の両火山の降下火山灰、軽石流堆積物およびその二次風成堆積物などの堆積物(関東ローム層と呼ばれています)が表土を覆っている所が多いからです。

    それでは、なぜこのような土では団子が出来にくいのでしょうか?
    団子が出来る条件は、土が固まって硬くなってくれることが必要です。
    土が固まると書きましたが、正確には固まるのは土の中にある粘土分が大きく関わってきます。
    土はおおざっぱに、粒子の粗いものから順に、レキ、砂、シルト、粘土で構成されています。
    この中で固まる性質が有るものは粘土だけです。
    シルトも細かい砂と粘土の混合しているものですから、固まります。
    ですから、土の中にどのくらい粘土分があるのかによって固まる力が違ってくるわけです。
    粘土はとても細かい粒子の集まりです。学会によって定義に違いがありますが、2ないし5ミクロン以下の粒子とされています。
    すなわち1000分の2、1000分の5ミリメートル以下という肉眼的には確認できないような大きさの粒子の集まりです。
    粘土の定義としては、ほかに適量の水とよく混ぜ合わせたとき一般的に可塑性を持ち、高温で十分加熱すると焼き固まるというものです。

    このようなわけで、泥団子や土壁が作れる土には粘土分が十分無いとならないわけです。

     身近に粘土質の土が無い場合は、ホ-ムセンタ-や園芸店で「荒木田土」を求めるとよいでしょう。荒木田土は関東近郊では昔から土壁の下塗り用土として使われていました。
    また、地下の有るような工事現場からは大量の粘土質の土が掘り出されることがあります。工事監督に話をして、少しわけて貰うとか、学校の図工教室ではカチカチに固まった木節粘土の処理に困っているところも有るようです。この木節粘土は磨くとよく光りますから、廃棄処分するようなものが有れば是非手に入れたいものです。

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