小春日和に恵まれた小学校の運動場は、開幕式前から喧騒に包まれていました。
午前中の受付人数20名。受付の一時間も前から並び始め、主催者の開幕式後にしてくださいという申し出に、皆気もそぞろの様子で待っていました。
あっという間に、受付終了。
簡単な説明後、いよいよ製作開始。
僕にとっても、屋外で、それもこれだけの喧騒の中での指導は初めてなので、子供たちの集中力を持続させることがなかなか難しく、戸惑いながらでしたが、アシスタントの向坂さんや町内会の役員さんたちのお力添えを得て、子供たちの笑顔と、お父さんお母さんたちの喜びを持って完成することができました。
午後の部も、午前中から受付を待っていた子供たちですぐに20名を超えてしまい、予備の団子を出して、27名ではじめました。

こういう場所で行うメリットとして、父親が参加してくることが素晴らしいと思います。
2時間近くを子供たちと一緒に親も物作りに参加するというのは、とてもいいことではないでしょうか。

これも、｢土」のもつ力ですね。

明後日の準備がやっと終わりました。

所要時間が2時間。参加者が未知。一回の人数20名。
この条件で、そこそこの完成度を持つ光る泥団子をやるためには、かなり事前の準備が必要になります。
天候を見ながら、下地、中塗りとほぼ真球に近いものを作りました。

せめて3時間あると、途中トラブルが起きた場合でも、それなりに対応できるのですが、2時間では、とにかくできるだけトラブルが起きないような下地、仕上げ土の状態を作らなければなりません。

アシスタントの方に手伝ってもらいますが、あとは完成後みなの笑顔を得られることを願いつつです。