もう少し描き足しました。質感などの単なる説明ではなく・・と考えています。不思議な存在感。じっと見ていると、本当のかたちがますますわからなくなっていく。形が少しずつ変化しているのは間違いないし。どう描いていいかわかりません。疑問は疑問として残しながら、試行錯誤です。写真ならパッと一瞬の時間で対象を把握しますが、人間の眼はそうはいきませんね。一つのところを把握しているうちに、ほかが動いていく。死んでいる花ですら動く。光も変わるし・・。毎日、違って見えるのはこちらの心理状態や体調も影響しているに違いない。やれやれです。

結局、描き直しています。なかなか進みません。

コップや枯れたゆりに絡みつく空気、光を描きたいのですけれど、花びら、葉がどうみても弱い・・。ドライフラワーになっているのに、描き始めた頃に比べて、形がだいぶ変わってしまいました。描きなおそうか、どうしようか迷っています。

やはり、新宿美術研究所で描きました。これも下と同じモデルさんです。カタチがでたらめ・・。う〜ん、５分はあっという間ですね。しかし、クロッキーでは１分というのもあるし、カタチの正確さや細かいことを云々するより大きな流れをつかまえることに集中するべきかもしれません。「ここがきれい・・」と感じたことを、何か一つ拾えれば、それでもいいでしょうし。いろいろ自由に試せるところも、クロッキーの面白さといえそうです。

下と同じモデルさん。あまり似ていません。光を何とかとらえたかったけれど、なかなか進みませんでした。

２０分ポーズでした。頭をきっちり入れたいところ。はみ出てしまいました。