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from: 泥詩さん

2009年11月10日 11時29分15秒

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十から百は知っているけど、一から十を知らねえんだよ!

わが左官の師匠、榎本新吉さんの名言です。このブログをご覧になっている毎日200名前後の方々も、是非この言葉をかみしめてください。土を扱う技術は、多分人

わが左官の師匠、榎本新吉さんの名言です。

このブログをご覧になっている毎日200名前後の方々も、是非この言葉をかみしめてください。

土を扱う技術は、多分人類が一番早くものにした技でしょう。
交流の手段が無かった古代の人々は、自分たちの身の回りにあり、簡単に手に入れることができる素材を材料化して住まいを始め色々な物を作ってきたと思います。

我が国は、四面を海に囲まれた島国。海には砂浜があり、貝殻が打ち寄せられ、陸地では水田を作り稲作をしました。
里山には、竹藪が生い茂ります。
これが、私たち日本人の原風景でしょう。
この、状況の中から、世界に冠たる日本の左官壁は生まれてきました。
竹を使い鉄筋のように蕨縄で縛り組み上げ、水田の下にある粘土分の強い土を団子にして詰め込むように塗りあげ、一年近くもかけしっかり乾かし、中塗りをかけ、仕上げに土や漆喰を使って仕上げました。

漆喰の原料は石灰と海苔です。
石灰は、石炭が使えるようになるまでは、海岸で貝を集めて野焼きをして、貝灰を使ったはずです。
海苔は、つのまたを煮て作りました。

ことほど左様に、基本は同じなのですが、日本各地で取れるそれぞれの素材は微妙に違います。
そこに各地での材料つくりの方法が生まれ、伝習されていくようになります。

これらのことに少し思いをはせ、泥団子一つ作る中に私たちの先達がどのようなことを考え、土をわがものとしてきたのかを考えるのもまた楽しいものですね。

大の大人が、小さな泥玉を手に一生懸命磨いて光らせるなんて、考えてみれば、なんて滑稽な姿でしょう(笑)。
「それ作ってどうするのですか?」とは、よく耳にする言葉。

それでも、あなたは、作りますか?(笑)

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from: ジージさん

2009年11月11日 10時04分18秒

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「Re:Re:十から百は知っているけど、一から十を知らねえんだよ!」
> それ作ってどうするのですか?

ジージも陶芸をやってるが、商売なら「作って売る」「作って日展に出す」だろうけど趣味でやってるので「作って、あちこち並べてる」だけね。
近所の人が「あれ、良いね」といえば「どうぞ」と差し上げる。
「好きで、作っているだけ」・・・。こんな贅沢な遊びってないね。

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