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from: コナンさん
2026/02/19 11:53:51
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(❁´◡`❁) 介護か・ホームか
「家に帰りたい...」
© THE GOLD ONLINE
高齢の親の介護や住まいの選択は、家族にとって大きな決断です。
自宅での生活継続が難しくなったとき、施設入所は現実的な選択肢となります。
しかしその決断は、本人の生活環境だけでなく、
家族関係や心理的負担にも影響を及ぼします。
安全と尊厳、安心と自立――その間で揺れる葛藤は、
多くの家族が直面する課題といえるでしょう。
「家に帰りたい...」特養に入所した母の一言
「もう家には戻れないの?」
面会室でそう尋ねたのは、特別養護老人ホームに入所して
半年になる山本春子さん(仮名・90歳)。
問いかけを受けた娘の直子さん(仮名・64歳)は言葉を失いました。
「...ここで暮らすのが安心だからね」
そう答えながらも、胸が締めつけられる思いだったといいます。
春子さんは夫に先立たれ、築50年の持ち家で一人暮らしをしていました。
年金は月約13万円。住民税非課税世帯です。
転機は88歳の頃でした。
転倒による骨折をきっかけに歩行が不安定になり、要介護2の認定を受けました。
直子さんは車で40分の距離に住んでおり、週3回の訪問介護と見守りを続けていました。
「できるだけ自宅で暮らさせてあげたかったんです」
「次は命に関わるかもしれない」
担当ケアマネジャーからも施設入所を勧められました
厚生労働省『令和4年 国民生活基礎調査』によれば、
要介護高齢者の主な介護者の45.9%が同居家族。
別居での介護は物理的負担が大きく、
継続が難しいケースも少なくありません。
直子さんは悩んだ末、特別養護老人ホームへの申請を決断しました。
要介護2でしたが、独居と転倒リスクから特例入所が認められたのです。
「経済的には現実的な選択でした」
直子さんはそう振り返ります。
入所当初、春子さんは穏やかでした。
転倒リスクも低下しました。直子さんは安心したといいます。
「これで安全に暮らせると思いました」
半年後に訪れた変化
「家の台所が夢に出るの」「庭の花はどうなったの?」
面会のたびに、思い出すように自宅の話をするようになりました
そしてある日、ぽつりと尋ねました。
「もう家には戻れないの?」
「自分の家に帰りたい」という思いは消えませんでした。
直子さんの胸にも迷いが生まれました。
けれど同時「自宅では安全を守れなかった」という現実もはっきり分かっていました。
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入所は医学的にも介護的にも合理的な判断でした。
転倒リスクは減り、生活は安定しています。それでも直子さんは言います。
「母の"帰りたい"という気持ちを、私が断ち切ってしまった気がするんです」
ある日の面会で、春子さんはふと涙を浮かべました。
「ここも悪くないよ。でもね...」
その先の言葉は続きませんでした。

直子さんは今も週2回、面会に通っています。
「母の安全は守れている。でも、心はどうだろうって思うんです」
高齢期の住まいを決めることは、
安全と尊厳、安心と自立のあいだで揺れる難しい選択です。
どれほど合理的な判断であっても、
介護の決断とは、正解を選ぶことではなく、
選んだ現実と向き合い続けることなのかもしれません。
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