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from: マユミさん

2008年08月25日 13時22分15秒

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藍色の‘珠’

このあいだ泥詩さんに泥団子の講習をしていただきましたマユミです♪日本でむかしからある土壁の磨きかたを泥団子に応用されていると伺っていましたので、『一体

このあいだ泥詩さんに泥団子の講習を
していただきましたマユミです♪


日本でむかしからある土壁の磨きかたを
泥団子に応用されていると伺っていましたので、
『一体どんなものなんだろう?』と
ワクワクしていました。


中塗りから仕上げまで2時間くらいだったでしょうか…?
とても短く感じて、仕上げてしまうのが惜しいくらいでした(笑)


「粘土」や「石灰」や、わたしでもよく知っている自然の素材で
こんなピカピカな‘珠’(「泥団子」というより手作りの
宝石のようです★)が出来上がるとは思ってもみませんでした☆


自宅で土を磨いて光らせることをしていましたが、
なかなかうまくいかずに正直へこんであきらめかけていました…
何度も失敗するのは悲しい。。。


でも、泥詩さんにビンをつかった力の入れかたや、
水をつけるタイミングなど、こまかなことを
手取り足取り丁寧に教えていただけたので、
安心して作るのに夢中になれました。


すなおに言うと『こんなすぐ出来ちゃうものなのーっ!?』と、
今までの苦労があまりにもあっけなくふっとんでしまって
ポカ〜ン…としました(笑)


「琉球泥藍」でしたでしょうか?
天然の染料をつかった色づけも
こんなやさしい色気になるんですね♪

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from: 泥詩さん

2008年08月25日 16時24分41秒

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「Re:藍色の‘珠’」
マユミさん、書き込みありがとうございます。

講習のわずかな時間内では、なかなか色々お話しすることも出来ず、とにかく一度作ってもらうことが主眼になってしまいます。(結果、こんなに簡単に出来るの!と言うことにもなるのですが、そこに集まってきている素材や材料、歴史や知恵の集積までは、とうてい一度の講習でお伝え出来ないことです。)

少しだけ整理して書きますと。
土を固めなければ団子は出来ないわけです。しからばどうすればいいのか?これは、人類始まって以来おそらく一番最初に気がついた土の使い方だと思います(粘土分のある土の上に生活した人にとって)。試行錯誤しながら、土、砂、スサの配合を試み、生活空間に役立てていったのでしょう。
ですから、土を固める方法は、ほとんど選択の余地がありません。

次に思い通りの形に固めるには、ここに人類の知恵があり、道具の発明と共に自由を得ていくわけです。
団子の場合は、手の中で丸めても何ら問題がないのですが、後で述べる仕上げの方法に関連して、真球度を上げたいわけです。
土のかたまりを99パーセント以上の真球率を持った玉にするには、どうすればいいか?こんな単純な問題でも、知識では解決できないことをみています。長く職人として生きてきた榎本新吉さんの知恵が活きたのです。

我が国の左官技術は、他に例を見ない完成度に達しています。見ていればいとも簡単に平らに仕上げていく土壁、そこには左官職の血のにじむ修練があると同時に、道具(特にコテ)の更新性があります。

瓶の口を使って形を作り磨くという行為は、まさに上記のコテの働きをさせているわけです。
コテを使って平らな壁を仕上げることと、丸いコテ(瓶の口)で真球を作るのは同じ事なのです。

最終仕上げは、左官技術の最高峰の大津磨きを誰でもが出来るようにと、榎本さんが生涯をかけて開発した現代大津磨き(千石磨きと命名しましたが)で光らせています。

さらに今回は、琉球泥藍を使って貰いました。
青の壁を作るには、ラビスラズリを粉にして、合成の絵の具を作って色粉として使っていました。多分、世界でも初めての試みでしょう。榎本さん監修の元、東京芝の「青松寺」で琉球泥藍の磨き壁が完成しています。これを追体験して貰いました。

このようなわけで、光る泥団子を一つ作ってみるということは、そこにある歴史文化の教えを学ぶものであり、次に作る団子が作者の経験をふまえ、どのような表現になってくるのかとても楽しみなところでもあります。

光る泥団子を作っている皆さんは、この製作行為を通じて、何を学び、考え、それをこれからどう活かし己の表現に結びつけていくかのスタートラインに立ったのかもしれませんね。

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